大阪市の職員らが葬儀業者から「心付け」(※)を受け取っていたことで「免職処分」

されたのは重過ぎるとして、取り消しを求めていた裁判で逆転敗訴しました。

画像:【大阪市役所】
大阪市役所
http://ja.wikipedia.org/wiki/大阪市

※「心付け」
世話になる人に感謝の気持ちを示すために与える金銭や品物。祝儀。チップ。
葬儀やホテルなどで行われることが多い。

懲戒免職された9人は大阪市の斎場職員で、は2002~2010年の間に計約700万円の「心付け」

葬儀業者から受け取っていたとして懲戒免職されましたが、大阪市を相手取り、「処分が重過ぎる」として、

裁判に訴えていました。

なお、「心付け」を受け取っていたのは22人で計約950万円。

うち免職となったのが原告9人を含む10人となっています。

第一審の大阪地裁では原告らの主張が受け入れられましたが、20日、大阪高裁は

「市民の信頼を失墜させる悪質な非違行為。
懲戒免職処分は市の処分指針と整合性があり、問題の行為は収賄(しゅうわい)と共通する側面もあり、裁量権の逸脱があるとは言えない」
「調査手続きにも違法性はなかった」

とし、第一審の判決を破棄、原告の請求を棄却しました。

今回の件に【ネットの声】は・・

  • また大阪か
  • 普通にワイロだろ
  • 大阪は入れ墨職員とか不祥事が多いな
  • 赤信号みんなで渡れば、何とやら
  • 公務員が関連業者から謝礼や賄賂を受け取ったら免職になるのは妥当
  • 橋下市長の成果?
  • 葬儀屋が金渡して便宜図ってもらってたんだな
  • いい小遣い
  • 葬儀業者ってこういうの実際多いよ。表ざたにならないだけで
  • 裏金だから脱税もしてたんだろうな

などがあるようです。

約8年間で計700万ですから、一人当たり年間10万円ほどの「心付け」をもらっている計算になりますね。

金額に対して、免職処分は少し重いとも思いますが、「収賄」と共通する部分があるのが悪質とみられた

ようです。

悪くみれば、葬儀業者と公務員の癒着という見方です。