秋葉原にある鉄道居酒屋「LittleTGV」が3月10日～14日に「さよなら車両感謝祭 寝台特急あけぼの」を開催する。

これは、2014年3月14日に引退する寝台特急「あけぼの」のファンに向けた交流イベント。「あけぼの」は、1970年10月1日に運行を開始した定期寝台特急列車で、通称「ブルートレイン」の1つとしておなじみ。上野-青森間を毎日上下線で1本ずつ運行しており、青森駅を発着する唯一の定期寝台特急列車だが、3月15日のダイヤ改正により引退(臨時列車化)。集団就職や出稼ぎで上京した人が帰郷する際に利用するなど、乗り換えなしで移動できる夜行列車として長らく親しまれてきたが、3月14日の運行(上野発：21時15分、青森発:18時22分)を最後に43年半の歴史に幕を下ろす。ちなみに、最終列車の寝台券は、上下線とも午前10時の発売開始直後に完売となった。

これを受け、鉄道居酒屋「LittleTGV」では、惜別イベント「さよなら車両感謝祭 寝台特急あけぼの」を開催。長岡-東京間の牽引機関車EF64形をイメージしたカクテルや青森-長岡間の牽引機関車EF81形をイメージしたカクテルなどのオリジナルドリンク、沿線の地酒、ご当地グルメを用意し、あけぼのの引退を惜しむ鉄道ファンの交流を促す。思い出からマニアックなネタまで、あけぼのの魅力について語り合いたい人にはうってつけの機会だろう。