仏教において、亡くなった人へ付けられる「戒名」(かいみょう)が、完全にビジネス化している
ことに批判が寄せられています。
画像:【戒名】
現在の葬儀相場は約200万円、墓代に約300万円といわれている葬儀ビジネスですが、「戒名」でも住職
へのお布施額によって、名前が変わります。
例えば、最低ランクの『信士、信女』は15~30万円、最高ランクの『院居士・院大姉』は100万円。
画像:【戒名の付け方】
http://www.rakan-fuk.co.jp/page03.php
「戒名」と相場(※宗派により、多少変わります)
「信士・信女(しんし、しんにょ)」・・・15~30万円
「院信士・院信女、居士・大姉(こじ、たいし)」・・・30~50万円
「院日信士・院日信女(いんにちしんし、いんにちしんにょ)」・・・80万円
「院居士・院大姉(いんこじ、いんたいし)」・・・100万円
「週刊ポスト(2014年3月21日号)」に寄稿したノンフィクションライターの大宮知信氏は、母親の葬儀でこんな
場面に出くわしたそうです。
「近くの寺に相談に行くと、住職がいきなりファミレスのメニューのような料金表を差し出した。
法外な料金もさることながら、死者を金で差別するようなランク付けに疑問を感じました。
それで本名(俗名)のままお願いすることにし、住職もいったんは承諾しました。
ところが葬儀当日になって、『戒名でなければ埋葬できない』と言われた」
ほかの住職に相談しても
「(慣例として)うちは30万円いただいております」
大宮氏は交渉して、20万円に負けてもらったそうですが、住職は不機嫌そうだったとのこと。
宗教に詳しい社会学者の橋爪大三郎・東工大名誉教授は
「戒名というのはバレンタインチョコみたいなもの。正式な由来も根拠もない。
チョコがなぜ広まったかといえば、菓子メーカーの“都合”です。
同様に、戒名が広まったのはお寺の都合なんです」
「俗名をつけてはならない、自分でつけてはいけないといった戒律は、どこにも存在しない」
と「戒名」ビジネスの悪質さを語っています。
なお、葬儀にかかる費用は世界的にみても日本が高すぎるのが現状です。
今回の件に【ネットの声】は・・
- いい商売だな
- 坊主丸儲け
- 今の時代に死ぬ時まで金かかるとかないわー
- 骨までしゃぶりつくすのが今の仏教
- 宗教は非課税なのにこれ
- 地獄の沙汰も金次第
- でも住職になりたい奴が今は減ってて苦しいらしいね
- ビジネス化した高価な葬儀はいらないなマジで
- 死者で成り立つビジネス教やな
- 無宗教の俺は直葬(葬儀を行わないで火葬する)でいい
などがあるようです。
「戒名」はお布施額によって高いランクが付けられています。
そこには仏教への「信仰心」というよりも「お金」に委ねられているという現実があります。
悟りは金で買えますw