ドラッグ大国として有名なメキシコ最大の麻薬組織リーダー逮捕されました。

画像:【”エル・チャポ”ことホアキン・グスマン】 
”エル・チャポ”ことホアキン・グスマン  
http://abcnews.go.com/International/worlds-wanted-drug-lord-captured-mexico/story?id=22634255

現地時間の22日午前6時ごろ、メキシコ海兵隊は13年間追跡してきた国内最大の麻薬組織「シナロア・

カルテル」のリーダー”エル・チャポ”ことホアキン・グスマン(56才)をリゾート地マサトランのホテルで逮捕。

”エル・チャポ”ことホアキン・グスマン(2)
http://www.theguardian.com/world/2014/feb/22/joaquin-guzman-mexico-drugs-arrested

”エル・チャポ”ことホアキン・グスマン(3)
http://rt.com/news/mexico-drug-kingpin-guzman-285/

シナロア・カルテル
今回逮捕されたリーダーのグスマンほか4人で1989年に結成されたメキシコ最大の麻薬犯罪組織。
ナンバー2だった男は2010年にメキシコ軍に射殺されているため、残る4人が懸賞金にかけられています。
これまでアメリカに200トン以上の麻薬を運んだとみられています。
麻薬の密売のみならず、様々な犯罪に手を染めています。

銃撃戦などはありませんでいた。

メキシコ軍はアメリカからの情報を基に、5週間にわたり、追跡を続けていました。

グスマン容疑者はすでに麻薬絡みの数多くの犯罪で訴追されており、メキシコ政府は逮捕につながる有力

な情報に500万ドルの懸賞金を提示していました。

画像:【懸賞ポスター】
懸賞ポスター

同時に仲間の13人が逮捕され、長銃97丁、短銃37丁、グレネードランチャー2丁、対戦車砲1基、車43台、

民家16戸と農場4ヶ所が押収されています。

グスマン容疑者はアメリカに密輸されるコカインの30~50%を管理していたとされており、資産は10億ドル

で、2009年のアメリカ経済誌「フォーブス」における富豪ランキング701位となっています。

ドラッグにまみれ、マフィアによる市民まで巻き込んだ虐殺が繰り返されているメキシコですが、リーダーの

逮捕で組織に多少の影響はありそうです。