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ブルトレ「あけぼの」ラストランに2500人 上野駅に歓声・拍手

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40年以上にわたり、青い塗装の「ブルートレイン」として親しまれてきた寝台特急「あけぼの」(上野−青森)が15日のダイヤ改正で廃止となり、最終列車の雄姿を見届けようと14日夜、JR上野駅に鉄道ファンら約2500人が集結し別れを惜しんだ。残るブルトレは北斗星(上野−札幌)だけとなった。

 あけぼのが出発する13番線のホームには夕方から鉄道ファンらが続々と集まり、出発時刻の午後9時16分になると、カメラのフラッシュがたかれ、「ありがとう」「よくがんばった」といった歓声や拍手がわき上がった。

 最終列車に乗るためホームに並んでいた千葉市の会社員、豊田薫さん(51)と息子で小学6年の壱成(いっせい)君(12)はゆっくりと入線してくる青い車両に興奮気味。「動画であけぼのを見てかっこいいと思い、一度は乗ってみたかった」と壱成君。「小学校の“卒業旅行”として良い思い出になる」と付き添い役の薫さんは目を細めた。

 千葉県から夫婦で来たという会社員の荻原裕之さん(51)と妻、ひろみさん(45)は2人とも大のあけぼのファン。「今年1月に2人で初めて乗った際は感動の余り涙が出た」とひろみさん。裕之さんは「ありがとう あけぼの」と書かれた手製の小旗を持参し、ラストランに旅立つブルートレインに感謝の言葉を何度も投げかけた。

 あけぼのは東北線、奥羽線経由の寝台特急として昭和45年10月、上野−青森で運行開始。上越線、羽越線経由で北上し秋田から奥羽線に入り、青森までの約770キロを約12時間半で結んだ。かつては東北地方などの出稼ぎ労働者や学生らを首都圏に運び、高度経済成長の一翼も担ったが、近年は車両の老朽化や約6割と低迷した乗車率などを理由に廃止が決まった。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/140314/trd14031422280020-n1.htm


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