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東京エスノ : ソチ五輪「敗者の弁」に思う (日刊スポーツ) - ライブドアブログ
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長島圭一郎、スピードスケート悔しさ残る6位インタビュー



 熱戦が繰り広げられたソチ五輪がいよいよ幕となる。日本人選手のメダル獲得など今回もさまざまなドラマが生まれたが、記者の習性としては、やはり「敗者の弁」に注目してしまう。デリケートな状況で搾り出される言葉にその人らしさが出るし、マイクを向ける側の難しさがあらためて身に染みるのだ。

**********

 テレビを見ていてつらかったのは、表彰台を逃したスピードスケート加藤条治(5位)長島圭一郎(6位)両選手の試合後インタビュー。決まりなのでインタビューエリアに来たものの、2人とも悔しさで何も話したくないオーラがいっぱい。ひるんだインタビュアーも質問を見失ったのか、かみ合わないやりとりで後味の悪さが残ってしまった。

 「悔しいです」「分かりません」。応援する人も見ている公式インタビューでひと言しか話さないなら、それこそが個性。無難な慣用句よりよほど人間味がにじんでいるのだから、聞き手はそのまま「ありがとうございました」と切り上げれば良かったのにと思う。テレビの習性として尺が必要なのか、オランダ勢の分析とか気持ちのコントロールとか、まとまらない質問が続き、ぶっきらぼうなやりとりだけが垂れ流されてしまった。そのへんを心配したスタジオ解説の堀井学氏が、視聴者に「悔しくて情けない気持ちをくんでやってほしい」と涙目でわびていたのが印象的で、ある意味でこれもソチ名場面になった。

 聞き手の力量と本人の人柄がかみ合っていたのは、スキー・ジャンプ女子4位の高梨沙羅選手。インタビュアーは五輪経験豊富なNHK工藤三郎アナウンサーで、選手の気持ちに寄り添いつつ的確な質問がさすがだった。「どうですか、初めてのオリンピックが終わって」。17歳の孫を励ます60歳みたいな優しい声に勇気を得たのか、高梨選手は「皆さんへ感謝の気持ちを伝えるためにここに来たので、いい結果を出せなかったことはすごく残念です」と、立派な第一声を述べた。

 世界戦では無敵でありながらの4位。「いつもの大会とオリンピックは違うところはありましたか」(工藤アナ)「やることは一緒と挑んでいたつもりでしたが、やはりどこか違うところがあるなと感じました」(高梨)。4年後がある人への質問とあって、こちらが聞きたいことをちゃんと聞いてくれたし、高梨選手もきちんと答えてくれた。最後に工藤アナが「よく頑張りました」。これには高梨選手も思わず涙ぐんでうなづいていたけれど、泣かないように必死にインタビューを受けていた17歳の責任感がよく分かった。

 今大会の「敗者の弁」で個人的に最も感銘を受けたのは、女子モーグルの上村愛子選手。5度目の五輪出場で、7位→6位→5位→4位ときて悲願のメダル獲得に臨んだ大会だった。誰もが「獲らせてあげたい」と見守ったが、結果は4位。腫れ物に触るようなインタビューは選手本人も見る方もつらいと案じていたら、上村選手は自分から「聞きづらいでしょうけど、まっすぐ聞いてください」ととびきりの笑顔を向けた。こんな時でも相手を気遣い、自分から先手を打ってくれる人柄に圧倒された。

 インタビューでは「自分らしい滑り」ができたと納得しており「すがしい気持ち」と何度も語った。「失敗なく攻めて滑りたいというのが3本全部かなったので、すがすがしい気持ちになるんだなぁ、って」。最後の五輪とあって、受けた質問には言葉を尽くして明るく語り、カメラには泣きまねポーズをして愛子スマイルを見せてくれた。16年間を総括し「メダルはないんですけどね、頑張ってよかったと思います、はい」。プレーも言葉も振る舞いも、何もかもがかっこよかった。

 負けたばかりの選手にあれこれ聞くなという意見もよく耳にするけれど、勝った人の喜びだけ伝えるスポーツ競技って面白いのだろうか。敗者のすごさが伝わって初めて勝者の偉業が輪郭を持つ。血のにじむ努力をしたのに明暗が分かれてしまうところに共感とドラマがあり、ライブで発せられた言葉が、その人と競技の魅力を際立たせるのだ。頑張ったのにスルーされることほど淋しいものはない。コメントを求められるのは「この人について知りたい」と思わせる魅力があるからで、インタビューエリアに呼ばれることは、すごいことなのである。

 もちろん、聞く側、メディア側のスキルアップも求められるのは当然のことで、自戒を込めて肝に銘じるばかりである。

【梅田恵子】


ソチ五輪「敗者の弁」に思う
日刊スポーツ 2月23日(日)14時49分
http://sochi.headlines.yahoo.co.jp/sochi/hl?a=20140223-00000027-nksports-ent



2014/02/23 15:15
そもそも出場し、メダルには及ばなかった選手へのインタビューを「敗者の弁」などと言っている時点で大変失礼な話だと思うのだが。


2014/02/23 15:09
個々の選手はともかく、金5個を目標に挙げていた団長の敗戦の弁を聞きたいのだが...


2014/02/23 15:17
選手はみんな一生懸命やったよ!


2014/02/23 22:10
その前にメダルを取れなければ敗者なのか?

よく考えて欲しい。



2014/02/23 15:23
メディアの報道力劣化がよくわかった。
あと、真実報道しないアホ記者ばかりでがっかり



2014/02/23 15:09
概ね敗者への質問がくどい。


2014/02/23 22:20
試合の中継すらないのに、メダル取ればやんややんやの大騒ぎ。
普段からもっと世界大会中継しろよ。
フィギアだけが冬期五輪じゃないんだよ!



2014/02/23 22:18
上村はよく頑張った。
敗者とは思わないが。

日刊スポーツはなぜ敗者の弁という記事で上村の写真を出してきたのか。
その感覚がよくわからん。

記者には一般人としての常識を必死に勉強することを提言する。



2014/02/23 22:18
「敗者の弁」ってなんか失礼だな


2014/02/23 22:20
4年に1回しか取り上げないでオリンピックイヤーだけ「メダル、メダル」・・・

JOCもそうだけど、マスコミも「売らんかな」記事だけじゃなく、
もっと真相報道を追求してもらわないと。

煽り報道でプレッシャーをかけた結果真央ちゃんや沙羅ちゃんのようにメンタル面で追い詰められるんじゃないのかな??
ただでさえ、一般人の想像を超える努力と練習を重ねてるわけですから。



2014/02/23 22:18
マスコミは、日本の選手が競技に集中し、結果が出なくても次頑張ろうと思えるような報道を真面目に考えて欲しい。


2014/02/23 18:58
五輪の難しさと言うよりマスコミのプレッシャーに
選手は大変だったのではないでしょうか?



2014/02/23 19:08
ならもっと勝者にスポット当ててくださいな、日本人じゃない、とかいう言い訳は認めません。勝者があるから敗者がいるわけです。この相対関係がマスゴミは分からないでしょ?だって自分たちのやりやすい取材対象しか取り上げないんですもの。これもそれの言い訳でしょ?選手は言い訳しないんだよ。あんたらは言い訳ばかり。反省もゼロ。


2014/02/23 22:36
勝っても負けても、聞きづらかろうが話しづらかろうが、まずは労を労って『お疲れ様でした』の一言は冒頭に伝えるべき。
放送の都合でカットしているのかどうかは知らんが、勝った選手にはともかく負けた選手にそう伝えるシーンをほとんど見ない。結果的にメダルを獲ろうが獲ってなかろうが、同じように全力を尽くしたんだからね。



2014/02/23 16:29
口うるさい視聴者やマスコミを気にして、悔しくないのに悔しいなどと言わせるインタビューはやめて欲しい。本音が聞きたい。


2014/02/23 22:29
試合後、全てのマスコミ集めて共同会見やれば話は1回で済むのだが、各テレビ局が独自でやるから同じ事を何度も質問され、答えさせられる。選手はこれだけで余計くたびれるよ。


2014/02/23 22:40
競技が終わって直後にコメントを求めるのは酷だと思う。フィギュアスケートの場合、翌日まだフリーが有るにも関わらずコメントを求めるのは改めた方が良いのではないだろうか?選手に余計な負担を掛けてるように感じる。


2014/02/23 22:35
マスコミが本人の実力以上に人物像を作り上げてしまうから、メダルが取れなかった時にインタビューしづらくなってしまう。スッキリなどの情報番組は特に酷すぎる。メダルが取れなかった選手のインタビューをVTRで見た後に好き勝手言いまくっているけど、オマエらに選手の何が分かっているんだよって言いたくなる。


2014/02/23 22:18
インタビューされる側からすれば、言い方一つで叩かれることになるから聞かれる側も大変だね
昔インタビューで毒づいて叩かれた人いたな〜そういえば



2014/02/23 22:40
いや違う。
アスリートは自分の完成度は一番わかってるのに。

聞く側の状況の理解力もあると思います。
インタビューを聞いてて、『?』と思うことは多々あります。

少なくとも、どの選手に対しても今後の進退についての
質問は必要はないと考えます。



2014/02/23 22:49
敗者の弁なんて、一言二言でいいです。
浅田真央のショートプログラムの後の、気が動転してるような表情してる場面でも、何回も同じ用な質問繰り返すマスコミには怒りを覚えた。



2014/02/23 22:19
マスコミっていうのは、どっちにしろイベントで飯食うんだね。


2014/02/23 22:39
聞く必要がないのだよ。 テレビカメラも、入る必要のないところまで入りすぎる。 聞くべきでないことを、聞きすぎる。 
報道とはどうあるべきかを充分考えて上で、メディアは行動してほしい。 各メディアの上層部から末端のカメラ及び記者までが、選手を追い回したり対決・決戦煽ることを当たり前と勘違いしている。



2014/02/23 22:22
日本のマスコミはレベルが低い


2014/02/23 22:46
たしかに1番になれなかったのは悔しいかもしれないけど
世界最高レベルに立ってるんだよ
なんでもかんでも金だ!メダルだ!って騒ぎ立てる方がおかしい



2014/02/23 22:48
司会にジャニタレいらん視聴者は競技を見たい。


2014/02/23 22:34
何十年も前から同じようなケースはあるんだから、ノウハウの伝授くらいしろよ。
ITがいくら進化しても、会話の心得は変わらないだろう。



2014/02/23 22:29
敗者にインタビュー出来る程度の見識と常識持った記者やリポーターなんて皆無じゃないか。マスゴミがせめてマッスグゴミ程度には成長しないと無理。何も聞かんでも事実関係だけの報道でいい。


2014/02/23 22:48
聞き方が最悪。今の心境は?敗因は?悔しい。わからない。これ以外ないだろうが!分かってることを聞いて仕事してるような勘違いするなよ。


2014/02/23 22:49
インタビューを見ていたら、「今の気持ちを聞かせてください」とか「今の気持ちを一言」と言ってくる記者がいる。これを見ていると震災時に被害者に対して言っていたことを思いだす。人の心を抉るような姿勢はまったく変わっていませんね。


2014/02/23 22:26
スポーツに限らず事実をありのまま淡々と報道してりゃいいんだよ。
知る権利とかぬかして要らん事根掘り葉掘り選手だけに留まらず選手の家族や友人知人にまで迷惑顧みず聞いて回ってるから叩かれてるんだよ。
いい加減自覚しろ馬鹿。



2014/02/23 22:42
聞き手(記者)があまりにも選手をリスペクトしていない。
新聞記事はもちろんTVでのインタビューもしかり。
聞き手のレベルアップを強く望む。
選手達は選ばれて世界の大会で戦っている。聞き手がそれをどれだけ認識しているのかはなはだ疑問だ。



2014/02/23 15:52
最近の日本は政治家や官僚のレベルよりも
メディアのレベルの低さの方が社会的にも問題だと思う。



2014/02/23 18:57
負けたばかりの選手にあれこれ聞くなという意見もよく耳にするけれど、

梅田さんさ、別に何も聞くなよ、ってことじゃないんだよ。

マスコミのデリカシーのない質問の仕方が批判されているのであり、それによってインタビューの対象者を傷つけていること、気を遣わせていることが批判されているの。

このコラムじゃ、「私たちマスコミは正しい、間違ったことはしていない。だって、マスコミなんだもの。でも読者/視聴者がウザいこと言うから気を遣います。」って言ってるに過ぎない。

世の中、マスコミを中心に回っているわけじゃない。読者/視聴者も自分で考えること/感じることができる。

だから、意見を押し付けないでくれ。正しい事実/情報を、正しく伝えてくれ。

出なきゃ、権力だけじゃなく国民もあなたたちを攻撃するぞ。






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2014年02月23日 23:51 │ ヤフコメTB(0)TOP↑

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