韓国の大学ランクでトップ10に入る中央大学が、2015年からスポーツ科学部の選考にeスポーツを追加することがわかりました。
これまで中央大学のスポーツ科学部では、野球やサッカーなどのスポーツで実績を残した学生を対象とした選考を行っていましたが、来年からはビデオゲームで優れた実績を残した学生もスポーツ選手として認められ、受験できるようになります。
(画像:
Wikipedia)
選考では実技が20%、実績が80%の割合で判断されるので、合格には過去の大会などで優秀な成績を残している必要があります。なお最低学力基準は
ありません。
この発表を行った韓国eスポーツ協会のチョン·ビョンホン会長は、
「デジタル時代の新しいスポーツとして、世界の10代・20代の若者から高い支持を得ているeスポーツに取り組むことで、大学の国際的認知度の向上に役立つ」と述べています。
多くのプロゲーマーが存在し、大会は専門のテレビ局によって放送されるなど、eスポーツが広く認知されている韓国ならではの取り組みと言えそうです。
ほかeスポーツに関する国家レベルの動きとしては、昨年米国がPCゲームLeague of Legends をプロスポーツとして認定しています。
これにより米国籍を持たないeスポーツ選手に対してプロアスリート用のP1-A ビザが発給され、MLB やNBA などの外国籍選手と同じ扱いを受けることになりました。(
米国政府、PCゲームLeague of Legends をプロスポーツと認定)
また韓国人プロゲーマーでは、PC ゲーム StarCraft II のプレイヤー Kim "viOLet" Dong Hwan 氏がP1-A ビザを得ています。(
米国政府、PC ゲーム StarCraft II のプレイヤーにプロアスリートビザを発行)
こちらはPC ゲーム配信サービスSteam で知られる
Valve が製作したドキュメンタリー映画「Free to Play」。優勝賞金100万ドル、賞金総額160万ドルのゲーム大会ヘ挑むプロゲーマーの姿とともに、各国のeスポーツ事情についても触れているのでご紹介します。75分と長時間ですが、日本語字幕もありますので時間のあるときにどうぞ。