ふれあった動物がエサになる 残酷な「園内リサイクル」 〈AERA〉-朝日新聞出版|dot.(ドット)
子どもに命の大切さを学んでもらう。そのために、犠牲になる動物たちがいる。ふれあい動物をエサにする、横浜・野毛山動物園の実態とは。
その園内に、小動物とふれあえる「なかよし広場」がある。主に子どもたちが、動物との接し方や命の大切さを学ぶために、設置されているという。だが、ふれあいに使われた動物たちがどんな運命をたどることになるのか、子どもたちに説明されることはない。
「園内リサイクル」
職員がそう表現する現実が、動物たちを待っているのだ。リサイクルとは、ほかの肉食動物のエサになることを意味する。
「弱っているもの、病気やケガで治療しにくいものをエサにする形で活用しています」
「人道的な方法で一瞬で死ぬから苦痛はない。公表はしていないが、大人の来園者に聞かれたら説明しています。食育につながればいいと思う。今後もこの状態を続けていくつもりです」
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