街にあふれるバイオレンス映画のポスターに頭を撃たれまくる男
スパイ映画とか戦国モノとか、暴力的なシーンを含む作品って意外と多いですよね〜。一家団欒のリビングルームにいても、銃や流血、殺人のシーンが抵抗感なく楽しめる日常。それがエンターテインメントなんです。
でも、よくよく考えてみると、みんな衝撃的なシーンに対してちょっと無感覚になってたりしませんか? たとえば、武器を持った登場人物たちのポスターが街中に溢れていても素通りしていく人たちがすごく多かったり。
というわけで、それがどんなシーンなのかを再認識しようという試みが、アーティストのジョン・バーガーマン(Jon Burgerman)による作品シリーズ「Head Shots」。武器を構えたあの人やこの人に自分の頭を撃ち抜かれて回るというこの写真作品は、アホっぽい雰囲気を醸しつつも日常にどれだけ武器が溢れているかを浮き彫りにし、映画やテレビのバイオレンスな広告に一石を投じています。
バーガーマンさんはGothamistに対して次のように語っています。
可能な場所なら、僕はこれを続けるつもりだ。このプロジェクトは、風刺効いていて安っぽく、かつ永久的ではない活動が、シニフィエ(言葉のイメージや意味内容)や対象物、状況の読み解き方を抜本的に(ときにコミカルに)変えていくという「quiet intervention(静かなる干渉)」と僕が呼ぶ活動の一部として進行している。
同シリーズの写真はこちらでどうぞ。
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