サムスンGalaxy 5Sに触ってきたよ~(動画あり)
サムスンGalaxy 5S、発表になりましたね。
カメラが変わって指紋センサーと心拍モニターを搭載したぐらいで大した飛躍もなく、ポツポツ穴の開いたボディは一昔前に戻った感さえありますが、実機に触ってきましたよ。感想まとめておきます。
ハードウェア
手にとってまず気づくのはデザイン、これは昨年のS4とはだいぶ違います。つぶつぶの穴が開いた背面は「レザー風」だってサムスンは言ってますけど、むしろモダンな「グラムルック」(ラメのグリター系)で悪趣味の一歩手前です。ダークグレイ版はこれでいいし(あんまり目立たない)んですが、玉虫色のブルーの方はか~なり悪目立ちします。コーデ泣かせ。
しかしながら、5Sは造りが頑丈で、これまでのギャラクシーよりずっと打たれ強い感触でした。MWCの会場では監視の目もあるので試せなかったけど、埃や水にも強い防水防塵だそうですよ? しかも軽量。ポケットに入れて忘れてしまうほどじゃないけど。1回や2回落としたぐらいじゃびくともしない感じです。
2番目の目玉は心拍モニターで、これは背面のLEDフラッシュのすぐ下についてます。 1分あたりの心拍数を計りたい時は、「S Health」アプリを起動して指をこの背面のモジュール上にのせれば数秒で測れる…というので、試してみたら3度目の正直でやっと測れました。これは会場のサンプルに短いコードが括りつけになっていたので、思うように動かせなかったせいもあるかもしれません。
S5はS4と同じ1920×1080の「Super AMOLED」です。ややがっかりですが、充分鮮明&精密な高品位ディズプレイです。
気になるのは指紋認証のセンサーですが、これは残念ながらテストできませんでした。 S5のホームボタンに装備されていて、今回大きなセールスポイントなんですが。早くiPhone 5Sと比べてみたいですねー。
ソフトウェア
重たい「TouchWiz UI」もきれいスッキリまとめたのはいいのですが、地獄の温度を何℃か下げたぐらいの効果しかないような印象です。確かに前よりはクリーンでわかり易くなってるし、Googleの純正UIに沿ったUIなのですが、あんまり使い道もないサムスンのSアプリがS VoiceもS Penも全部入ってるので結局は泥沼です。サムスンのFlipboard風アプリ「My Magazine」もドーンと目立つところに出てきます。使う人には便利。
逆にS5で、これはみなさん気に入るだろうなと思ったのは、カメラまわりのソフトウェア。16メガピクセルのカメラは、使ってみたら本当に鮮明な写真が撮れましたよ。オートフォーカスも高速で、編集部のカメラに詳しいマイケル・ハッシオン(Michael Hession)君の話では、他の最上機種のスマホカメラとAFの差はほぼない感じだそうです。
便利なボーナス機能もイロイロついてます。例えば「セレクティブ・リフォーカス」は写真を撮ってから被写体の前や後ろにあるものにピントを合わせ直せる機能で、あんまり手間をかけずに被写界深度のエフェクトを追加できます。使ってみたらなかなか快調でした。手がブルブル震える人や酔っ払いが泣いて喜ぶ機能かも。
あと「Shot&More」は、素早く何枚か写真を撮って、いいところどりで1枚の完璧な写真にまとめることができる機能ですね。前からサムスンの携帯にはついてるんですけど、今回もっと自動化しました。これも使ったら、ものすごく良かったです。
S5にはHDR動画撮影機能もついており、これは「スマホでは初」だとサムスン。HDRのボタンを押すと、画面がたちどころに鮮明になって暗いところも目立つようになります。撮った映像のファイルは確認できなかったんですが、スマホの画面越しに見た感じでは良くできていました。
一点だけ不満なのは、カメラのインターフェイスですね。あんまり直感的じゃないので、せっかくのナイスな機能も探さなきゃ見つからなくて…。慣れるまでは少し不自然かも。
まとめ。S5は使ってみた感じ従来あるAndroidと大差ありません。改善点も(背面のブツブツを除けば)悪くもないし、感動ってほどでもないです。
LESLIE HORN(原文/satomi)
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