かつての精神病院に関する古写真
2014.3.6 21:00 画像・歴史・文化 # コメント(18)
ネット上に出回っているかつての精神病院に関する写真がまとめられていました。人体実験的な意味合いの濃いものも多く、人間の倫理観に関する歴史を垣間見るようです。
■1.セルビア精神科病院の写真。これは1999-2002年にコソボとセルビアで活動していたジョージ・ゲオルギウが撮影したものだ。
■2.20世紀初頭、女性患者がラジウム治療法を受けている様子。
■3.この椅子はヒステリー患者を落ち着かせるために用いられた。処刑用の電気椅子によく似ている。
■4.1869年ヨークシャにおける、看守ヘンリー・クラークによる精神病患者の鎮圧
■5.1920年初頭、外側大脳透熱療法を受ける患者。この治療法は電流により患者を刺激するものだが、医者は最終的にこの器具を信頼できず危険なものだとみなした。
■6.1870年代アメリカ、ミシガン州カラマズーの精神病棟
■7.ニューヨーク州ロング・アイランドのピルグラム精神療養所は14000人を同時に収容できた。この精神科病院は病気の治療にきわめて挑戦的な手法を取り入れている。ロボトミー手術や電気ショック療法はその典型である。この病院の医者は抗生物質のインシュリンとメントゾールを大量に使うことで患者を強い昏睡状態に陥らせた。患者を処分するためである。
■8.地下ダイニング
■9.1800年代後半のアレゲーニー横断の狂人精神科病院。入院のための動機のリストである。過度の不摂生や遺伝的素因から馬に頭を蹴られたことまで。
■10.1940年代のニューヨーク州ブレントウッド、ピリグリム州立病院
■11.ロボトミー手術に使う道具
■12.バイベリーにあるフィラデルフィア州立病院。1945年、男は監房で拘束されている
■13.ノイローゼ療養所の叩打マッサージ機。
■14.コネチカット州ノーウィッチ州立病院。
■15.結核を患い、ベッドでの安静が必要な母親。彼女は家族との散歩のために療養所を出るが、ベッドからは離れることはできない。
■16.妄想型統合失調症患者により描かれたもの。
■17.1961年スペイン、クエンカの精神科病院。
■18.ワックスで包装された脳の一片。ウェストパーク精神病院の霊安室から。
■19.およそ1921年、ワシントンD. C. にて。孤児養育院遊戯室。小児達はワシントン精神病院に捨て子であるために入れられている。
■20.1964年、病院内での自傷行為。
■21.1910年代、スチームキャビネットに入れられた患者。
■22.精神病患者の皮膚に食い込んだ針をX線で撮ったもの。
■23.イタリア、リンビアーテの放置された病院。
■24.19世紀後半、自慰行為は精神病の原因と広く信じられていたため、このようなデザインの器具により、着用者が触ったり刺激をしたりすることを防いだ。これは精神科の公共機関でも用いられた。
■25.17世紀のインサニティーマスク。
■26.水治療法は1900年代初頭に初めて行われた。桶の中で水に浸ることが、興奮状態の患者を安静させる効果があるという。
■27.1800年代、自分で装飾した患者。
■28.サンランド病院、フリーマンはロボトミー手術を開発したやぶ医者だ。この手術は「問題のある」患者をゾンビへと変えるものだ。
■29.およそ1869年頃、ヨークシャ、ウェークフィールドのウェストライディング狂人病院で拘束椅子に座る患者。
■30.逃げ道なんてどこにもない・・・
via:cracktwo・キャプション翻訳:R.Y.T
この記事を読んだ人はこんな記事に興味があります
コメント一覧
1. おまえら
1逝かれてる
ほとんど拷問道具であり、こんなもんで精神が治るかよ
2. 匿名
2インシュリンは抗生物質じゃない
3. おまえら
3ロボトミー怖いな。
未来世紀ブラジルと時計仕掛けのオレンジ思い出した。
4.
49のparents were cousinsってどーゆーこと?
両親がいとこ???
5. さいが
5近親婚による池沼じゃないかってことだろ
スペインの赤ちゃんの奴は何?
6. おまえら
6>>4
近親婚で血が濃くなりすぎて遺伝的な異常が出たってことじゃね?
7. おまいら
7米2に同意
最終目的の為、インスリンを使ったかは大体想像がつく。
昏睡に導いて最終的に死亡させる為だろう。
以上、インスリン注射を手放せない者からの意見です。
8. おまえら
8肉体の異状と違って目で見えないからな。医者も試行錯誤してるんだよ。
9. おまえら
9軽度だろうが重度だろうが、精神病患者は本当に要らない。家族にいるからよくわかる。
10. ななしだよん
10吐き気するわ
だけど見ちゃう
11. おまえら
11ドグラ・マグラですね
12. おまえら
12※3
『女優フランシス』って映画もあるよ。
ロボトミー手術を受けても社会復帰?した女優さんの話だった
・・・と思う。
13. おまえら
13そりゃ今の目で見ればトンチキな治療法(治療法ともいえないけど)だけどさ、試行錯誤を「逝かれてる」の一言で済ませるのはどうだろう。飛行機を飛ばすのだって最初はガキンチョの妄想だったんだし、せめて未発達と言ってやれよ。
14. おまえら
14現代の医学でだって持て余すのに、昔じゃあ処置なしだろう。
処分もやむなし。
野生動物なら勝手に死ぬだろうし、工業製品なら不良品として捨てる。
それをわざわざ生かし続けるのが「人間の倫理」ってさ、ただのリソースの無駄だよ。
15. チーフ
15カッコーの巣の上で
16. おまえら
16※7
インスリン療法。
インスリンを患者に投与しこん睡状態に導き、その後
ブドウ糖などを与え低血糖から覚醒させると、妄想が
低減するという療法。古い時代の治療方法ですな。
北杜生の「マンボウ医局記」に記載があるから
一度読んでみな、良い本だよ。
17. おまえら
17↑北杜夫です。自己修正
18. おまえら
18処分の簡単な実験体として使われたりもしてたんだろうな