水銀燈、間違える。
- 218 :名無しさん:2014/02/23(日) 00:43:48 ID:y6pTiKKk0
- §桜田ジュンの部屋
人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人
Σ て
Σ びっくりするほど薔薇乙女! て人__人_
Σ びっくりするほど薔薇乙女! て
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翠星石「ッ!? ど、どうしたですか真紅!? 突然、素っ裸になって、そんな変な踊りを?」
雛苺「気でも違ったのよ!?」
- 219 :名無しさん:2014/02/23(日) 00:52:14 ID:y6pTiKKk0
- 真紅「…いいえ、私は到って正常よ。そしてあなた達のそのリアクションも実に正しい。
けど、素っ裸ではないわ。乙女として最後の恥らいのヘッドドレスだけはつけている」
翠星石「はぁ? つーか、ヘッドドレスだけ残していても全裸と大した差は…」
雛苺「と、とりあえず服を着てなの真紅」
真紅「実はね、今のパフォーマンスをジュンの前でもしてみたの」
翠星石「チビ人間の前でも!? その…格好で?」
真紅「イエス、オフコース。しかしジュンはそんな情熱的な私をとても冷たい目で見てこう言った。
『馬鹿も休み休みやれよ』…ってね。私の体を張りまくったボケに対して、あまりにもひどくない?」
翠星石「いや、まあ…そりゃ、しょうがねぇところもあるかと思うですよ」
雛苺「ジュンはきっと、ひいちゃってたとヒナは思うの」
真紅「だまらっしゃい。最近のジュンは私達にちっとも構ってくれないとは思わなくて?」
翠星石「復学して学校の方が忙しいんじゃねぇーのですぅ。
確か『しゅげい部』という部活にも入ったとか言っていたような言っていなかったような」
雛苺「うぇ? しゅげい部って何なのよ?」
翠星石「しゅげい部も知らないのですか、チビ苺は」
雛苺「うぃ…。教えてぇ翠星石」
翠星石「しょうがないですね。いいですか? しゅげい部は正しくは『種ゲイ部』と書き、その名の通りゲイ達が己の種を…」
真紅「今はそんな説明をしている場合ではなくてよ翠星石。
私が言いたいのは、現在の私達とジュンの関係はいわゆる倦怠期というやつだってこと」
雛苺「フライドチキン?」
真紅「それはケンタッキー」
翠星石「給料上げてくれるまで私は働かないですぅーっ!」
真紅「それはストライキ」
- 220 :名無しさん:2014/02/23(日) 00:54:46 ID:y6pTiKKk0
- 真紅「ともかく私達とジュンの間には緊張感があまりにも無さすぎる。
出会ったばかりの頃なんて、ジュンは私に敬語を使っていたというのに」
翠星石「三部の承太郎がジョセフをおじいちゃんと呼んでいた時期と同レベルくらいの刹那でしたけどね」
雛苺「カンチョーをしてもらうために全裸でジュンの前で踊ったのよ? 真紅は?」
真紅「カンチョーをしてもらうためじゃなくて緊張感を持ってもらうためによ」
翠星石「だとしても、目的も方法も間違いまくりですよ真紅ぅ…」
真紅「じゃあ何? 翠星石は他にいい方法が思いつくとでも言うの?」
翠星石「むむむ…」
真紅「ほら見なさい。対案も出せないくせして、アリスたる真紅ちゃんに意見しようとは100年早いわ」
翠星石「ですが真紅…、あっ! そうです。これは真紅の悩みとは関係ないかもしれないですが…」
真紅「ん? 何か私に言いたいことがあるの翠星石?」
翠星石「ええ。翠星石は…カレーが好きなんです」
雛苺「ヒナも、ヒナもカレー好きぃ!」
真紅「なんで突然カレーの話を?」
翠星石「いやいや、話は最後まで聞いてくれです。で、翠星石はうどんも好きなんですよ」
真紅「ふぅん」
翠星石「でも、カレーうどんはあんまり好きじゃねーんです」
真紅「……」
翠星石「……」
真紅「…で?」
翠星石「いや、『で?』と言われても、これで話は終わりなんですが」
真紅「何よ、それ? 今、言わなくちゃいけないこと!? 全然、何も関係ないじゃない!」
翠星石「だから最初にそう言ったじゃねーですか」
雛苺「ヒナはカレーうどんも大好きなのー」
真紅「ふぅ…。全く翠星石、あなた本当に脈絡のない話をしてくれたわね」
翠星石「いやはや、それほどでもないですぅ」
真紅「褒めてない」
- 221 :名無しさん:2014/02/23(日) 00:56:32 ID:y6pTiKKk0
- §nのフィールド・廃墟の街
めぐ「あーあ、暇よねぇ水銀燈」
水銀燈「……」
めぐ「ねぇってば~水銀燈? 無視されると傷つくんだけどぉ?」
水銀燈「うるっさいわねぇ、少しは静かにしてられないの? あなた?」
めぐ「だって暇なんだもーん。現世の病室にでも行って、看護師さん達を脅かしてみようかしら」
水銀燈「やめときなさいよ。洒落になってないわよぉ本当」
めぐ「じゃあ幽霊の私は何をしたらいいのよ! あれもダメ、これもダメ。全然、自由じゃないじゃない」
水銀燈「だーかーら、前から何度も言ってるでしょ。狭間の世界の浮遊霊に飽きたんだったら
さっさと天国なり地獄なりのあの世に行ったらいいでしょうが…って!」
めぐ「そう、そこよ。問題はそこなのよ水銀燈!」
水銀燈「?」
めぐ「天国や地獄があるだなんて本当に言いきれるの? 水銀燈がその目で見たわけじゃあないんでしょ」
水銀燈「それはまあ、そうだけど」
めぐ「よしっ! それじゃあ、こうしましょ!」
水銀燈「?」
めぐ「この廃墟の街の探検をするの! 面白そうでしょ」
水銀燈「急に何を言いだすのよ。それに、ここはだだっ広いだけでどこもかしこも似たような景色」
めぐ「本当?」
水銀燈「ええ。今度は私がこの目で見た本当の話。この辺り一帯は既に調べつくした」
めぐ「…てぇことは、そうかそうかぁ…ウフフ、水銀燈もここでの生活で暇を持て余していたってことね」
水銀燈「……」
- 222 :名無しさん:2014/02/23(日) 01:01:23 ID:y6pTiKKk0
- めぐ「だったら、何もこんなところにいつまでも居ないで、もっとパーッとしたところに引っ越しましょうよ。
まあ、私もあなたもこういう所の方がお似合いだってのも分かるけど…」
水銀燈「私はここが気に入ってるのよ」
めぐ「じゃあ引っ越しは無しで。どこでもいいからnのフィールドの探検に行きたい行きたい行きたい~」
水銀燈「本当に駄々っ子なんだから」
めぐ「…もうっ、水銀燈のいけずぅ~! 水銀燈こそ最近ちょっと不精に過ぎるんじゃないの?」
水銀燈「私は昔からこんな感じよ」
めぐ「ううん。昔の水銀燈はもっとギラギラしてた。表面上はアンニュイを装っていても
内面は『痔郎の豚骨ラーメン』みたいにギットギトだった」
水銀燈「あなた、『痔郎の豚骨ラーメン』なんて食べたことないでしょうに…」
めぐ「ともかく、水銀燈も私とは別の意味でちょっと変よ」
水銀燈「……」
めぐ「私が何に誘っても全然つれないしい。それってひょっとして燃え尽き症候群になってるんじゃない?」
水銀燈「燃え尽き…? 何?」
めぐ「ほら、真紅ちゃんがアリスになってアリスゲームが終わっちゃったわよね。
水銀燈だって、一応それを認めていた。つまり、目的が達成されて、やる気が一気になくなった。違う?」
水銀燈「私は何の目的も達成できてないわよ。でも、そうね…、もうアリスゲームは過去のこと。
今の私は何をすればいいのか分からないってのは、ちょっと当たっている」
めぐ「でしょでしょ」
水銀燈「それで何? 新しい人生の目標でも見つけろって言うの? あなたは?
やれやれだわ。幽霊に生き方について諭されていちゃぁ世話ないわねぇ」
めぐ「そんなつもりで言ったわけじゃないわ。私は生き損ないだったし」
水銀燈「……」
めぐ「でも、生きていたから水銀燈に会えた。目的も未来も無くても水銀燈と出会えた」
水銀燈「あなたが何が言いたいのか、よく分からないわ、めぐ」
めぐ「んーとね、実を言うと私も途中から何を言いたいのかよく分からなくなってきちゃった」
水銀燈「…ふっ、本当にあなたって死んでもまだ、おかしな子ねぇ」
めぐ「あ! やっと笑ってくれた! 水銀燈の笑顔、久しぶりじゃない!」
水銀燈「…っ!」プイッ
めぐ「ああっ!? ちょっ! なんで、そっぽ向いちゃうのよぉ! もう水銀燈ったら~」
- 223 :名無しさん:2014/02/23(日) 01:01:49 ID:y6pTiKKk0
- ラプラス「唐突の訪問、ご無礼。お邪魔いたしますよ水銀燈、柿崎めぐ」スタッ
水銀燈「……」
めぐ「あっ! ラプラスの魔…!? どうして、ここに?」
ラプラス「取り込み中でしたか? 暇を持て余してそうに見受けられましたので、面白い話を持ってきたのですが」
水銀燈「まぁね。この子の相手で手を焼いていたところ」
ラプラス「おやおや、それはそれは…」
めぐ「あー、水銀燈ずるーい! 手を焼いていたのは私の方なのに~」
水銀燈「それで話って何? つまらなかったら尻尾を切り落とすわよ」
ラプラス「実は…」
- 224 :名無しさん:2014/02/23(日) 01:03:05 ID:y6pTiKKk0
- §桜田ジュンの部屋
金糸雀「大変大変大変かしらーーーっ! みんなーっ!」ガチャッ
雛苺「かなりあ?」
翠星石「カナチビ、どうしたです? そんなに慌てて…?」
金糸雀「一大事かしら! 大変かしら翠星石! 雛苺! しん…くっ!?」
人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人
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Σ びっくりするほど薔薇乙女! て人__人_
Σ びっくりするほど薔薇乙女! て
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金糸雀「変態かしらーーーっ!?」
- 225 :名無しさん:2014/02/23(日) 01:04:10 ID:y6pTiKKk0
- 真紅「お、ナイスリアクション」
金糸雀「ななな、なんで真紅が裸でベッドで踏み台昇降ダンスををををっ!?」
翠星石「真紅はあまりにも暇を持て余して、頭がいかれてしまったのですぅ」
雛苺「ヒナ達は何度も止めようとしたのよ、でも…」
真紅「これ
- :-:2014/02/23(日) 13:23:21
- タマちゃんブームに乗っかってた人たち今何やってんだろな…
- :-:2014/02/23(日) 13:58:41
- 久々のダメ銀燈お姉ちゃんwwww
しかし話のネタがないという管理人の心の叫びが聞こえるようだ
- :-:2014/02/23(日) 14:03:53
- ぶれねぇな真紅は…
手芸部あったのか。今のジュンじゃ物足りないんじゃないか?
- :-:2014/02/23(日) 14:29:07
- ここのローゼンってめぐと何か似てるよなwww
- :-:2014/02/23(日) 15:02:28
- アシカがnフィー由来なのか…?
ドブ川と聞いてまた真紅と金糸雀が吐くのかと
- : :2014/02/23(日) 21:31:59
- 原作という運命から解き放たれて、みんな自由だなぁ
…いや、SLPYメイデンは元から自由だけどさw
- :-:2014/02/23(日) 22:46:22
- 真紅のアリスは一般的な乙女から天元突破してるとしか思えないwww