戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://japanese.engadget.com/2014/03/04/ssd-730/


インテルがコンシューマ向け高性能SSD 730 シリーズ発表、発売カウントダウン中 - Engadget Japanese
インテルがコンシューマー向け SSD の新モデル SSD 730 シリーズを発表しました。インターフェースは SATA 3.0。ゲーム用途やワークステーションなど、高いパフォーマンスが要求される用途向けにアクセス速度などを向上しました。また、3月18日の発売日に向けてカウントダウンサイトを開設しています。
筐体にサイバーチックなドクロマークをあしらった SSD 730 シリーズは、これまでエンタープライズ向けに使われてきたインテル製 PC29AS21CA0 コントローラーを搭載。20nmプロセスの MLC NAND を採用しています。先代モデルの 530 シリーズと比べると、コントローラーのクロックで1.5倍、NAND のバス速度も1.2倍ほど高速化されるなど、全体のパフォーマンスを引き上げています。

アクセス速度はファームウェアの最適化による効果もあり、容量480GBのものでシーケンシャル読み込み550MB/秒、同書き込み470MB/秒。4KB ランダム読み込みは 8万9000 IOPS、同書き込み 7万4000 IOPS。

また、複数ドライブにデータを分散記録する RAID 0 を構築する場合は、2ドライブ構成で読み込み1TB/秒、書き込みも910MB/秒とかなり高速なストレージ環境を構築可能です。

データセンター向けストレージの DNA を取り込んだと称するだけあって、故障するまでの平均時間をあらわす MTBF は 530 シリーズの120万時間に対して200万時間と大幅に向上。耐久性をあらわす TBW も 480GB モデルで 128TB(480GB/日)となっています。

しかし、高パフォーマンスに引きずられるかのように消費電力も高めになりました。動作時で約5.5W、アイドル時では約1.5W。この値は、サムスンの 840 EVO シリーズが動作時 0.1W であることを考えるとかなりのものと言えそうです。

容量ラインナップは 240GB および 480GB。これまであった120GBや180GBといった小容量モデルはありません。

米国での発売日は3月18日。価格は、米 Amazon では 240GB が約240ドル、480GB が約470ドルに設定されており、こちらも同容量の他社 SSD に比べると少々お高めです。

なお、カウントダウンサイトで大々的に宣伝はしているものの、すでに発表済みの製品なこともあり、これといった隠し球などは用意されていないようです。