仮想通貨「ビットコイン」の世界最大の仲介取引所だったMt. Gox(マウントゴックス 東京・渋谷)

社が、経営破たんで破産し、民事再生法が適用されることがわかりました。

画像:【ビットコイン(硬貨)】
ビットコイン
http://www.businessinsider.com/report-us-authorities-seize-2-bitcoin-accounts-linked-to-japans-mt-gox-exchange-2013-5

ビットコイン
政府を通さないデジタル仮想通貨として2009年に創出。
現金と交換する私設の取引所が数多く存在するが、国の紙幣や貨幣と異なり、保証がありません。

28日、Mt. Gox社は東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理されました。

画像:【「Mt. Gox」社が入所しているビル】
「Mt. Gox」社が入所しているビル
http://www.wired.co.uk/news/archive/2013-11/07/mtgox

同日、都内で開かれた会見によると、同社のシステムに不具合があり、2月ごろに不正なアクセスを受け、

利用者から預かっていたビットコイン約75万枚(時価約410億円相当)と自社で所有していた約10万枚

(時価約55億円相当)と顧客から預かった現金約28億円の合計約500億円が消失してしまったとのこと。

マルク・カルプレス最高経営責任者(CEO)は

画像:【会見に挑んだマルク・カルプレス最高経営責任者】
マルク・カルプレス最高経営責任者
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304227204579410633485090734.html

「システムのせいでご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません」

と謝罪しましたが、報道陣からの質問にも苦笑するだけで沈黙を保ちました。

代理人の弁護士は返済対応などについて

「まったくわからない」

としています。

同社の取引口座は約110万人分、債権者は約12万7000人いますが、大半が海外からの利用者で日本

人の利用者は1%未満とのこと。

今後はスポンサーを募ったり、経営陣を新しくして、取引再開と同社の再建を目指すとしています。

また不正アクセスに関しては

「ハッカーの痕跡もあり、外部の専門家と協議した上で警察に被害届を提出する」

とし、最後に

「ビットコインは将来的にいろいろできる。もっと未来に行く」

と静かに語り、約1時間で会見は打ち切られました。

債権者には裁判所から通知が届けられる予定で、それに従って手続きをして欲しいと伝えています。

なお、利用者からの問い合わせに応じるため、電話で専用窓口(03-4588-3921 平日の午前10~

午後5時まで)が設けられました。

今回の件に【ネットの声】は・・

  • オワタ
  • お金返して!
  • 消えた500億円はどこの誰が持っていったんだろうな
  • ハッカーは中国が多い
  • これで民事再生適用されるの?
  • 意外と日本人は利用してなかったんだな
  • 巨額詐欺にはならんのか
  • 事故で故意じゃなければ詐欺にはならんよ。そのほかの経営責任とかは問われるけど。
  • まぁ犯人検挙は無理だろう
  • これってあらゆる仮想通貨にありうることで怖い

などがあるようです。

動画:【ビットコインとは何か?】

システムの不具合で経営破たんとは・・

無責任さとずさんにも程がありますね。

不具合の原因も解明されていないことから、再建や信用力を取り戻すのは至難の業です。

この不祥事で「ビットコイン」以外の仮想通貨にも影響が出ると思われます。