216: 名も無き被検体774号+ 2013/12/17(火) 22:32:50.97 ID:0r5oPCR10
初セッ○スまでの話です。
上でも少し紹介した2回目の大晦日デートでは一緒にカフェに行きました。
カフェなんて私一人では絶対に入らないので正直、入るのが恐かったのですが…。
カフェと言えば「ガラス張り」「リア充しか行ってはいけない」というイメージでしたし、
人通りの滅茶苦茶多い道の外から中が丸見えなわけであります…。
ボッチで入ろうものなら公開処刑そのもの。
その上、メニューに意味不明な名前を付けて素人を晒す出す仕組みをとっていたり、
ケーキとコーヒーを頼んだだけで1000円以上も払わせるぼったくり店がゴロゴロしてるときたもんです。
(カフェ好きの方、ごめんなさい)
とにかく「カフェ」と言うものは私にとって全く縁のないお店だったのです。
217: 名も無き被検体774号+ 2013/12/17(火) 22:35:35.75 ID:0r5oPCR10
なんともリア充ご用達というか、選ばれた人間しか入ってはいけないお店でした。
でも、その時は隣に彼女が居てくれたので恐怖心とかは全然ありませんでした。
この時はまだ付き合ってもいませんし、
ガチガチに緊張していた1回目のデートの次という事もあり、かなり上がってはいましたが…。
『デキる』彼女は私に何が飲みたいか、トッピングはどうするか、
スイーツは何がいいか等を私に一度尋ね、改めて店員さんに注文をしてくれました。
ちなみに店員さんに注文する彼女の言葉はもはや日本語ではありませんでした。
カフェのメニューは素人でも注文できるようにして下さい……お店の方…。
さて、相変わらずドキドキはしていましたが、初デート後に数日空いた事もあって、
会話程度なら冷静に出来ていたと思います。
219: 名も無き被検体774号+ 2013/12/17(火) 22:38:18.51 ID:0r5oPCR10
本来なら、異性と二人きりで話をするという状況でパニックを起こす私ですが
カフェには不思議な魔力があるようで…。
あまり緊張はしませんでした。
緊張しなかった理由は今となればなんとなく分かります。
その場の特殊な雰囲気というか、空気感というか…
説明になっていませんが、そんな感じのモノのおかげです……。
その後、何度かデートを繰り返してキスをした公園デートに至るわけですが
実は初セッ○スをしたのは初めてキスを交わした次のデートです。
まぁ正確に言えば次の次なのかな……。
220: 名も無き被検体774号+ 2013/12/17(火) 22:39:44.21 ID:0r5oPCR10
前回のデートが公園だったので、今度は別のところがいいかなっと思っていたのですが
彼女は公園デートが思った以上に楽しかったらしく、その日も公園でデートする事に。
さすがに同じ場所は避け、別の公園へ行きました。
天気は快晴でまだ肌寒い春でもぽかぽかする陽気の中、
そこそこ大きな公園を彼女とのんびり歩きました。
最初こそは会話探しに慌てふためいていた私ですが、
彼女がどんどんと話題を振ってきてくれるので全然困りませんでした。
そして時間をかけてゆっくりと公園を一周して、今度は公園の施設を転々としました。
公園にはテニス・サッカー・野球なんかが出来る大型施設や、地域の集会が出来る建物や、市立図書館等色んなものの複合施設も兼ねていました。
その中の1つにちょっと異質な感じで佇むドーム上の施設がありました。
「アレなんだろう?」とか言いながら二人で向かう事に。
222: 名も無き被検体774号+ 2013/12/17(火) 22:40:33.15 ID:0r5oPCR10
少々きつめな坂を上がると、そこにあったのは天体望遠関係の建物。
当然ながら夜以外は使われない上、イベントでもない限りは常に閉鎖されている施設です。
でも、燦々とお日様が射す凄くいい場所でした。
そんな中、施設の片隅に3人掛け程のベンチがポツンとありました。
施設の影になっているので直射日光を避けながらも陽気を感じられる最高のベンチでした。
私と彼女は、特に何も言わずに見つけたそのベンチに腰掛けてのんびりしました。
彼女「暖か~。」
俺 「ですねぇ~。」
ちなみに、私は3つ年上だという事がわかった時でも、敬語です。
そらからしばしの無言。
お互いに携帯電話を弄るでもなく、つまらなそうな感じを出す事もなく、
ベンチに深く腰掛けてだらぁ~んとしていた時―――
彼女が私の膝の上に頭を置きました。
223: 名も無き被検体774号+ 2013/12/17(火) 22:41:41.76 ID:0r5oPCR10
いわゆる膝枕ですね……
この時、私の中のどこかのネジが突如ぶっ飛んでしまいました。
膝に頭を乗せて仰向けになった彼女と目が合った瞬間、私は彼女の唇に顔を近づけてキスをしました。
…2回目のキス。ちなみにまだ手を繋いだ事はありません。
………順序がおかしい気がします。
唇を合わせてもすぐに放す事が出来ず、何秒もそのままでした。
周りに人がいないとわかっていたから出来たのかもしれませんが、我ながら大胆な行動だったなと思います…。
彼女の方は、キスに驚きもしなければ嫌がりもしない…というか目がとろ~んとしてました。
その目に興奮した私はますますヒートアップしてしまい、更に大胆な行動に移りました。
224: 名も無き被検体774号+ 2013/12/17(火) 22:42:31.50 ID:0r5oPCR10
キスの最中、彼女の唇に自分の舌をやや強引に押し込んだんです…。
さすがの彼女もコレは嫌がるかな……と思ったのですがあっさりと開きました。
そこから何分くらいキスをしていたかわかりませんが
洋画やらでよくみるディープキスにどんな意味があるのかよくわからなかった私が
舌で舌を触れるというのはなかなかに興奮するものだと知りました。
気持ちいいか悪いかは人によって違うかもしれませんが私はかなり気持ちよかったです。
その時点で私の股間はガッチガチでございます。…はい。
自分のソレが彼女の頭に当たらないように、彼女の頭を両手でしっかり抑えながらキスしてました。
調子に乗った私は更にキス中に私は片手を彼女の首に移動させ、鎖骨を触り始めました。
そして肩を流れるように触りながら少しずつ下の方に手を移動させて
胸のある位置まで持って行きました。
が…
今まで書いていませんでしたが彼女はビックリするほどの貧乳なのでございます。
226: 名も無き被検体774号+ 2013/12/17(火) 22:43:35.05 ID:0r5oPCR10
当時こそあまり意識して見た事はありませんでしたが彼女は胸を盛るような
パック入り的な下着を着けません。なので大きさがハッキリとわかります…。
彼女の左胸の下着まで手を移動させた私は、手で胸を包むようにしてそっと揉みました。
キスは続行中なので彼女の身体がピクッっと動くのがわかりました。
が、私の手に手応えが全くありませんでした…。
すると急に彼女がキスを拒むような仕草をしたので私はすぐに顔を上げました。
彼女「ハァ…ハァ……。ごめんね。」
俺 「え」
彼女「私、ちっさいから。」
俺 「い、いや。」
やっぱり気にしていたらしかった。
私はすぐに手を胸から放した。
それと同時に彼女は起き上がり私の肩にもたれ掛かるような感じで座り直しました。
ハァハァとやや息を荒くした彼女がますます愛しくなりました。
227: 名も無き被検体774号+ 2013/12/17(火) 22:44:18.59 ID:0r5oPCR10
それから一言も喋らずにしばらく時間を過ごして私は
俺 「今日はそろそろ帰ろうか」
自分がとった大胆な行動が今更恥ずかしくなり、帰る提案をしました。
彼女「……うん。」
ちょっと間をおいて答え、私と彼女は歩いて公園をあとにしました。
公園から駅までの距離は数百メートルですが、とある路地に入った時に私の目に飛び込んできたものが…
そうです。いわゆるラブホというものです。
228: 名も無き被検体774号+ 2013/12/17(火) 22:45:54.63 ID:0r5oPCR10
私と彼女は先程までイチャイチャしまくっていた事もあってかなり高揚していました。
時間が経っていたので余熱は適度に冷めていましたが、ラブホなんて見てしまったら
嫌でも意識してしまうのです。
私は必死に気づかないフリをして通過しようとしました。
はい…通過 『しようと』 しました。
私は彼女が歩く斜め後ろに振り返る、フリをして後ろを確認。
前と後ろに人がいない事を確認して、彼女を見ました。
ドキドキしました。
彼女は今私が言おうとしている事をおそらく察しているだろうとわかっていたから尚更。
でもここで言わなかったら完全に男として最低であろうと思い
俺 「あの…」
彼女「……うん」
俺 「…やっぱり、もう少し○○さんと一緒に居たいんだけど。」
彼女「…うん。私も。」
俺 「ありがとう…」
彼女「うん。」
私は出来るだけ彼女が「俺に誘われたから仕方なく…」と言い訳出来る台詞を考えたのですが
こんな在り来りな台詞しか思いつきませんでした。
何はともあれ、私はその日初めてラブホテルに入りました。
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