階段から転げ落ちて頭を打った女性、突然天才的に絵が上手になる
■ある日階段から落ちて・・・
人間、何が起きるかわかんないもんです。というわけでイギリスからのニュース。転んで頭を打ったら、突然アーティストとしての才能が開花しちゃった人がいると話題です。
さて、写真の女性はピップ・テイラーさん49歳。学生時代はアーティストになりたいと思っていたそうですが、絵が全然うまくならないのであきらめていたのだとか。月日は流れ、それから30年ほど過ぎた2011年5月の、ある日の出来事です。
ピップさんはチェスター競馬場で階段から転落して頭を打ち、死の淵を漂うほどの大怪我を負いました。なんとか意識を取り戻し、6か月後に無事に退院することができたのですが、その時、彼女にはある大きな変化が起きていました。なんと、突然絵が上手になったというのです。今では毎日4作ほどを描いているのだそうです。↑写真の手元にある絵がそれなんですが、超絶的に上手ではありませんか?他の彼女の作品をちょっとご覧いただきましょう。
めちゃめちゃ写実的です。
■十代の時にあきらめた夢
ピップさん本人はこうコメントしています。
「とっても不思議よね。そして、驚異的なことです。十代の頃は絵が好きでアーティストになりたいと思っていたけど、全然下手で。スヌーピーくらいしか描けなかったの。」
ちなみに、こちらの絵は左が16歳の頃のピップさんの絵。右は現在の作品です。
左右の絵の間には30年間という月日がありますが、その間彼女は全く絵を描いていません。不思議ですよね。ピップさんは突然得たこの才能が再び無くなってしまうのではないかという心配があるために、毎日絵を描かなければいけない気がしているとのことでした。
オリジナルのイラストを描くことはできませんが、目の前にいる人やオブジェクトなどは完璧に描くことができるという彼女。その作品を見た人から売ってほしいという依頼が舞い込むようにもなりました。
「絵からはたくさんの喜びをもらいました。事故で負った脳挫傷という怪我が私の人生を変えたんです。」
絵を描くといったような身体の動作を伴うものが突然上手になるというのは本当に不思議なことですよね。なんとも理由はわかりませんが、人生にはそんなことが起きたりするんだと考える(妄想する)だけでも楽しい気分になるなあ
<ネタ元:Brush with fate: Woman turns into talented artist after banging head in freak accident>
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