耳の聞こえない作曲家で”現代のベートーベン”とも評されていた佐村河内守(さむらごうちまもる

50才)氏が、謝罪会見を開き、新たな事実などを告白しました。

画像:【謝罪会見の佐村河内守】
謝罪会見の佐村河内守
http://www.oricon.co.jp/news/photo/2034838/8/

18年間、ゴーストライターの桐朋学園大非常勤講師の新垣隆(にいがきたかし 43才)氏に作曲を依頼して

いたことや、3年前から耳が聞こえることもあったと告白し、大きな騒動となっているこの問題。

画像:【新垣隆】
新垣隆
http://news.livedoor.com/article/image_detail/8510459/?img_id=6015089

7日、騒動を受け、佐村河内氏は都内のホテルで謝罪会見を開きました。

これまでの杖を持ち、特徴的な長髪とヒゲ、サングラスという姿から一新し、杖を持たず、サングラスを外し、

ヒゲを剃った短髪姿で登場し、周囲を驚かせました。

画像:【会場に現れた佐村河内守】
会場に現れた佐村河内守
http://www.oricon.co.jp/news/photo/2034838/7/

画像:【以前の佐村河内守】
以前の佐村河内守
http://www.daily.co.jp/gossip/2014/02/05/p1_0006687539.shtml

会見では

「(同騒動は)2人だけの秘密で行われてきた18年間のものです。
私が精密な設計図を書き、新垣氏が音にしていくというものでした。
CDを買ってくれた皆様、演奏会にお越しくださった皆さま、音楽を聴いてくださった皆さま、本当に申し訳ございませんでした。
(フィギュアスケートで佐村河内氏の曲をテーマにしていた)高橋大輔選手にも深くお詫び申し上げます。被災地の皆様、本当に申し訳なく思ってます」

とまず謝罪した上で

画像:【謝罪する佐村河内守】
謝罪する佐村河内守
http://www.oricon.co.jp/news/photo/2034838/4/

「新垣氏が私に”何度もやめよう”と提案したと証言したのはウソです。
18年間で私に対する批判的な記事が書かれたときに1度だけ”もうやめよう”と言ってきただけで、それもつい最近のことです」

「新垣氏と新宿の喫茶店で作曲の打ち合わせをするとき、彼は最初は首を横に振ります。
そして私がギャラを釣り上げると、渋い顔をして、もう少し値段を釣り上げると彼は笑顔で『いいですよ』と返す。18年間、ずっとそうでした。本当に”やめよう”と思っている人でしょうか?」

と新垣氏のこれまでの主張に反論

さらに

「(ゴーストライターの)新垣氏との会話は口話術(※話し手の唇や顔面の筋肉の動きを読み取って言葉を理解する方法)で理解していた」

またギャラについては

「新垣氏がギャラを釣り上げてきた。彼が納得した金額は300万円でした。
6年間で2曲、3年間で1曲、1曲300万円で彼がオーケーした」

と明かしました。

そして、

「証言で一部食い違う部分に関しては、新垣氏らを名誉毀損で絶対に訴えます。
弁護士も内定しています」

と語りました。

耳の状態については

「聞き取れる状態ではあるが、会話は聞き取れないことがほとんどで音声がひずむし、手話通訳を必要としていることにウソいつわりはありません」

と力説する一方、

「絶対音感はない」

と告白。

また会見前に報道陣に配布された横浜市による「聴力検査結果」の用紙には

「身体障害者福祉法に基づく聴覚障害者には該当しない」

画像:【「聴力検査結果」】
「聴力検査結果」
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/03/07/gazo/G20140307007727020.html

という驚くべき診断結果が書かれていましたが、これに対して、佐村河内氏は

画像:【「聴力検査結果」を掲げる佐村河内守】
「聴力検査結果」を掲げる佐村河内守
http://www.oricon.co.jp/news/photo/2034838/5/

「障害者年金は一度も受け取っておらず、障害者手帳は返納しました」
「それでも耳が詰まった感じで耳が遠い状態です」
「難聴の原因はわかりません。日常生活に難ありの身体障害者であることは、一目瞭然で伝わると思う。手話通訳士を必要としないと、生きていけない」

と強く訴えました。

なお、横浜市も同日記者会見を開き、佐村河内氏の再検査で、市内の耳鼻咽喉科の医者が脳波を図るなど

5種類の検査を実施した結果、「聴覚障害には該当しない」との診断結果が出たこと、3年間で重度障害者医

療費助成金として約24万3千円を支給していたことを発表しています。

昨年3月31日にNHKで放送された自身を追ったドキュメンタリー「NHKスペシャル 魂の旋律~音を失った作

曲家~」については

「過剰な演出です、すいません」
「明らかに私がディレクターたちを騙した過剰演出」
「本当になにもかも全ての責任は私にある」
「NHKスペシャルで、私と新垣氏の関係を知っている方は、スタッフには一人もいません」

と全面的に謝罪しました。

動画:【佐村河内の謝罪会見 前半】
動画:【後半】
動画:【質問にキレる佐村河内守】

佐村河内守氏は再検査により、法律上の「聴覚障害者」ではないと明らかにされました。

新たなウソが判明したり、ゴーストライターの新垣隆氏との泥沼の裁判になりそうな気配です。