オティヌス「私と上条のいちゃいちゃ逃亡生活」
- 2014年02月16日 21:40
- SS、とある魔術の禁書目録
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- 1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 00:29:41 ID:/MSsa8pM
- 新約9巻のネタバレ注意
新約9巻以降の勝手な妄想ですがそれでもよければどうぞ読んでってください - 2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 00:34:50 ID:/MSsa8pM
オティヌス「なぁ上条」
上条「なんだよオティヌス」
オティヌス「お前は言ったな、『船の墓場』で。世界を敵に回してでも私を守ってくれると」
上条「ああ、言った」
オティヌス「絶対だな?」
上条「ああ、もちろん」
オティヌス「なら今助けろ」
上条「何をだよ」
オティヌス「おしっこ漏らした」
上条「!?」- 5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 00:42:48 ID:/MSsa8pM
- 上条「は?お前マジか!?魔神のお前が!?」
オティヌス「だ、だってお前、こんな街中をずっと歩くなんて緊張して、タイミングが……」
上条「いやお前、ちゃんと言えよ。とりあえずホテルとってシャワーでも浴びよう」
オティヌス「ご、ごめん上条……」シュン
上条「いいって、俺も気づいてあげられなくてゴメンな」ナデナデ
オティヌス「うぅ……今度からは気を付けるから/////」
上条「ああ、頑張れ」 - 6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 00:44:31 ID:/MSsa8pM
ホテル
上条「よし、じゃあシャワー終わったら少し待っとけ。俺はお前の下着買ってくるから」
オティヌス「あ、ああ……」
上条(この逃亡生活が始まってオティヌスもだいぶ丸くなったなぁ)スタスタ
上条(なんか嬉しい…でも下着の店で怪しまれたりしないかな…)
上条(まぁ逃亡生活が始まってから俺も髪形をストレートに変えたから、そう簡単にはバレないはず…)
上条(まぁ一応マスクしてくか…)
上条(あれ?今の俺マジモンの不審者じゃねぇか)- 7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 00:46:36 ID:/MSsa8pM
オティヌス(ふう…私ともあろうものが、とんだ失態だ…)
オティヌス(街中はあまり来たことがないから緊張してしまった…)
オティヌス(アイツに……嫌われてないかな…?)
上条「おーいオティヌス、下着買ってきたからはけよー」
オティヌス「」ハッ
オティヌス「ああ、そこに置いといてくれ」- 8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 00:47:32 ID:/MSsa8pM
上条「お、穿いたか。トイレに行きたくなったらすぐに言うこと!分かったか?」
オティヌス「わ、分かってる。もう大丈夫だ」
上条「しかし、未だに見慣れねーな、お前の黒髪」
オティヌス「そうか?結構似合ってると思うが」
上条「もちろん似合ってるよ。でも何十万年も金髪のお前と一緒だったからさ。新鮮だよ」
オティヌス「それは私も同じことだぞ。何十万年もツンツン頭のお前と過ごしてたからストレートのお前は新鮮だ」
上条「俺もお前もお尋ね者だからな。多少は目眩まししとかねぇとやばいだろ」
オティヌス「まぁそうだな」- 9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 00:48:19 ID:/MSsa8pM
オティヌス「………ふふ」
上条「ん?どうしたいきなり」
オティヌス「いや、大したことじゃない。ただ楽しかっただけだ」
オティヌス「こうして誰かと気兼ねなく話すということが、こんなにも素晴らしい事だったとはな」
オティヌス「やっぱりお前こそが私が最も欲していた『理解者』だ」
上条「はは、そう言ってくれると嬉しいよ」
上条「時間なんてたっぷりあるんだ。いつだって、何度だって話してやるさ」
上条「俺にとっての本当の『理解者』も、もうお前しかいないんだから」- 10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 00:50:03 ID:/MSsa8pM
- オティヌス「ただな、その、私はお前とは『理解者』の枠を飛び越えた関係になりたいと……/////」
上条「……」コクリ…コクリ…
オティヌス「あれ、上条?」
上条「」ハッ
上条「わりぃ、ちょっと疲れがたまってたみたいだ」
オティヌス(こいつ…)
上条「まぁでも寝るにはちょっと早過ぎだな。何かしたい事とかあるか?」
オティヌス「したいこと……?」 - 17 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 10:08:16 ID:/MSsa8pM
オティヌス「すまないが、私はそういうのは分からないんだ。お前がしたいことをしよう」
上条「俺がしたいこと…ねぇ…」
上条「そうだな…。お前と話がしたいな」
オティヌス「?今までも話していたじゃないか」
上条「いや、別に特別な話がしたいわけじゃないんだよ。ただ普通にお前とおしゃべりしたいだけだ」
オティヌス「そ、そうか…////」- 18 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 10:10:33 ID:/MSsa8pM
- 上条「お前のことをもっと理解するために色んな話が聴きたいんだ」
上条「聞かせてくれるか?」
オティヌス「きゅ、急に言われても、何を話してよいのやら…」
上条「何でもいいんだよ。これまで体験した事とか、今日お漏らししたこととか」
オティヌス「おい、その事は蒸し返すな。殺すぞ」
上条(コイツが言うとシャレになんねぇ…てか俺数えきれないほどコイツに殺されてたわ)
上条「ごほんごほん……じゃあそうだな。お前の好きな物とか嫌いな物の話をしてもらおうかな」 - 19 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 10:12:52 ID:/MSsa8pM
- オティヌス「……そんな話、お前にとって何も得られるものは無いぞ」
上条「あるさ。お前のことをもっと理解できる」
オティヌス「っ/////」
上条「さ、話せよ」
オティヌス「ああ…そうだな…どこから話そうか…」 - 20 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 10:14:33 ID:/MSsa8pM
チュンチュン
オティヌス「でな、私が……」
上条「オティヌス」
オティヌス「ん?なんだ上条」
上条「おま、外見てみろ。朝だぞ」
オティヌス「おお、本当だ。お前があんまりにも聞き上手だからつい話し込んでしまったよ」
上条「……もう一日、このホテルに泊まろう。今からでもとにかく寝よう?な?」
上条「こんなんじゃいざってときに走れねぇからな?」
オティヌス「むぅ…まだまだ話したいことは山ほどあるというのに…」
上条(そりゃそうだろうけども)- 21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 10:16:13 ID:/MSsa8pM
- 上条「まぁとにかくまずは寝よう!話はまた歩きながらでも聞くさ」
オティヌス「絶対だからな!お前には私のことをもっと理解してもらわねばならん!」
オティヌス「それにまだ私が一番好きなモノが何なのか伝えていないからな!!」
上条「絶対聞くよ。じゃあオティヌス、おやすみ」
オティヌス「ああ、おやすみ上条」 - 22 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 10:25:58 ID:/MSsa8pM
- ―――――――――――――
―――――
上条「う~…ん…と…時間は…」チラ
上条「11時か…もうすぐ昼だな……」
上条「オティヌス、起きろ~。もう11時だぞ~」ポンポン
オティヌス「んぅ…もうそんな時間か……」
上条「どうする?今日もここに泊まるからあんまり遠くには行けないけど、どこか行きたいところあるか?」
オティヌス「うぅむ……行きたいところか…」
上条「お前が行きたいところでいいんだぞ」 - 23 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 10:30:48 ID:/MSsa8pM
オティヌス「……私は、お前の行きたいところに行きたい」
上条「俺はお前の行きたいところに行きたいんだよ」
オティヌス「私もだと言っているだろうが」
上条「強情な奴だな」
オティヌス「お前こそ」
上条「………」
オティヌス「………」
上条「……ふふ」
オティヌス「ククク…」
上条「お前が強情なのは今に始まったことじゃなかったな。ずっと前から分かってたことだった」ニヤッ
オティヌス「よく分かってるじゃないか。さすがだな」フフ- 29 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 13:47:28 ID:/MSsa8pM
- 上条「じゃあこうしよう!適当に街をぶらついてお互い気になった店があればそこに一緒に入る。どうだ?」
オティヌス「いいんじゃないか?」
上条「そうと決まればさっそく支度しよう」
20分後
上条「着替え終わったかーオティヌス」
オティヌス「ああ、いつでも行けるぞ」
上条「ばか、マスク忘れてるぞ。俺の貸すから、ほら」スッ
オティヌス「え、これ、お前がしてた奴か!?//////」
上条「なわけないだろ、新品だよ」 - 30 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 13:48:53 ID:/MSsa8pM
- オティヌス「なんだ……」シュン
上条「おい、何を落ち込んでんだ。行こうぜ」
オティヌス「ああ…」
―街―
上条「それにしても、お前の髪の色だけじゃなくて服装も見慣れんな」
オティヌス「私が普通の服を着ていることがそんなにおかしいか?」
上条「いんや、あんまり似合ってるもんだからさ」
オティヌス「ふ、ふん…////」 - 32 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 13:52:22 ID:/MSsa8pM
- 上条「どうだ?何かいい店は見つかったか…」
オティヌス「いや、今のところは…」
上条「ん。そっか」
上条「ゆっくりでいいんだ。時間はたっぷりあるんだし」
オティヌス「ん」 - 33 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 13:53:27 ID:/MSsa8pM
オティヌス「……」モジッ
上条「?」
オティヌス「……」モジモジ
上条「……」
上条「オティヌス」
オティヌス「な、なんだ!」
上条「トイレに行きたいなら素直に言えって言っただろ」
オティヌス「ほ、ほう……さすが私の『理解者』…なんでもお見通しというわけか」モジッ
上条「いいから早くトイレいくぞー」
オティヌス「ああ…」- 34 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 13:57:24 ID:/MSsa8pM
ジャー
オティヌス「ふぅ……」
上条「今回は間に合ったから良かったものの、なんでまた言わねぇんだよ」
オティヌス「う、うるさいな…」
上条「まぁ気を取り直して進もうぜ」
オティヌス「うぅ…」- 35 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 13:58:41 ID:/MSsa8pM
上条「どうだよ、結構経つけどいいモン見つけたか?」
オティヌス「まだだ。そう言うお前こそどうなんだ」
上条「俺もまだだな」
オティヌス「なんだ。結局私たちは街をぶらぶらするだけで何も買っていないな」
上条「まぁ、いいんじゃないか、こういう日も」
オティヌス「…これが『普通』なのかもしれないな…」
上条「そうかもな」ハハハ- 36 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 14:06:31 ID:/MSsa8pM
- 上条「おっ、あれは…」
オティヌス「ん?どうした、何か見つけたのか」
上条「いや…ちょっとな…」
上条(この店のネックレス…御坂妹に贈ったやつと似てるな…)
上条(あの世界で俺を奮い立たせてくれた『あいつ』は今どこにいるんだろう)
上条(『あいつ』がいてくれたから、俺は―――)
上条(……今頃、インデックコメント一覧
-
- 2014年02月16日 21:46
- 早いな、素晴らしい
-
- 2014年02月16日 21:48
- とある魔術の禁書目録←タイトル詐欺だよな…はぁ
-
- 2014年02月16日 21:49
- 実際10巻ってどうなるんだろうな
全く想像できない・・・
-
- 2014年02月16日 21:50
- 続編もまとめるのかな?
-
- 2014年02月16日 22:02
- ※2
かまちー「タイトルの『禁書目録』が作中登場するヒロインの事だと言った覚えは無い」キリッ
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- 2014年02月16日 22:06
- ※2
何がどうタイトル詐欺なのか…読んでないのに無理していちゃもんつけんでも
-
- 2014年02月16日 22:19
- オティヌスさん妖精化で魔神としては機能しなくなっちゃったんじゃなかった?
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- 2014年02月16日 22:23
- ※6
メインヒロイン交代の危機だからね、仕方ないね
特別な存在には違いないが、それすら魔神が追い越しそうだからなあ
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- 2014年02月16日 22:25
- ヤヴァイ、禁書目録()になってるじゃないか
もう「とある魔神の〜」とかでいいだろ
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- 2014年02月16日 22:28
- 原作者は風呂敷畳む気あるのかな?キャラ出し過ぎだろ
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- 2014年02月16日 23:00
- 10巻でデレる魔神が楽しみで仕方がない
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- 2014年02月16日 23:28
- 新訳になった時にタイトル変更するべきだったな
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- 2014年02月16日 23:30
- よーわからんが原作では上条さんがラスボスになったのか
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