千早「最近カロリーメイトしか食べてないわ」 雪歩「えっ?」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 18:34:06.44 ID:jKt0ONx80
千早「最近カロリーメイトしか食べてないのよ」
雪歩「そ、そうなんだ……でも何でまた?」
千早「仕事が忙しくて、料理とかする暇がないのよ」
雪歩「あー、千早ちゃん一人暮らしだもんねぇ」
千早「…………」
雪歩「?」
- 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 18:41:20.09 ID:jKt0ONx80
千早「……最近、カロリーメイトしか食べてないわ」
雪歩「え、いや……うん。それはわかったけど……」
千早「…………」
雪歩「…………」
千早「……手料理、とか……」
雪歩「え?」
千早「……いや、別に……」
雪歩「…………」
千早「…………」
雪歩「……あー」
千早「…………」
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 18:44:24.16 ID:jKt0ONx80
雪歩「……じゃあ今夜あたり、千早ちゃん家に行って、何か料理作ってあげようか?」
千早「! そんな……悪いわよ雪歩! でも、いいのかしら!?」
雪歩「えっ、いや、まあ……うん」
千早「そう? じゃあ悪いけどお言葉に甘えちゃおうかしら。悪いけど!」
雪歩「いや、まあ……うん。いいよ。うん……」
千早「ウフフ! そうと決まればウフフ! 早く帰って食材の買い出しに行かないといけないわね! ウフフ!」
雪歩「俄然テンション上がってきたねぇ、千早ちゃん」
千早「そうかしら? ウフフ!」
雪歩「千早ちゃんが楽しそうで何よりだよ」
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 18:51:32.91 ID:jKt0ONx80
千早「あ、でもどうせなら、もう一人くらい誰か誘ってみようかしら」
雪歩「あー、それはいいねぇ。せっかくだもんねぇ」
千早「よし、じゃあ次に事務所に入ってきた人を半ば強引に拉致監禁しましょう」
雪歩「監禁はだめだよぉ……」
千早「それは冗談よ」
雪歩「千早ちゃんがまだ理性を保ってて良かったよぉ……」
ガチャッ
千早・雪歩「!」
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 18:54:02.91 ID:jKt0ONx80
伊織「あら? 今日は千早と雪歩だけなの?」
千早「これはこれは水瀬さん。いいところにおいでなすったわね」
伊織「? 何なの?」
雪歩「えっと、今日、千早ちゃん家で料理作るんだけど、よかったら伊織ちゃんも一緒にどう?」
伊織「いいわよ」
雪歩「返事早っ!」
千早「流石は水瀬さんね。あなたはできる子だと思ってたわ」
伊織「そんな大層なことでもないでしょうに……」
千早「そうと決まれば善は急げよ。さあさあ! さあさあ!」
伊織「何で今日の千早はこんなテンション高いの?」
- 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 18:59:30.19 ID:jKt0ONx80
~千早宅~
雪歩・伊織「おじゃましまーす」
千早「どうぞ。何もないところだけれど」
伊織「確かに……って言いたいところだけど、前来た時に比べて、結構インテリアとか充実してきてるわね」
千早「ええ、雪歩や春香に色々勧められてね。あと、我那覇さんとかにも」
伊織「ふぅん。いいんじゃない? 私、こういうシックにまとめてる感じ、結構好きよ」
千早「ふふっ。ありがとう、水瀬さん」
雪歩「あ! これ私が勧めたアロマだ。買ってくれてたんだね、千早ちゃん」
千早「ええ。この香りで、日々の仕事で荒みきった心を癒しているわ」
伊織「どんだけ過酷な仕事してんのよ……」
千早「ふふっ。冗談よ」
伊織「今日の千早は本当にテンション高いわね……」
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 19:10:59.10 ID:jKt0ONx80
千早「さて、じゃあちょっと食材の買い出しに行ってくるわね」スッ
雪歩「あ、私も行くよ」
千早「いえ、ここは私に行かせて。どうせ調理の方では大して戦力になれないから」
伊織「じゃあ私が行くわよ。私もその、料理はそんなに……だし」
千早「いいのよ、水瀬さん。スーパーはすぐ近くだし、買う量もそんなにないし」
雪歩「でも千早ちゃん、何買えばいいかわかってるの?」
千早「ええ、大丈夫よ。なんくるなるわ」
伊織「いや、でも私達、そもそも何の料理を作るかも決めてないじゃない」
千早「大丈夫よ水瀬さん。それもドラゴンボールでなんくるなるわ」
雪歩「うーん……千早ちゃんが何言ってるのかちょっとよくわからないけど……まあせっかく千早ちゃんがこう言ってるんだし、とりあえずここは千早ちゃんに任せてみようか。伊織ちゃん」
伊織「……まあ、雪歩がそれでいいならいいけど……」
雪歩「でも、もし何か困ったことがあったら、いつでも電話してね? 千早ちゃん」
千早「ふふっ。ありがとう、雪歩、水瀬さん。それじゃあちょっと行ってくるわね」
バタン
伊織「…………」
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 19:16:48.55 ID:jKt0ONx80
伊織「なんか今日の千早は別人のようにテンション高かったわね」
雪歩「そう? でも最近の千早ちゃんって、結構あんな感じだよ」
伊織「そうなの?」
雪歩「うん。そりゃまあ今までみたいに、クールな感じでいるときの方が多いけどね」
伊織「ふーん」
雪歩「…………」
伊織「…………」
雪歩「…………」
伊織「……ていうか、前からちょっと気になってたんだけどさ」
雪歩「? 何?」
伊織「千早って、前は雪歩のこと、『萩原さん』って呼んでなかった?」
雪歩「あー、うん」
伊織「それがなんか、いつのまにか『雪歩』って呼び捨てするようになってるみたいだけど……」
雪歩「うん」
- 20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 19:27:25.68 ID:jKt0ONx80
伊織「一体いつのまに、そんなに仲良くなってたの? あんた達」
雪歩「あー、それはね」
伊織「うん」
雪歩「ちょっとしたきっかけっていうか……いや、そんな大層なことじゃないんだけどね」
伊織「うん」
雪歩「あれは……ある晴れた日の午後だったっけ」
伊織「え? 何これ結構長くなる系の話?」
雪歩「ううん。そんなんじゃないよ」
伊織「そうなの? じゃあ良かったわ。続けて頂戴」
雪歩「うん。ある晴れた日の午後……私と千早ちゃんは、レッスンを終えて、一緒に事務所からの帰り道を歩いていたの」
伊織「うん」
- 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 19:30:22.18 ID:jKt0ONx80
雪歩「そしたらね……道の反対側から、赤い洗面器を頭に乗せた男の人が歩いてきたの」
伊織「あ、赤い洗面器!?」
雪歩「うん。その人はね、洗面器の中に入ったたっぷりの水を一滴もこぼさないようにしながら、ゆっくりゆっくり、こっちに向かって歩いてきてたの」
伊織「……そ、それで?」
雪歩「私は男の人って苦手だから、あんまり近付かないようにしてたんだけど」
伊織(それって男とか女とかの問題じゃない気が……)
雪歩「千早ちゃんはどうしてもその洗面器が気になったみたいで、すれ違いざま、勇気を振り絞って、その男の人に聞いたの」
伊織「え? 何て?」
雪歩「『ちょっとすみません。どうして、そんな赤い洗面器を頭に乗せて歩いているんですか?』って」
伊織「な、何気にすごいことするわね千早は……それで、どうなったの?」
雪歩「それでね、その男の人はこう答えたの。『それは君の……』」
プルルルルルル
雪歩「! で、電話!? あ、千早ちゃんから……もしもし」
伊織「ちょっともう、今いいとこだったのに……ってあら? 私の方も着信してる……え? 春香から? もしもし?」
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 19:37:02.39 ID:jKt0ONx80
千早『ふっふっふ』
雪歩「?」
伊織「あ、あれ? こっちからも千早の声が……?」
千早『そう。今、私はあなた達二人に同時に電話を掛けているわ』
雪歩「…………?」
伊織「…………?」
千早『私は携帯を一台しか持っていないのに、何故こんなことができるのか? ふふふ……気になるでしょう? 気になるわよね?』
雪歩「え、えっと……」
伊織「……いや、普通に春香がそこにいて、春香の携帯を借りたんでしょ……」
千早『えっ!? な、何故それを!?』
伊織「いや、普通に発信者名表示されてるし……」
千早『……ちょっ! 春香! なんで非通知設定にしてないのよ!』
春香(やや遠くから)『ええっ! そ、そんなこと言われても……』
- 25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 19:41:42.81 ID:jKt0ONx80
千早『これじゃ私のドッキリが台無しじゃない! どうしてくれるのよ!』
春香(やや遠くから)『ええっ! ご、ごめんね千早ちゃん……』
伊織「……とりあえず切っていいかしら? これ」
千早「……その必要には及ばないわ」ガチャッ
伊織「うわっびっくりした!」
雪歩「え? あれ? 帰って来てたの、千早ちゃん?」
千早「そういうことよ。まさかこんなに近くにいるとは思わなかったでしょう?」
雪歩「う、うん。それは思わなかったけど……」
千早「驚くのはまだ早いわ。なんとここに、四人目の仲間がいるのよ! さあ!」バッ
春香「……ど、どうも……」
伊織「うん、知ってた」
春香「ですよねー」
- 28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 19:47:45.62 ID:jKt0ONx80
伊織「……つまり、春香も千早の家に来ることになってたってこと?」
千早「そういうことよ。まあ正確には、雪歩と水瀬さんと一緒にこの家に向かってる途中で、春香からメールが来たのだけれど」
伊織「じゃあ何でそのときに言わないのよ」
千早「秘密にしといたほうが面白いかなーって」
伊織「私のやよいを誤魔化しに使わないで頂戴」
千早「はい、すみません」
雪歩「あ、じゃあもしかして、それで春香ちゃんとスーパーで待ち合わせしてたとか?」
千早「……エスパー?」
雪歩「いや、それくらい普通に推測できるよ! それで千早ちゃん、買い出し一人で行くって言ってたんだね」
千早「完璧な推理だわ……それでこそユキホ=ハギワラね」
雪歩「何でワールドワイド!?」
- 32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 19:55:15.24 ID:jKt0ONx80
伊織「それでサプライズのつもりでやったのが、あのバレバレの二重通話だったのね……」
千早「……本当はあの謎を伏線とした上で、ここに春香を連れて来てネタばらし……の予定だったのだけれど」チラッ
春香「いや、そんな目で見られてもね? そもそも私、何も聞かされてなかったからね?」
雪歩「え? じゃあ春香ちゃん、私達が来コメント一覧
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- 2014年03月01日 23:25
- さすが千早さんマジ絶壁
グランドキャニオンも比べものにならないわ
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- 2014年03月01日 23:27
- 映画のセリフの汎用性は異常
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- 2014年03月01日 23:28
- ※1あなた疲れてるのよ...
ちーちゃんきゃわわ
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- 2014年03月01日 23:29
- ついに千早の雪歩への名前呼びの真相が分かるかと思ったけどそうでもなかったw
今日も千早さんが楽しそうで何よりです
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- 2014年03月01日 23:35
- 途中までならアニメ化してでもみてみたいとおもったけど伊織をアイス買いに行かせるあたりからダメだな・・普通に千早が栄養不足でなんかダメになってるのが改善とかのほうが好きかも
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- 2014年03月02日 00:00
- ダメダメ千早可愛すぎる
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