巨人 あるぞドラ1初の高校生外野手 横浜・浅間をリストアップ
巨人が今秋ドラフトの1位候補選手として、横浜高(神奈川)の浅間大基外野手(17)をリストアップしていることが14日、分かった。浅間は昨夏の神奈川大会準々決勝で、桐光学園・松井裕樹投手(18=現楽天)から決勝2ランを放つなど、高校通算22本塁打の左のスラッガー。巨人で高校生外野手がドラフト1位指名されれば史上初となる。また同日、第86回選抜高校野球大会(21日から12日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が行われ、横浜は大会6日目に八戸学院光星(青森)との対戦が決まった。
今秋ドラフトに向け、巨人が熱視線を注ぐのは17歳の外野手だった。1月17日に都内の球団事務所でスカウト会議が行われた際、山下哲治スカウト部長は「(1位候補の)人数は10人前後。全体的に野手が少ないから、どうしても投手中心になる」と話していた。しかし、関係者の話を総合すると、注目選手が少ないとしていた野手の中で1位候補に挙がっているのが横浜高の浅間。高校生野手のリストアップは、浅間ただ一人だという。
浅間は昨夏の神奈川大会準々決勝の桐光学園戦で、同年ドラフト1位で楽天入りした松井裕の内角直球を弾丸ライナーで右翼席に運んだ。パワーに加え、最大の長所は高いミート率で広角に打てること。「3番・中堅」で出場した昨夏の甲子園でも、初戦となった丸亀(香川)戦で左に右に打ち分けて、5打数5安打を記録した。球団関係者も「バットコントロールは高校生離れしている」と評する。また、50メートル6秒0の俊足で広い守備範囲にも定評がある。
現在、巨人の高卒野手で主軸となっているのは06年高校生ドラフトの外れ1巡目で入団した坂本ただ一人。常勝を求められる巨人は近年、FA宣言した村田や片岡を補強してきたが、別の球団関係者も「チームの顔になるような、若くて生え抜きの野手が出てきてほしい」と明かす。
ここ4年、巨人のドラフト1位は、現場の意向に合致した形で沢村(10年)、菅野(11、12年)、石川(13年)と、大学や社会人の即戦力投手を指名してきた。その一方で、球団内には「甲子園のスター」を獲得すべきとの意見もあり、今春センバツに優勝候補として出場する横浜の浅間はスター予備軍。夏にかけてさらなる成長も見込めるだけに魅力的な逸材で、密着マークを続ける。
開幕まで2週間に迫ったが、今季の巨人はここまで中堅手を固定できないでいる。オープン戦では大田、橋本らの若手を起用してきたが、結果を出せず、12日のロッテ戦(QVCマリン)では原監督が内野手の藤村を起用する異例の采配があったばかり。プロ入り後に三塁手からコンバートされた松井秀喜氏が1年目の8月から外野の定位置をつかんだ例があるが、浅間も同様の可能性を秘めている。
◆浅間 大基(あさま・だいき)1996年(平8)6月21日、東京都生まれの17歳。小1から野球を始める。新宿区立牛込一中では「新宿シニア」に所属し、3年時に全国大会8強。横浜では1年春からベンチ入り。家族は両親と姉2人。好きな野球選手はロイヤルズ・青木宣親。特技はボウリング。座右の銘は「有言実行」。1メートル82、72キロ。右投げ左打ち。
≪投15人 内4人 捕1人≫巨人にドラフト1位で入団した高卒新人は11年松本竜まで20人(高校生ドラフトは除く)。うち投手が15人と最も多く、次いで内野手4人、捕手1人となっており、外野手はいない。もっとも松井は内野手で指名され、1年目は内野手登録だったが、公式戦では外野手としてデビュー。内野は一度も守っていない。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/03/15/kiji/K20140315007777230.html
巨人が今秋ドラフトの1位候補選手として、横浜高(神奈川)の浅間大基外野手(17)をリストアップしていることが14日、分かった。浅間は昨夏の神奈川大会準々決勝で、桐光学園・松井裕樹投手(18=現楽天)から決勝2ランを放つなど、高校通算22本塁打の左のスラッガー。巨人で高校生外野手がドラフト1位指名されれば史上初となる。また同日、第86回選抜高校野球大会(21日から12日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が行われ、横浜は大会6日目に八戸学院光星(青森)との対戦が決まった。
今秋ドラフトに向け、巨人が熱視線を注ぐのは17歳の外野手だった。1月17日に都内の球団事務所でスカウト会議が行われた際、山下哲治スカウト部長は「(1位候補の)人数は10人前後。全体的に野手が少ないから、どうしても投手中心になる」と話していた。しかし、関係者の話を総合すると、注目選手が少ないとしていた野手の中で1位候補に挙がっているのが横浜高の浅間。高校生野手のリストアップは、浅間ただ一人だという。
浅間は昨夏の神奈川大会準々決勝の桐光学園戦で、同年ドラフト1位で楽天入りした松井裕の内角直球を弾丸ライナーで右翼席に運んだ。パワーに加え、最大の長所は高いミート率で広角に打てること。「3番・中堅」で出場した昨夏の甲子園でも、初戦となった丸亀(香川)戦で左に右に打ち分けて、5打数5安打を記録した。球団関係者も「バットコントロールは高校生離れしている」と評する。また、50メートル6秒0の俊足で広い守備範囲にも定評がある。
現在、巨人の高卒野手で主軸となっているのは06年高校生ドラフトの外れ1巡目で入団した坂本ただ一人。常勝を求められる巨人は近年、FA宣言した村田や片岡を補強してきたが、別の球団関係者も「チームの顔になるような、若くて生え抜きの野手が出てきてほしい」と明かす。
ここ4年、巨人のドラフト1位は、現場の意向に合致した形で沢村(10年)、菅野(11、12年)、石川(13年)と、大学や社会人の即戦力投手を指名してきた。その一方で、球団内には「甲子園のスター」を獲得すべきとの意見もあり、今春センバツに優勝候補として出場する横浜の浅間はスター予備軍。夏にかけてさらなる成長も見込めるだけに魅力的な逸材で、密着マークを続ける。
開幕まで2週間に迫ったが、今季の巨人はここまで中堅手を固定できないでいる。オープン戦では大田、橋本らの若手を起用してきたが、結果を出せず、12日のロッテ戦(QVCマリン)では原監督が内野手の藤村を起用する異例の采配があったばかり。プロ入り後に三塁手からコンバートされた松井秀喜氏が1年目の8月から外野の定位置をつかんだ例があるが、浅間も同様の可能性を秘めている。
◆浅間 大基(あさま・だいき)1996年(平8)6月21日、東京都生まれの17歳。小1から野球を始める。新宿区立牛込一中では「新宿シニア」に所属し、3年時に全国大会8強。横浜では1年春からベンチ入り。家族は両親と姉2人。好きな野球選手はロイヤルズ・青木宣親。特技はボウリング。座右の銘は「有言実行」。1メートル82、72キロ。右投げ左打ち。
≪投15人 内4人 捕1人≫巨人にドラフト1位で入団した高卒新人は11年松本竜まで20人(高校生ドラフトは除く)。うち投手が15人と最も多く、次いで内野手4人、捕手1人となっており、外野手はいない。もっとも松井は内野手で指名され、1年目は内野手登録だったが、公式戦では外野手としてデビュー。内野は一度も守っていない。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/03/15/kiji/K20140315007777230.html
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