米国のプロ野球リーグMLB が、リーグに所属する各球団のスタジアムにアップルの
iBeacon を導入すると発表しました。すでにロサンゼルス・ドジャースの本拠地ドジャースタジアムとサンディエゴ・パドレスの本拠地ペトコパークへ、それぞれ65個のiBeacon が設置済み。今後2014年シーズンの開幕までに、20以上のスタジアムへ導入予定です。
iBeacon とは、アップルがiOS 7で搭載したBluetooth Low Energy ベースの機能。iBeacon 対応のiPhone やiPad がiBeacon 発信機に近づくと、様々な情報をプッシュ通知します。対応端末や設定方法は
アップルのサイトへ。
具体例としては、米国内のアップルストアにはiBeacon が設置されており、入店するとその店で利用できるサービスなどがApple Store アプリへプッシュ通知されます。
MLB の場合も、球場でのiBeacon サービスを利用するには専用アプリMLB.com At the Ballpark が必要です。アプリはiOS 版とAndroid 版が
無料配信中。iOS 版の現バージョンはiBeacon 非対応ですが、シーズン開幕に合わせてアップデートする予定です。
アップデート後のアプリの機能や、球場で具体的にどのようなサービスが受けられるかは3月中に発表予定。なおMLB は昨年、アプリをインストールした端末を持って球場内のショップへ行くと、デジタルクーポンが送られてくるというデモをおこなっています。