「実際はこんな感じだから」バービーに対抗して製作された「ラミリー人形」とは?
■そんなの不自然なんです
変な夢を見させるな、ということでしょうか。アメリカからのニュース。子どもたちに大人気の「バービー人形」が、その人間離れしたスタイルのせいで悪い影響を与えるとして、より「普通の体格」の人形を発売する動きがあるようです。
今回発表されたのは↑写真の「ラミリー人形」。アメリカの平均的な19歳女性の体型にもとづいて製作されています。また、服装もよりカジュアルにデニムやトレーナーなどになっているそうです。バービーのようにフリルで飾ったドレスやハイヒール、ウエストを強調するようなクロップ・トップスなどは着ていません。
ちなみにこのラミリー、アーティストのニコライ・ラムさんの発案・製作によるもの。おもちゃ市場に画期的なものとなるだろうと彼はコメントしています。
「おもちゃ屋に出回っている大部分のファッション・ドールはプリンセスのように着飾っているか、ファンキーな格好かどちらかだよ。私は人形にギャップやJ・クルーみたいなシンプルな服を着せてあげたかったんだ。日々我々が着ているような普段着を人形が着れないなんていう理由はないからね。」
■すでに準備はOK
現在ラムさんはこのラミリーを生産するためクラウドファンディングのCrowdtiltOpenで資金を募集していますが、すでに必要金額には達成しているようですね。「彼女は単なる平均プロポーションの人形じゃない。子どもたちのための玩具としての人形なんだ。」と訴えるラムさんは、ラミリーが多くの子どもたちに受け入れてもらうためには広告キャンペーンやパッケージングがとても重要になると述べています。
歴史上で最も人気のあるおもちゃの一つとしても数えられるこの「バービー人形」ですが、あまりにも人気があることの反面、女の子がバービー人形の人間離れしたスタイルを求めてしまうという悪い影響がたびたび非難されています。実際、バービー人形を目指して整形を繰り返す女性や、挙げ句の果てにはバービーのようにIQを下げたいと願う女性までいる始末。バービーのウエストは人間にすると43センチと非常にスリムですが、一般的な女性は痩せてても50センチくらいが普通だとか。ラムさんはそういう認識を変えていきたいのですね。
「変な夢見るなよ、僕らのスタイルなんててこんなもんなんだから」とリアルな現実を見せてしまうのもある意味教育の一環なんでしょう。人形遊びもお姫様役がこんな感じでカジュアルに。
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ああ、なんだか見たくないものを見せつけられているようだ!男の方が夢を見過ぎなのかしら?
<ネタ元:‘Normal Barbie dolls’ set to hit toy shop shelves after successful crowdfunding campaign>
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