これまでも数々の擬態名人、カモフラ職人たちを紹介してきたが、また新たなる動画、画像が展開されていたようだ。戦ううんぬんよりも発見すること自体が難しいといった意味での捕獲レベルが高そうな動物たちを見てみることにしよう。
まずは特別枠、人気度の高いヨタカさんから。木の枝そっくりに色のみならず体の形状までをも模写できるそのスキルの高さは驚くべきものがある。近寄っても目も開けずに、全く動かない完全なる徹底ぶりである。そして木の枝のみならず、落ち葉に扮する猛者もいるという。
死んでる?と思った人もいると思うが安心していい。
どっこいぴんぴん生きているそうだ。
次は海外サイトでピックアップされていたヨタカを含む10種の擬態名人たちだ。
1.オーストラリアガマグチヨタカ
昼、眠っているときは樹皮や切り株と見分けがつかない。休んでいる間はまったく動かないが、ちょっかいを出すと頭を上げて体を強張らせ、枝に擬態する。この夜行性の鳥はタスマニアやオーストラリアに生息していて、フクロウと間違えられることがある。
2.イカガタカレハカマキリ
枯葉そっくりのカマキリで、森の地面の朽ちた落ち葉のように見える。そっと忍び寄って獲物を狙うハンターで、枯葉と勘違いして安心している獲物の昆虫のふいをついて捕える。
3.エビ
このエビはウニにまぎれて捕食者から身を守っている。体の色や模様をマッチさせて背景に溶け込むのは、もっともシンプルで一般的なカモフラージュの方法。
4.ヤモリ
このヤモリははりついている木の樹皮とそっくりにカモフラージュしている。
5.ピグミーシーホース
隠れているサンゴそっくりに変身するカモフラージュの名手。口の部分がサンゴの突起の色や形に、体は幹の部分にぴったりマッチしている。
6.ヘビ
生物は生存率を高めるのに役立つのでなければ、擬態技術を発達させないだろう。このヘビは穴を掘って、砂にまぎれて擬態している。
7.ナナフシ
ナナフシ類も擬態の名人。住処にしている木の枝そっくりの体をもつ。捕食者はナナフシを木の小枝だと思って見逃してしまう。
8.オニダルマオコゼ
体をさまざまなサンゴ礁や岩と見分けがつかなくして、海底に隠れて獲物を待ち伏せする。
9.エジプトヨタカ
砂漠に棲む数少ない鳥の一種。くすんだ茶色の羽が乾燥した砂の大地と完璧に一体化している。
10.ホッキョクギツネ
かすかに青みがかった毛がツンドラの地にまぎれるのに最適。雪で姿が見えなくなり、マイナス58℃の低温にも耐えられるだけでなく、夏にはその色が変化して岩や草木からも身を隠すことができる。
via:animalsicons・原文翻訳:konohazuku
▼あわせて読みたい
うっかりしてると素通りしてしまいそうな、擬態上手な動物たち
ムチャしやがって・・・擬態の達人「コウイカ」が必死にチェック柄を装っているところ
もはや特殊能力レベル。驚異の擬態能力を身に着けた動物たち(昆虫含)
頭を三角に尖らせて毒蛇に擬態するベニスズメガの幼虫の変身ビフォア・アフター
【動画】最強の擬態能力を持つタコを擬態するすごい魚が現れた!
コメント
1. 匿名処理班
北極狐白すぎだろ・・・それもシロクマみたいに毛が透明だからなのか?
くっそかわいいなぁ
2. 匿名処理班
このリハクの目を持ってしても見抜けぬとは・・・
3. 匿名処理班
擬態は昆虫とか蛸とかがすごいイメージある
4. 匿名処理班
オニダルマオコゼは猛毒のトゲ持ってるから踏むのダメ絶対
5. 匿名処理班
ヨタカすげえ。見てみたい。
3のコールマンシュリンプもいいね。
8は画像と名前が違う気がするのだが・・・。
6. 匿名処理班
9番がまったくわからん
7. 匿名処理班
イカやカメレオンのように周囲の状況に合わせて変化するタイプがひとつも入ってないのは片手落ちだと思うなー
あと花カマキリのようなビューティ擬態タイプも入れといたほうがビジュアルが華やかになって良かったのでは