モバP「タイムマシンがあったら?」
- 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 11:52:52.52 ID:Hdm/oquGo
佐久間まゆ「はい」
P「? どうして急に、そんな話…」シャリシャリ
まゆ「深い意味はありませんけど…読んだ本にそんな話があったので、聞いてみたんです」
P「……うーん。そうだな」
P「いや、別に変えたい過去があるとか…っていうこともないしな。たぶん使わないと思うけど」シャリシャリ
まゆ「そうですかぁ?」
P「あ、なんだったら子どものころのまゆを見に行ってみたいな。それくらいなら、怖いことも起きないだろうし」
まゆ「ふふ? ひょっとすると、まゆは幼いころにPさんに出会っていたのかもしれませんねぇ…?」
P(やっぱ怖いこと起きそうだった!)ゾク- 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 11:55:04.48 ID:/DyiWrXSo
佐久間まゆ(16)
- 3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 11:57:48.11 ID:Hdm/oquGo
P「ひょっとして」
まゆ「?」
P「この前持って来た本は、もう全部読んじゃったのか」
まゆ「ええ。一人きりでいると、退屈ですから、けっこうすいすい読んじゃいますねぇ」
P「そっか。じゃあまた明日にでも新しいのを持って来るな」
まゆ「はい」ニコ
P「ちなみに、どんな本がいい?」
まゆ「…えっとぉ…お料理とか、編み物の本がいいですかねぇ…」
- 4:>>2 そのまゆ好き。ありがとうです。:2013/05/09(木) 11:59:39.91 ID:Hdm/oquGo
P「そっか。まゆはやっぱり、料理とか好きなんだな」
まゆ「はい♪ いつだってPさんにご馳走できるように、ちゃんと勉強しておかないといけませんから」
P「お、おう。楽しみにしておくよ」
まゆ「あ、でも…別にPさんがまゆのために選んで持って来てくれるのなら、どんな本でも構いませんよぉ…?」ニコ
P「そ、そうか…」ハハ…
まゆ「はい。ふふ…」
まゆ「あ、そうだ」ポン
P「ん?」
まゆ「その…今はお料理はさすがに無理ですけど、編み物ならできるので…」ガサ
まゆ「これ、Pさんのために編んだんですよぉ」
P(…この時期にセーターかよ…)
- 5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 12:01:45.05 ID:Hdm/oquGo
P「あ、ありがとう」ハハ…
まゆ「まだ少し肌寒いですからねぇ。それに」
P「ん?」パサ
まゆ「それを着て感じる暑さは、私の愛情のしるしですからねぇ…? たっぷり感じてくださいね…ふふ」
P「…うん。ありがとな」ガサ
まゆ「はい♪」
- 6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 12:03:45.79 ID:Hdm/oquGo
コンコン
P「ん」
まゆ「? この時間だと、もしかするとー…アイドルの子かもしれませんね」
ガラ
神谷奈緒「お、元気そうだなー」
北条加蓮「ほんとだ。おはよう、まゆ」
まゆ「はい。おはようございます」
奈緒「ついででごめんな。プロデューサーを拾いがてらなんだ」
まゆ「全然いいですよぉ。こうして来てもらえるだけで、嬉しいですから」
P(まゆはいい子や…)
- 7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 12:06:54.40 ID:Hdm/oquGo
加蓮「今朝は顔色もよさそうだね」
まゆ「はい♪ ご飯もちゃんと食べましたし…なによりPさんが来てくれましたから」ニコ
P「…ごめんな、本当はずっと一緒にいてやりたいくらいなんだが…」ナデナデ
まゆ「ふふ。仕方ないですよぉ。Pサンは、みんなのプロデューサーですもんねぇ」ナデナデ
P「…お前も俺を撫でるのか…」
まゆ「ふふ♪ いつもお疲れさまです」ナデナデ
奈緒「なんか情けない絵面だなー」
P「うるさい。自分も撫でて欲しいからって突っかかって来るんじゃない」ナデナデ
奈緒「ばっ// そ、そんなこと思ってねぇよ!」//
まゆ「♪」
- 9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 12:09:31.48 ID:Hdm/oquGo
P「よし。じゃあまた明日来るからな。仕事、行って来るよ」
まゆ「はい。気をつけて行ってくださいねぇ」
加蓮「夫婦みたいな会話だね」ハハ
奈緒(…ち、ちょっとだけ羨ましかったり、しないからなー)
P「っと。リンゴ、切ったからな。よかったら食べてくれ」コト
まゆ「はい、大事に食べますねぇ」
奈緒「でこぼこじゃねえかよ」
P「う、うるさいな!」
まゆ「いいんですよぉ。Pさんが、私のために頑張ってくれたって、伝わって来ますから」
P「…そっか」
加蓮(まゆはいい子だね…)
- 10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 12:12:03.46 ID:Hdm/oquGo
ガラ
看護師「佐久間さーん。検温、いいですかー」
まゆ「はい」
P「じゃあな」
まゆ「はい♪」
- 11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 12:14:32.44 ID:Hdm/oquGo
P「よし。じゃー今日も仕事、頑張るか!」
奈緒「現場に行ったら頑張るのはあたしらだけどな」
加蓮「プロデューサーも、アイドルする?」
P「しねえよ!」
P「……」
P「…タイムマシン、か…」
加蓮「? なにか言った?」
P「あ、いや…なんでもないよ」
- 13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 12:29:45.05 ID:/DyiWrXSo
神谷奈緒(17)
北条加蓮(16)
- 14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 20:46:07.55 ID:oQNjISBp0
奈緒「タイムマシンがあったら?」
P「うん」
奈緒「…いや…別にどうもしねえけどさ…」
P「そうか?」
奈緒「あ、でもこう…戻れるんだったら、ちょっと過去に戻ってみてえかな、…昔のアニメを、リアルタイムで見たい」
P「はは、健全でかわいい使い方だな、奈緒らしいよ」
奈緒「あぁ? な、なにが可愛いんだよ!」//
P「普通、タイムマシンときたら、過去を変えようとか…いろいろ思いつくもんじゃないか?」
- 15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 20:56:22.14 ID:oQNjISBp0
P「加蓮はどうだ?」
加蓮「私? 私も別に… 」ギュ
加蓮「変えたい過去なんて、ないかな」
P「…そうか」
加蓮「うん。過去を変えようなんて…プロデューサーと、奈緒と、…凛に支えられて頑張って来た今の私に、失礼だと思う」
P「…そっか」
奈緒「ほ、ほら見ろ。あたしなんかよりよっぽど加蓮の方が、真面目だし可愛いじゃねえか」
加蓮「ありがと。でも奈緒も十分可愛いよ」
P「うむ」
奈緒「な、二人してなんだよぉ…」
- 16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 21:02:12.51 ID:oQNjISBp0
P「…まあ…そうだよな…」
ふつう、タイムマシンなんてものを使う機会が与えられたとして――自分の過去をどうかしよう! なんて方がおかしいよな。
まして、二人に限らずうちの子たちはみんなまじめだし。
…そうだよな。
だから、「タイムマシンがあったら」なんて質問自体、思いつくってことは――それは、つまり……
加蓮「プロデューサー?」
P「…ん?」
加蓮「どうかしたの? なんだか、青い顔して…考え込んでる風だけど」
奈緒「はっ。さては…なにかタイムマシンが欲しくなるような失敗でもしちゃったか」
P「…してねぇよ」ハア
P「何でもない。心配させて悪かったな。さ、今日も元気に行くぞー!」
加蓮「さっきも同じようなこと言ってたよ?」
奈緒「いつもに増して今日は変だな」
P「いつも変だと思われてるのか、俺…」
- 17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/09(木) 21:08:43.50 ID:oQNjISBp0
つまり、
まゆにはなにか、変えたい過去があるのだろうか。
俺と出会わなければよかった?
それとも――……
「心配いりませんよぉ、Pさん」
「私は……なにも後悔なんてしてませんから」
やはり、あのときの笑顔は嘘だったのか?
- 20: ◆ouHhy4BX4A:2013/05/09(木) 23:34:21.97 ID:uduWLCIDO
P「お」
渋谷凛「遅い」
P「悪い悪い。でもまだ時間には間に合ってるだろ?」
凛「そういう問題じゃない。早め早めの行動は社会人の常識でしょ?」
P「…すまん」
奈緒「プロデューサー怒られてやんの」ププ
凛「奈緒も同罪」
奈緒「あ、はい」
- 21: ◆ouHhy4BX4A:2013/05/09(木) 23:41:09.82 ID:pSd+kuheo
加蓮「凛。なにも怒ることはないんじゃないかな」
凛「…」
加蓮「…ねえ、何とか言ってよ…」
奈緒(…朝から嫌な雰囲気だな、おい)
P「お、おいおい。アイドルが現場でする顔じゃないぞ、三人とも」
P「俺が悪かった。まゆのところでのんびりしすぎたんだ、すまん」
凛「…」
凛「…プロデューサーは悪くないよ」プイ
スタスタ
加蓮「…凛」
奈緒「……最近、凛のやつ、いらいらしてんなー…」ショボン
P「…そうだな」
P「凛のこと、頼んだぞ。お前たちで支えてやってくれ」
奈緒「おう」
加蓮「もちろん。言われるまでもないよ」
P「そっか」
- 22: ◆ouHhy4BX4A:2013/05/09(木) 23:50:44.23 ID:uduWLCIDO
ガチャ
P「戻りましたー」
千川ちひろ「あ、プロデューサーさん。送迎お疲れさまです」
ちひろ「…まゆちゃんの様子、どうでしたか?」
P「…」ギシ
P「元気そうでしたよ。ただ、やっぱり退屈みたいですね…見て下さいよ、ほら」ガサ
ちひろ「…わ、手編みのセーター…これ、プロデューサーさんに?」
P「ええ。嬉しいような、恥ずかしいようなって感じですが」ポリポリ
- 23: ◆ouHhy4BX4A:2013/05/09(木) 23:55:07.48 ID:pSd+kuheo
ちひろ「……まゆちゃんにしては…拙いセーターですね…」
P「…ですね…」パサ
P「…けど、こんな風に編み物ができるようになっただけ…奇跡的だと、言ってましたね。担当医の方は」
ちひろ「…そうですか」
P「……」
P(…アイドルに復帰できるかと聞くと、…なにも答えてはくれなかったですけど)
- 24: ◆ouHhy4BX4A:2013/05/09(木) 23:58:43.28 ID:uduWLCIDO
P「…そうだ。ねえちひろさん」
P「もし、タイムマシンがあったら、どうします?」
ちひろ「……タイムマシン――…ですか」
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- 面白かった
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ハイデガーか
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ぱっつんが似合う近所の幼馴染系アイドルこと柚だな
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- 2014年03月13日 23:26
- バドミントン得意って言ってるし柚でしょ
俺は面白いと思ったけどなー少し頭使うくらいのSSもたまには読みたくなるし
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- 2014年03月13日 23:31
- ※20
ここの奴らは頭空っぽだから頭空っぽでも読めるようなやつしか読めないんじゃない?(適当
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- 2014年03月13日 23:38
- 適当に読んだけど面白かった
眠いから真面目に読むのはまた今度になるけど
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- 2014年03月13日 23:48
- まゆは健康診断でもするのかな~。→病気?アイドル復帰?え、重い感じのはなし?→鬱エンドだったら嫌だし※欄読んで参考にしよ。→3ページとか長いな!?不評だしオチだけ読んでこよー。→なんか良い感じの雰囲気で終わってるし真剣に読むか。→難しいとこあるけど、つまらなくはないかな。
て感じ
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- 2014年03月13日 23:48
- 前も上げてたやつじゃん今更なんなの?
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