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深刻な社会問題「食品ロス」の現状と問題点、減らす方法について - NAVER まとめ
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深刻な社会問題「食品ロス」の現状と問題点、減らす方法について

日本では現在5500万トンの食糧を輸入しながら、1800万トンもの食料を廃棄しています。この廃棄している量は世界一であり、今後日本が取り組むべき問題だとされています。その食品ロスの現状と減らす方法についてまとめます。

更新日: 2014年03月11日

PINKMOMOさん

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▼食品ロスの現状

Photo by Phil Ashley / Digital Vision

食品ロスはCO2の量を増やすほか、もったいないというモラルの低下など様々な問題を引き起こしています。

まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」が日本では年間500万トン~800万トンにも上ります

このうち、売れ残りや期限切れの食品、食べ残しなど、本来食べられたはずの、いわゆる「食品ロス」は500万トン~800万トンとされています

これは、我が国におけるコメの年間収穫量(平成24年約850万トン)に匹敵し、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(平成23年で年間約390万トン)を大きく上回る量です

また、家庭における一人当たりの食品ロスは、1年間で約15kgと試算されています。これは、ご飯1食を250gとすると、60食分。

▼食品ロスの内訳は

Photo by Ryan McVay / Photodisc

食品をロスしている内訳はどうなっているのでしょうか。

年間800万トンの食べられるにも関わらず捨てられる食品ロスがある。その半分がメーカーサイドからのもの。半分が家庭からなんです

世帯食1人1日当たりの食品ロスは41.0グラムとなっているが、そのうち野菜類が20.2グラムと最も多く、果実類の6.4グラム、調理加工食品の4.6グラムが続いている。主食である米が中心の穀類は1.6グラムと少ない。

重量ベースでは、果実類が8.9%と最も率が高く、野菜類の8.7%、魚介類の5.9%がこれに続いている。穀類は1.0%と食品ロス率が小さい。

世界で生産されている食料の3分の1が失われており、その量は年間に13億tに上る、としています。先進国で6億7000万t、開発途上国でも6億3000万tが失われている

ただし、損失といっても、先進国と途上国では意味合いが違います。報告書は、「食品ロス」(loss)と「食品廃棄」(waste)に分けて論じています。

EUや北米の一人当たりの年間廃棄は95〜115kgと見積もられています。一方、サハラ砂漠以南のアフリカや南アジアでは、6〜11kgに留まっています。

▼食品ロスが引き起こす弊害とは

食品ロスは地球の温暖化を促進させるほか、様々な弊害をもたらします。

食料ロスに関する問題点としては、まず、食料資源の効率性にあります。飢餓に苦しむ途上国がある一方、先進国ではその多くが食料廃棄物として処分されるのです。

資源効率を著しく低下させていることを意味します。

食料廃棄物の発生が小売価格を引き上げてします。仕入量と比較して販売量が少なくなれば、残りは廃棄処分となりますが、この廃棄割合が大きくなれば、その廃棄コストは販売価格に上乗せされる

さらに、環境への負担の問題もあります。有機物とはいえ、大量の食品廃棄はその処理段階において環境に負荷を与えます。

処理や再生にあたり、CO2を発生させます。

Photo by Comstock Images / Stockbyte

地球温暖化の原因にもなります。

廃棄物の最終処分の残余年数は厳しい状況にあり循環型社会を構築する必要がある。食品廃棄はゴミ問題にも大きく関わっている

食品ロスによって廃棄物が増え、私たちの住む場所を汚染してしまいます。

食品が多く含まれたごみは水分が多く、焼却炉の発電効率が下がる原因になりエネルギーの無駄になる

▼自治体や各企業では「食品ロス」を減らすために取り組みを加速させている

Photo by Andy Sotiriou / Photodisc

自治体や企業などでは食品ロスを減らす取り組みが盛んに行われ始めています。

賞味期限が間近となった食品や食品衛生上問題がない規格外品を社会福祉団体等に提供する“フードバンク活動”や食べ残しを持ち帰るドギーバッグ普及活動などが広がりを見せている。

サトレストランシステムズ株式会社では、ロス管理の徹底、準備数量の多頻度少量化、ごはんの量をお客様に選べる仕組みの導入など、様々な工夫で食品ロスを削減に取り組んでいる

山崎製パン株式会社では、例えば食パンの耳を原料としてラスクやチョコ菓子に、またケーキスポンジ切り落としから別のスイーツにするなどの有効利用の事例、またパンの耳や規格外品などの未利用食品を家畜の飼料に(エコフィード利用)、さらにエコフィード利用畜産物からパン・弁当類に製品化している

ローソンでは食品廃棄物の削減のため、発生抑制と再生利用(廃油リサイクル、余剰食品の飼料化・肥料化)を中心に取り組んでいる。その結果、食品リサイクル等実施率は50.3%を達成した

ドイツでは、捨てられるパンを木材と混ぜて燃料にし、パンを焼いている業者もいる。さらに、食品廃棄物をバイオガスに利用するビジネスも進んでいる

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PINKMOMOさん

色々なことに興味があります。自分が興味を持ったことをその日の気分でまとめていきたいと思います。

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