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【未来キタ】ついに映画が現実に『202X年宇宙の旅』NASAが木星の衛星「エウロパ」への生命探査を発表 | DDN JAPAN

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【未来キタ】ついに映画が現実に『202X年宇宙の旅』NASAが木星の衛星「エウロパ」への生命探査を発表

 
 
 
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その氷の下には魚がいるだろう
There might be fish under the ice.

アヴィ・ロエブ (Avi Loeb) ハーバード大・天文学者

キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!

夢のミッションが始動!!

NASAの長官 チャールズ・ボールデン(Charles Bolden) が発表した2015年度予算案に、木星の衛星「エウロパ」への探査策定(約1,500万ドル)が含まれました。地球の南極にあるボストーク湖に近い環境であると推測され、表面の氷の下に数十億年の歴史を持つ海を湛えたこの星へロボットを送り込み「生命の存在」を確認することが目的です

映画「2001年宇宙の旅」のクライマックスにも登場するこの星への探査は、NASAのすべての科学者にとって "夢のミッション"。その詳細はまだ明らかにされていませんが、最高財務責任者 エリザベス・ロビンソン(Elizabeth Robinson) は「2025年頃には打ち上げられるだろう」とコメントしました

我々はずっとエウロパについて研究してきましたが、昨年12月の出来事が変化を起こした
We've been thinking about Europa for quite a few years. Then in December things had to change

ジム・グリーン (Jim Green) NASA惑星科学チーフ


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エウロパに海が存在することはすでに10年前に確実なものとなっていましたが、深さ50キロの深さにあるため生命の維持が難しいのではないかとの疑問が投げかけられてました

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しかし2011年、表面から約3キロ〜5キロの深さに「アメリカの五大湖に匹敵する地底湖」が存在する可能性をテキサス大学が指摘、温かい水が湧き上がり表面の氷を溶かし、氷が割れて崩壊すると発表

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さらに2013年12月、NASAはエウロパの南極表面の亀裂から、なんと約200キロの高さで水蒸気が噴出したことを、2012年末のハッブル望遠鏡による観測データから結論づけたと発表。水は氷となって地表に落下したと見られている

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これまで分厚い氷をドリルで掘り進み、深い地底の海へ到達する必要があると考えられていた調査が、亀裂を利用することで、サンプルの取得が容易に行えるのではと期待されるようになったのです

2013年1月にはエウロパ探査のための「ナノ潜水艦 DADU」が、NASAジェット推進研究所とスウェーデンのアムステルダム宇宙技術センターの共同開発により発表

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実際の探査ではこのようなロボットがデュアルドリルを搭載し使用されると考えられています

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今年2月27日にはケプラー宇宙望遠鏡の惑星探査ミッションで、715個の太陽系外惑星が新たに発見され、合計1700個となった現在、エウロパで生命の存在が (もしくは痕跡であっても) 発見されることになれば、

宇宙に知的生命体が存在する可能性が飛躍的に高まることになります

(┘°Д°)┘ オオオオオオオ!!

ステファン・ホーキングが考える「エウロパの生物 / Europa: Sea Life」
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このイカに似た生物は、氷の層の下にある塩からい海の底に。もしこの生命が存在するとすれば、暗闇の海の中、生物発光し、熱水噴出孔周辺に基づくライフサイクルのなかで地球の深海生物のような特徴を携えていると思われる。(via. Discovery Channel「Into The Universe with Stephen Hawking: Fear The Aliens」)

映画「2001年宇宙の旅」より

科学知識が進歩するにつれ、遅かれ早かれ生物は、自然が与えたもうた肉体という住家から逃れでるだろう。

ひよわで、病気や事故に絶えず付きまとわれ、ついには避けられない死へと導く肉体など無いほうが良い。自然の肉体が擦り切れたら――いやそれ どころか、擦り切れないうちに――金属やプラスチックの部品と取替え、そうして不死を勝ち取るのだ。しかし脳は有機組織の名残として、しばらくは留まることになるかもしれない。機械の四肢を操り、あるいは電子の五感――盲目的な進化では到底得られない鋭い微妙な感覚――を使って宇宙の観察を続けるだろう。

地球ですらその方向に何歩か進み始めているのだ。長生きできないと宣告された何百万もの人が、人工の手足、人工肝臓、人口肺、人工心臓のおかげで、いま幸福で活動的な暮らしをしている。この方向に行きつく先は一つしかない。――たとえそれが常軌を逸したものであろうと。

最後には脳さえ消えて行くだろう。意識の着床する場として脳は必須のものではない。そのことは電子知性の発達が証明している。精神と機械の対立は、やがて完全な共生という永遠の妥協で終わるかもしれない…。だがそれが終局だろうか?(中略)

ロボット身体も血と身体と同様に単なる踏み石であって、やがて人々が精霊と呼んだものに至るかもしれない。そして、そのまた向こうに何かあるとすれば、その名は神のほかにあるまい。(via. 2001年宇宙の旅解説)



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