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千早「お鍋が食べたいわ」|エレファント速報:SSまとめブログ

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千早「お鍋が食べたいわ」

1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/10(月) 01:30:43.61 ID:8Q2MAta5o

長さの割には内容が無い感じの、ただただグダグダする話です






千早「お疲れ様で‥‥あら?

   誰もいないのかしら。音無さんまでいないなんて、珍しいわね。

   鍵もかけないなんて、少し無用心だわ‥‥まあ、今回は助かったけれど。

   ‥‥テレビでも見ていれば、きっとすぐに帰ってくるわよね‥‥」ピッ

『失業率が2ヶ月ぶりに』

千早「‥‥‥‥」ピッ

『今話題の最新エステサロンに潜入』

千早「‥‥‥‥」ピッ

『カネの雨が降』

千早「‥‥‥‥」ピッ

『アカーン!』

千早「どうにも、いまいちピンとくる番組が‥‥あっ」


『「あずさと春香の、あの町この町うまい町」のコーナーです! 行き先は全て三浦あずさに託される、このコーナー。前回は○○県でギョウザを食べていましたが、今日は、どんな美味しい物に出会えるのでしょうか? そして、おとも兼、進行役の春香ちゃんは、日本に留まれるのでしょうか?』


千早「そういえば、先月から新しい仕事が始まったって言っていた気が‥‥ワイドショーの中のコーナーだったのね」


春香『みみみみみなさん、こんにちは! きょきょきょ今日はなんと、○○道までやってきちゃいました!‥‥寒いよぉー!』ガタガタ

あずさ『おかしいわねぇ。寒くなってきたから、暖かい場所に行こうと思っていたのに』

春香『だだだから、船に乗るのはやめましょうって言ったのに~! 私、厚手の上着なんて持ってきてな‥‥ヘックチ!』

あずさ『あらあら、大変。風邪をひいちゃう前に、どこかで温かい物でも食べましょうか~』

春香『そ、そうしましょう!』


千早「ふふっ。あずささんが先陣を切る旅番組だなんて、春香もスタッフも大変ね」


あずさ『あら、春香ちゃん。ここのお店なんて、落ち着いてて素敵じゃない?』

春香『そそそ、そうですね! ここにお邪魔しましょう! すみませ~ん、テレビなんですけど、カメラ入っても‥‥はい! ありがとうございます!』


千早「それは店の人も、ガタガタ震える女の子見て、追い出すなんて出来ないわよね‥‥」


春香『はあ‥‥あったか~い‥‥』

あずさ『こちらのお店は、何がおすすめなんでしょう~』

店員『そうですね‥‥これからの季節ですと、やっぱり鍋物がよく出ますね。それから、この店の魚介類は、市場に直接仕入れに行ってますんで、是非食べてみて欲しいですね』

春香『お鍋! いいですね!』

あずさ『そうねぇ。せっかくだし、お刺身も頂きましょうか~』

店員『はい。では、少々お待ちください』



2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/10(月) 01:32:28.61 ID:8Q2MAta5o

千早「お鍋‥‥そういえば、全然食べてないわね。1人暮らしだとなかなか‥‥」

社長「オールライ、今日がるーるーるーららーっと‥‥おや、如月君。帰っていたのかね。お疲れ様」

千早「あ、社長! いらしたんですか? お疲れ様です」

社長「うむ。少々書類を溜め込んでしまってね。朝から缶詰だよ。ははは」

千早「それは大変そうですね‥‥あ、コーヒーでもいかがですか?」

社長「ん? いや、すまないねえ。では、お言葉に甘えようか」

千早「たしか、ブラックですよね? 少し待っていてください」

社長「ありがとう。‥‥ん? ほう、天海君と三浦君か」

千早「はい。地方の美味しい店をあずささんが探して、春香が付いて行く、という内容らしいです」

社長「三浦君が? それはなかなか‥‥思い切った事をする企画だねぇ」

千早「ふふっ、私もそう思います。はい、お待たせしました」

社長「おお、ありがとう。いただくよ」


春香『わあ! すごいですよ! 貝やエビがこんなにたくさん!』

あずさ『本当ねぇ。では早速‥‥』

春香『いただきます!‥‥ん~! ダシがすっごく出てますね!』

あずさ『お野菜も、香りと味がとてもよくて』

店員『ありがとうございます。野菜は契約農家から、その日収穫した物を‥‥』


社長「ほほう。なかなか、いい思いが出来る番組のようだね」

千早「‥‥‥‥」ジーッ

社長「‥‥如月君?」

千早「‥‥あっ、す、すみません! 実は今日、お昼を食べ損なってしまって、つい‥‥」

社長「なんと! 食べ盛りに、それはいかんよ。今日はもう帰って、何か食べるといい」

千早「それが、新曲のデモテープが届いている筈なんです。明日から数日はオフを頂いてるので、今日中にプロデューサーか律子か、音無さんから受け取らないと‥‥」

社長「それは悪い事をしたねぇ。先ほど、音無君に少々お使いを頼んでしまったのだよ。そろそろ帰る頃だとは思うが‥‥」

千早「いえ、気にしないでください。それに、この時間に食べてしまうと、今度は夕飯がずれ込んでしまいますから」

社長「ふうむ。それにしてもだ‥‥この辺りに何か、軽くつまめる物は無かったかな」ガサガサ

千早「しゃ、社長! そんな、気を遣わないでください」

社長「無さそうだねぇ。今度、補充しておかなければ。君達は成長期なのだから、お腹を空かせていてはいけないよ」

千早「永久に成長しなさそうな部分もありますけどね」

社長「なんでそういう事を言っちゃうのかね。自分で」



3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/10(月) 01:35:00.03 ID:8Q2MAta5o

千早「それはそうと、社長はお鍋をよく召し上がりますか?」

社長「うむ。特にこれからは、機会も増えるだろう。行きつけの店で一杯やりながら、なんて、こたえられんね」

千早「そうですか‥‥」

社長「まあ、今日は鍋どころじゃないがね。さっさと書類を片付けて、夜には夜行列車だ」

千早「出張ですか?」

社長「うむ。君達もメキメキと力を付けているし、それを発揮できる場所を確保しなければね」

千早「あ、ありがとうございます。ご期待に応えられるよう、力を尽くします」

社長「頼もしい返事だ。だが、決して無理はしないようにね。では、私は仕事に戻るとしよう。コーヒー、美味しかったよ。ごちそう様」

千早「社長こそ、無理はなさらないで下さいね」

社長「ははは。これは一本取られたねぇ」ガチャ バタン

千早「‥‥社長と一対一で話すなんて、事務所に入った初日以来かも知れないわね。あんなに気にかけて下さっているんだから、結果を出して恩を返さないと‥‥

   ‥‥それはそうと、お店に食べに行くっていう手もあるのね。言われてみれば、そもそも春香とあずささんは店で食べてるんだったわ。

   ‥‥ひぃ、ふぅ、みぃ‥‥くっ、ちょっと厳しいわね。プレミアの付いたレコードを3枚も見つけて、衝動買いしてしまったのが痛いわ。再生できる機械もないのに」


春香『はふっ、はふっ‥‥ん~、幸せ~』

あずさ『こうして美味しい物が食べられるなら、冬の寒さにも我慢できるわねぇ』


千早「‥‥仕方がないわ。帰りにどこかで、アルミ容器の1人前鍋セットでも‥‥あら?」

響「だからさぁ、伊織が500人くらいいれば、反射熱で事務所をポッカポカに」

伊織「なるほどね。夏は逆に日光の進入を食い止められるしね。そうなったら真っ先にあんたを焼き殺す事から始めるわ」

千早「なんて会話しながら帰ってくるのよ」

響「あ、ただいま」

伊織「あら? 千早だけ?」

千早「社長室に社長が」

響「そうなんだ。あっ! 千早、温かそうな物飲んでる!」

伊織「1人で。1人だけで」

千早「わ、わかったわよ。お湯はまだあるから、淹れてあげるわ。コーヒーでいいの?」

響「コーンポタージュ」

伊織「濃い甘酒」

千早「はいどうぞ。砂糖とミルクは自分で入れてね」

響「わーい」

伊織「いただきます。‥‥ふう、暖まるわ」

千早「一緒の現場だったの?」

響「うん。握手会」

伊織「もう、途中から手が悴んじゃって。後半のファンには、ブログなんかで「いおりん超手冷たい。きっと心も冷たい」とか書かれるんじゃないかしら」

響「千早は今日、なんだったっけ」

千早「雑誌のインタビューと、記事用の写真撮影」

響「屋内?」

千早「もちろん」

響「いいなー!」

伊織「不公平だわ」



4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/10(月) 01:36:44.29 ID:8Q2MAta5o

千早「もっといい仕事してる人達もいるわよ」

響「ん? ああっ! 鍋食べてる! 鍋!」

伊織「あ。これ知ってるわ。たしかこの後、温泉で1泊して帰ってきたって言ってたわね。あずさ」

響「ずーるーいーぞぉー!」ブンブン

千早「まあ、仕方ないわよ。こういうのは、この2人が似合いそうだもの」

響「自分だったら、鍋に入ってる具材でダジャレとか言えるのに」

千早「だから呼ばれないんだと思うわ」

伊織「私だったら、行く先々で会う人にツッコミ入れられるのに」

千早「永遠に呼ばれないと思うわ」

響「うー、それはともかく、これ見てたら、お腹空いてきたぞ」

千早「あ、そうだわ。我那覇さんって、お鍋食べたりするの?」

響「鍋? 家で1人の時にって事?」

千早「ええ」

響「いやぁ、食べないぞ。そもそも、卓上コンロも電気鍋も持ってないし」

千早「やっぱりそうよね」

響「どうしても鍋っぽい物が食べたくなった時は、鶏肉と白菜茹でて、味ポンかけて食べたりするけどさ、やっぱり味気ないぞ。冷めるし」

千早「そう。我那覇さんに聞けばどうにかなるかもって思ったんだけれど」

響「ん? どうにかって?」

千早「恥ずかしい話だけど、この番組を見てたら、どうしてもお鍋が食べたくなっちゃって‥‥」

響「あー、あるよね。自分この間、夜中にたまたまテレビ付けたら、ちょうどラーメン食べてて」

伊織「きついわよね」

響「もう日付け変わってたからさ。「これは朝ごはん! これは朝ごはん!」って暗示かけながら、インスタントラーメン作った」

千早「ふふっ」

響「結果的に朝ごはん2回食べる事になったんだけどね」

伊織「まあ、レッスンしてるんだし、たまにならいいんじゃない?」

響「あっ、まずいぞ」

千早「え?」

響「千早の話聞いたら、自分も鍋の口になってきた」

伊織「テレビの中では、相変わらず幸せそうにモグモグしてるしね。尺大丈夫なのかしら」



5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/10(月) 01:38:09.56 ID:8Q2MAta5o

響「どうする? 帰り、どっかで食べてく?」

千早「私もそうしようと思ったんだけれど、店で食べると、結構いい値段するでしょ? 今月はちょっと、財布が軽めなのよ」

伊織「何か買ったの?」

千早「土地」

響「んふっ」

伊織「土地は買えるのに鍋は食べられないっていう」

千早「本当のところ、レコードをつい買ってしまって。好きな歌手のものだったから、思わずね」

響「レコード? 千早の家、レコード聴けるんだ」

千早「‥‥‥‥」

響「あ、これ、後の事考えないで買った顔だ」

伊織「‥‥今度、うちに持ってきなさいよ。蓄音機貸してあげるから」

千早「本当!?」

響「うわっ、すっごくいい笑顔」

伊織「持っててよかった蓄音機」

響「それはそうとさー、どうする? 鍋」

千早「そうね‥‥」

響「最悪、買ってもいいんだけどさ。まー使わないよね」

千早「共同購入して、私か我那覇さんの家に置いておくとして‥‥誰かが遊びに来る時以外は箱の中ね」

響「今更だけど、伊織は持ってないの? 卓上鍋」

伊織「うちって、テーブルが無駄に大きいのよ」

響「うん」

伊織「鍋をこう、真ん中に置くでしょ? 届かなくなるわね」

千早「煮え立つ鍋を見守る会」

響「なんの儀式?」

伊織「それか、1人1人に小さい鍋が。って形になるわね。旅館とかで出てくる感じの」

響「あー‥‥なんか違うなー」

千早「たしかに‥‥それはそれで、嫌いではないけれど」

伊織「でしょ?」

響「こうさ、上向いて口開けてたら、降ってこないかな」

千早「降って‥‥鍋が?」

響「うん。汁と具が」

伊織「ある程度満足したら、すぐ後悔するわね」

響「泣きながら掃除したりお風呂入ったりすんの。体中ヤケドしてるし」

伊織「ふふっ」

千早「流石に、そこまで全てを投げ打って食べたくはないわね」

響「って事は‥‥やっぱり買うかー。謎の出費だけど」

千早「そうね‥‥まるっきり無駄になるっていうわけではないし‥‥」

伊織「なんなら、遊びに行く回数増やしてあげても‥‥あら?」



6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/10(月) 01:39:19.38 ID:8Q2MAta5o

小鳥「うーっ、寒い! 寒い寒い!」

響「お、ピヨ子だ。おかえりなさーい」

千早「お疲れ様です」

伊織「お疲れ様」

小鳥「あらみんな。戻ってたのね。お疲れ様。‥‥あっ、そうだ。千早ちゃんに渡す物が‥‥はい、これ」

千早「ありがとうございます」

小鳥「‥‥あっ! ひょっとして、待たせちゃった!? デスクの上に出して置けばよかったわ‥‥ごめんなさいね」

千早「あ、いえ、大丈夫です。お陰で、逆に少し、いい事もありましたから」

小鳥「そう? なんだかよくわからないけど‥‥あ、これ、あずささん達の番組ね?」

響「うん。実に羨ましい番組」

小鳥「ふふっ。確かに美味しそうねぇ。あー、私も今日は久々のお鍋にしよっかな」

千早「!? お、音無さん、1人暮らしでしたよね?」

小鳥「え? え、ええ。そうだけど‥‥」

響「鍋、持ってるの? テーブルの上で使うやつ」
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年03月17日 23:42
      • すき焼き食いたくなった
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年03月17日 23:54
      • びっくりするほど読みにくいな

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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