武藤カズキ「聖杯戦争?」士郎「武装錬金?」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 15:43:44.77 ID:yig4StOn0
カズキ「ゴメン士郎。巻き込んで」
士郎「(――ー―)」
カズキ「斗貴子さん。もらった核鉄、今使わせてもらう!」
士郎「(カズ、キ――――――?)」
―――――――――――――
カズキ「冬木市で怪奇事件?」
坂口「はい。そこで君には穂群原学園に交換学生として潜入してもらいたいと思っています」
斗貴子「まさかとは思うが事が事だからな……」
坂口「錬金戦団としても活動停止を推進している以上あまり大きく動くことはできません。核鉄の運用もその一つです」
斗貴子「そこでキミに白羽の矢が立ったという訳だ」
- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 15:47:50.55 ID:yig4StOn0
カズキ「そっか!俺なら体に核鉄があるから!」
坂口「君に戦士としての命を課すのは心苦しいものがありますが…頼まれてもらえますか?」
カズキ「勿論。何を隠そう、俺は潜入捜査の達人!」
斗貴子「そういうことじゃなくてだな……その、なんだ。嫌なら断ってもいいんだぞ?」
カズキ「え?なんで?」
斗貴子「元はと言えばキミは一般人だ。折角元の生活に戻れたというのに……」
カズキ「大丈夫!まだホムンクルス残党の仕業って決まったわけじゃないし、ただの噂話かもしれない」
斗貴子「そうはいうがな…」
カズキ「それに、もし被害にあってる人がいるなら助けたいんだ。斗貴子さんが俺を助けてくれたみたいに」
斗貴子「カズキ……」
カズキ「斗貴子さん…」
坂口「―――よろしいでしょうか」
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 15:52:34.48 ID:yig4StOn0
カズキ「は、はい!」
坂口「まずはこちらを」
カズキ「――核鉄?」
斗貴子「私からの餞別だ、受け取ってくれ」
坂口「現状戦団が用意できる最大の救援です。被害規模が大きくなれば人員も動かせるとは思うのですが…私の力不足で申し訳ない」
カズキ「ありがとう斗貴子さん、大戦士長。W武装錬金があれば百人力だ」
斗貴子「使う機会がなければベストだが……」
坂口「穂群原学園への手配は既に済ませてあります―――戦士武藤、御武運を」
斗貴子「いいか、定時報告は欠かすな!絶対だぞ!」
カズキ「了解!――――――行ってきます!」
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 15:57:43.83 ID:yig4StOn0
――――――――衛宮邸―――――――――――――――
「冬木市では謎の連続失踪事件が続いており――――――」
「蝶人速報です。蝶人パピヨンがここ、冬木市でも目撃されています」
士郎「物騒だな―――ってもうこんな時間か……いや、走ればまだ間に合う!」
―――――――――――――――――――――――
――――――――――――ー
士郎「何とか間に合いそうだ…あと一息!」
「おーい!そこの君ー!」
士郎「ん?俺か?」
カズキ「穂群原学園ってこの近くに無いかな?」
士郎「そこの生徒だけど君は?」
カズキ「俺、交換学生!今日からしばらく穂群原に通うんだ!」
士郎「そういや藤ねえ言ってたっけな……案内するのは構わないけど、走るぞ?」
カズキ「了解!ここからが俺のダッシュの見せ所!」ビシィ
士郎「ポーズ決めてる場合か!行くぞ!」
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 16:04:05.63 ID:yig4StOn0
――――――――――――――――ー
――――――――――
――――
キーンコーンカーンコーン
士郎「何とか間に合ったな……」
カズキ「うん、ありがとう。助かったよ!俺は職員室に用があるからここで!」
士郎「あぁ、またな」
――――――――――――――
―――――――
―――
大河「はーい!今日は銀成学園から交換学生が来まーす!!入ってー!」
カズキ「初めまして!好きな飲み物は青汁DX!武藤カズキです!!」
シラー
カズキ「あ、あれ……滑っちゃったかな?はは…」
大河「ドンマイドンマイ!そのガッツ!先生は好きだぞ!席はねー……空いてるからそこで」
カズキ「空いてる席…そこか」
士郎「よっ、凄い挨拶見せてみらったぞ」
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 16:11:52.30 ID:yig4StOn0
カズキ「君は朝の!いやー…恥ずかしいな」
士郎「士郎、衛宮士郎だ。士郎って呼んでくれ」
カズキ「朝はありがとう。改めまして、俺武藤カズキ!俺のこともカズキって呼んでくれ」
士郎「よろしくな、カズキ」
士郎「よかったら放課後学校でも案内させてくれないか?折角来たんだし見てかないと勿体ないだろ」
カズキ「うーーん……それじゃお言葉に甘えて」
――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――
士郎「ここは―――――」
カズキ「へぇー」
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 16:18:31.28 ID:yig4StOn0
士郎「半分くらい回ったか。ここが弓道場だ」
カズキ「おお……和!!って感じ」
士郎「ハハ、何だそれ。入るぞ」
「誰かと思ったら…なんだ衛宮じゃないか。っていうかソイツ誰?」
士郎「慎二か、銀成学園から来た交換学生だよ。この前先生が言ってたろ」
カズキ「ども、武藤カズキです!よろしく!」
慎二「あぁ、こんな訳の解らない時期に来る迷惑な交換生ね」
士郎「今学校を案内してるところなんだ」
慎二「あっそ。そうだ、ココもう閉めるからさ衛宮。お前ここ掃除しといてくれよ」
士郎「構わないぞ。その代わりカズキに学校を案内してやってくれないか?」
慎二「パスパス。今から僕さ、女の子たちに家を案内してやらなきゃならないからさ!じゃーなー」
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 16:25:06.86 ID:yig4StOn0
カズキ「……俺嫌われちゃったのかな?」
士郎「誰にでもあーいう奴なんだよ。悪気はないんだ、許してやってくれ」
カズキ「タイプは違うけどそういう知り合い居るよ。歪んでるけど腐ってない!みたいなの」
士郎「確かに!そんな感じだな慎二は。その知り合いとも会わせてみたいな」
カズキ「うーん……それはどうだろう?」
士郎「何でさ、気が合うかもしれないだろう」
カズキ「いや、ソイツ…蝶・変なヤツだからさ」
士郎「そうか…相当変な人なんだな」
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 16:34:21.34 ID:yig4StOn0
カズキ「まぁね――それじゃ、道場掃除に励みますか!」
士郎「いや、カズキは校内を回っててくれ。まだ人も居るだろうし」
カズキ「いやいや手伝うよ。何を隠そう、俺は掃除の達人だ!」
士郎「いいや、これは譲らないぞ。俺が頼まれたことだからな、それに交換生に掃除までさせたんじゃ面目ない」
カズキ「―――そっか、分かった」
士郎「悪い。また明日な」
カズキ「うん、また明日」
カズキ「――――そうだ士郎」
士郎「なんだ?」
カズキ「最近物騒みたいだから、気を付けて」
士郎「了解」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 16:41:37.00 ID:yig4StOn0
カズキ「うーん…人いないなぁ。周れたには周れたんだけど」
カズキ「後は屋上くらいかな―――ってあれ、女の子?」
―――――――――――
――――――
―――
「屋上で月見でもしてるのかい?お嬢ちゃん」
凛「あら、誰かさんの視線が刺さって月見どころじゃなかったんだけれど。ランサーさん?」
ランサー「ソイツぁ悪かった。ま、直に楽にしてやるさ――そんじゃいくぜ?」
――――――――
―――――
―――
カズキ「(何なんだあの変態青タイツ―――!!)」
- 26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 16:50:05.20 ID:yig4StOn0
カズキ「(あの時の俺とは違う………俺は錬金の戦士だ!)」
カズキ「(やっぱり怖いけど――――飛び出す!!)」
――――――――
―――――
――
凛「アーチャー!!着地まかせt―――――」
『武装錬金!!!!』
凛「えっ?」
カズキ「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
――――――――
――――
――
カズキ「大丈夫!?君は逃げて!コイツは俺が倒す!!」
凛「えっ?ちょっ貴方h」
- 29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 16:56:20.79 ID:yig4StOn0
「(凛、ここは引こう。状況が不明確すぎる。視認できる距離から観察すべきだ)」
カズキ「早く!!」
凛「あ、ありがとう!」
タッタッタ
ランサー「貴様!何者だ!!」
カズキ「お前こそなんなんだ変態青タイツ野郎!女の子を襲うなんて!」
ランサー「―ー貴様聖杯戦争を知らないのか?確かに魔術師って感じはしねぇが」
カズキ「何を言ってるんだお前?噂の怪奇事件の正体はお前なのか!?」
ランサー「ま、無関係じゃないかもな。だったらどうする?」
カズキ「お前と―――――闘うッ!!!!!」
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 17:02:49.79 ID:yig4StOn0
ランサー「部外者なら名乗っても問題はないな、クー・フーリン推して参る!!」
カズキ「貫け!俺の武装錬金!!」
ガキィィィィィィ
カズキ「(コイツ―――多分、ムチャクチャ強い!!)」
ランサー「(チィ……パワーはあちらが上か…!)」
ズシャァァァァ
カズキ「ぐあっ!!――いなされたのか!」
ランサー「さぁ坊主、立ちな。思わぬ横槍を入れられたんだ、精々愉しませてくれや」
―――――――――――
――――――
―――
- 32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 17:12:22.31 ID:yig4StOn0
士郎「――ふーっ。これだけ片付ければ慎二の奴も納得だな」
士郎「カズキには悪いことしたな……明日家にでも招待するかな」
ドォォォォン ガキィィィィン
士郎「――何の音だ?校庭の方からか」
――――――――――
―――――――
――――
ランサー「どうした!坊主、貴様の力はそんなものか!?」
カズキ「なんの!!まだまだぁ!!」
士郎「なんだよこれ…」
- 33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 17:19:18.98 ID:yig4StOn0
士郎「あれは……カズ、キ――――?う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ランサー「チッ、また邪魔が入ったか!!」
カズキ「―――しまった!!待てっ」
ランサー「悪いが勝負はお預けだ!」
カズキ「消え……た?―――――士郎を捜さないと!!」
―――――――――
―――――
―――
士郎「ハァ……ハァ。何だったんだアイツは」
士郎「もう一人はカズキだったよな…」
「よう」
- 42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/03/01(土) 17:48:00.68 ID:yig4StOn0
コメント一覧
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- 2014年03月02日 23:27
- カズキは幸運値が高いランサーになりそうだな。ランサーって言葉と矛盾してるが。
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- 2014年03月02日 23:40
- ※1
カズキは幸運低そうじゃね?
努力で色々な不幸を何とかするイメージ。
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- 2014年03月02日 23:44
- もあパピヨン一人でいいんじゃないかな
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- 2014年03月02日 23:45
- 転載すんなカス
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- 2014年03月02日 23:51
- 転載禁止おめでとう!!!!
-
- 2014年03月02日 23:54
- 最後まで書き溜めして欲しかったなぁ
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- 2014年03月02日 23:54
- ※3
ヒント・日付
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- 2014年03月02日 23:57
- これ後半がちょっと雑になったのが残念だった
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- 2014年03月02日 23:59
- 士郎… セイバーにパス繋ぐ気がないなら凛にでも譲渡してやれよ
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- 2014年03月03日 00:00
- パピヨンと日付にどんな関係が…
-
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