1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:09:19.48 ID:csLdcuTo0
モバP「紛うことなきウンコ!おい!俺の机にデッッッカイウンコをしたのは誰だっ!!?」



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:12:38.48 ID:csLdcuTo0
凛「はぁ……プロデューサー、朝から何言――く、臭っ…!!」

加蓮「ちょっと凛! すごい顔っ…大丈夫!?」

奈緒「えええっ!?本当にウンコなのかよぉお!?」

モバP「本当だ!良く見てみろ!」

みく「ブフォwほんまにババやんかwwくっさいわぁ~www」

未央「あーあ、語尾どころか方言出ちゃったよ」

みく「はぅあっ!?みみ、みくとしたことがっ……これは何かの間違いにゃ!!」

卯月「だ、大丈夫だよみくちゃん!普段の猫語と大して変わらないよ!」

みく「そるぁあどういう意味にゃァア゙ア゙ン!!?」




4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:16:55.67 ID:csLdcuTo0
菜々「あれは腸内で三日間は熟成させたブツですね……」

川島「そうね。あの太さ、長さ、臭い、どれを取っても三日以上だわ……」

まゆ「お二人とも、お詳しいんですねぇ」

きらり「にょわ~!うんち☆はかせだにぃ♪」

ちひろ「完全に日頃からお目に掛かっていなきゃ出来ない発言でしたよね」

菜々「なななななっ何を言っているんですか!?ナナはじゅうなな歳ですよぉ!?」

川島「そ、そうよ!まだ若いんだから、便秘なんかしてないわ!」

菜々「あっ!なっナナは“ウンコ”なんてしないですよ?アイドルですし!」

川島「ちょっ!菜々ちゃんズルイっ!!私も“ウンコ”なんてしませんよ!」

まゆ「なんだか大昔のアイドルみたいですねぇ」

ちひろ「しかも思いっきり“ウンコ”って叫んでますし」

川島・菜々「「んなっ――(石化)」」ビシリ




6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:19:21.70 ID:csLdcuTo0
クラリス「人が排泄行為をするのは、穢れを落としているからに他なりません」

みりあ「へぇ~」

巴「知らんかったけぇ~」

クラリス「そう、それは穢れを落とすため、神がお与え下さった尊い生理現象なのです」

仁奈「神さまはすげーでやがりますねー」

クラリス「さぁ、皆で神に感謝しましょう」

雪美「神さま……感謝……」

ちひろ「ああっ、クラリスさんが小さい子を狙った布教活動を!」

モバP「クソ!皆ウンコの臭気に中てられておかしくなってしまっているっ!」




8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:21:03.92 ID:csLdcuTo0
モバP「この状況っ…一体どうすれば!」

ありす「プロデューサー!」

桃華「Pちゃま!」

薫「せんせぇ!」

モバP「おおっ、三人とも無事だったか!慌ててどうしたんだ?」

桃華「あそこに逃げ遅れた方がいらっしゃいますわ!」

薫「イスの上とつくえの下だよ!」

モバP「何っ!?あ、あれはっ……杏と森久保だっ!!」

ありす「早く救助しないとっ!」

森久保「し、死にそう……です、けど……」

杏「臭さ過ぎて……氏ねる……っ」




9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:25:43.09 ID:csLdcuTo0
きらり「杏ちゃん!いま助けるにぃ!」

巴「うちも行くけぇ!」

モバP「ああっ、血気盛んな娘さん達が……っ!!」

ちひろ「って、言ってる場合ですか!きらりちゃんだけでも止めないと大変なことに!」

モバP「え?」

きらり「きらりぃ~んあたーっく☆」

――ズガァアアアンンッ!!!!

モバP「うわぁああ!きらりがウンコが乗った机を蹴り上げたぞ!?」

ちひろ「ウンコが!ウンコが天井にっ!!」

――ベチャッ!!!




11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:29:37.81 ID:csLdcuTo0
――ベチベチベチベチィッ!!!

凛「いやぁああああ!!」

奈緒「ウンコが!ウンコが降って来たぁああ!!」

加蓮「ゲホッ!ゴホッ!ぎぼぢわるいぃ……ッ」

モバP「なんてことだっ!俺のトライアドプリムスが、ウンコマミレプリムスにっ!!」

ちひろ「それ、最後のプリムス要ります?」

未央・みく・卯月「「「ギャース!!!」」」

ちひろ「なんてことっ、序盤に出て来た子達なんて一行にまとめられてっ……!!」

モバP「杏と森久保は言うまでもなく…きらりと巴も殉職…」

ちひろ「菜々ちゃんと川島さんは石化+ウンコのステータス異常…」




12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:34:12.25 ID:csLdcuTo0
モバP「ハッ!クラリスと子供達は!?」

ちひろ「っ……」フルフル

モバP「糞ぅ!糞ぅ!……あれ、でもなんで俺達は助かったんだ?」

まゆ「ぷろ…でゅーさっ…さん……」

モバP「まっ、まゆぅううう!!!」

まゆ「よかっ…た……無事っ…で……」

モバP「まさか、俺を助ける為に……?」

まゆ「う、ふふ……これで……まゆは……あなたの中で……永遠に…生き続けます……ね――」ガクッ

モバP「まゆぅううううううううううううう!!!!!」




14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:37:29.42 ID:csLdcuTo0
ありす「プロデューサー……」

桃華「Pちゃま……」

薫「せんせぇ……」

モバP「お前達っ……無事だったのか!?」

桃華「ええ、わたくしたちはPちゃまより後ろにいましたので……」

ありす「でも、私達だけが“汚れず”に助かったなんて……」

薫「かおるもみんなと“ばっちく”なれば良かったよぉ……ぐすっ」

モバP「何言ってるんだ。三人が無事で良かった。無事でいてくれて……ありがとう」

桃華「ふぇぇっ……Pちゃまぁ……っ」

ありす「ふうぅっ……ぐすっ」

薫「ぜんぜぇ~!ふぁぁあああん!」

モバP「よしよし……」




15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:40:12.57 ID:csLdcuTo0
程無くして、事務所のウンコ騒動は異臭騒ぎに発展した。

消防から機動隊、ついには自衛隊の化学科部隊が出動する事態となり、一時は無差別テロの嫌疑まで掛けられた。

当然、CGプロは解散。
アイドル達は、マスゴミや好奇の視線から逃れるように、地元や地方へと引っ越して行った。
また、社長はビルオーナーや近隣の店から告訴され、現在もちひろさんと国外に逃亡している。

不幸ばかりが続いたが、救いだったこともある。
なんと、あの時死んだものと思っていたアイドルの皆が、奇跡的に生きていたということだ。

もう二度と合えないのかもしれないが、俺は彼女達の第二の人生が平穏であることを願っている。

因みに、俺はというと――。




18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:43:03.56 ID:csLdcuTo0
客「ご馳走様~」

モバP「ありがとうございました!」

地方都市から車で一時間程の田舎町で、小さな料理店を営んでいた。

――カランカラン。

モバP「いらっしゃ――おお、桃華!」

桃華「こんにちはPちゃま。調子はどうですの?」

モバP「ああ、おかげさまで上々だよ」

この店は元々、桃華の実家が所有していた空き店舗で、それを格安で譲ってもらったものだ。
田舎町と言えど、駅近のロードサイドという超好立地にあるため、ド素人の俺でもそれなりの集客が可能だった。




19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:44:31.99 ID:csLdcuTo0
モバP(まぁ、紅茶はプロデューサーの頃から桃華に仕込まれてたしなぁ)

桃華「なんですの?」

モバP「いやいや、そろそろ皆来るころかな~って」

――カランカラン。

ありす「こんにちは、遅くなりました」

薫「せんせぇー!久しぶりー!」

モバP「おお、久しぶりだな~」

一緒に生還したこの三人は、こうしてたまに顔を出してくれる。
と言っても、それもちゃんと理由があってのことだが――。




21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:47:56.85 ID:csLdcuTo0
桃華「みなさんそろったことですし、少し合わせて練習いたしませんこと?」

ありす「そうですね。まだ時間もありますし」

薫「どうせならもう着替えちゃおうよ!」

モバP「それなら、奥で着替えておいで、その間にテーブルとか動かしておくから」

実はこの店、週末の夜には店内にスペースを作り、小さなライブなんかを行っている。
普段は、近所のおっさんバンドや、主婦のフラダンス発表会が主なのだが、
こうして月に1~2回程、元アイドルの三人がライブをやりに来てくれる。

モバP(三人のおかげで、若いお客さんも来てくれるようになったしなぁ)

ライブを見た客の投稿によって、地方新聞や地元の広報紙に取り上げられたのも大きい。




24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:52:25.64 ID:csLdcuTo0
桃華「Pちゃま、今日のわたくしはどうですの?」

ありす「着替え終わりました、変…じゃないですか?」

薫「準備できたよせんせぇ!」

モバP「よし!三人ともバッチリだぞ!」

こうしていると、まだプロデューサー業をやっているような錯覚に陥る。
しかし、俺はもう戻るつもりはない。
臭く長い一本糞を断ち切るように、あの忌わしい過去とは決別したのだ。

では、彼女達はどうだろう?
もし、この先、彼女達があのウン臭立ち込めるアイドル業界にもう一度立ち向かうと言うのなら……、
その時は、俺のような「清掃員でもないのに、他人のウンコ片付けるのヤダ!」というヘタレではなく、
“アイドルの為なら製造者不明のウンコも厭わない”優秀なプロデューサーに出会えることを切に願う。

少女達の人生が、ウンコ塗れとならぬよう、願う――。




25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:54:41.82 ID:csLdcuTo0
以上です。
支援ありがとうございました~




27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/21(金) 23:59:14.69 ID:VpYytGs70
良い糞スレだった





引用元: モバP「くっ臭いっ…この茶色い物体はっ……!!」



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