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薬物で時間の感覚を狂わせることで「懲役1000年」が実現できる可能性

あるAnonymous Coward 曰く、
哲学者であるRebecca Roache博士率いるチームは、「未来の技術」によって変化する懲罰の形態を探っているという。
その一つに、「
薬物を使い懲役に服する期間を伸ばす」というものがあるそうだ(The Telegraph、slashdot)。

これは既に存在しているという
「時間の感覚を歪める薬物」を使い、服役者の時間の感覚を遅くする、もしくは脳の働くスピードを速めることで、長い年月分の心の働きを短期間に収めるというもの。
これを利用することで、「
1000年の時間の単位に値する懲役」を実現できるという。

しかし、死ぬまで閉じ込めておくことと、脳を操作して長期間の懲役を実現した後に自由にすることのどちらが道理的なのだろうか。
このような問いかけは単に「未来的」な懲罰を探るのではなく、未来の目から現在を見ることで懲罰の道理を再考することが目的であるとのことだ。

http://science.slashdot.jp/story/14/03/24/062215/


■参考 懲役30日


「懲役30日」は世にも奇妙な物語1998年秋の特別編で放送されたドラマ。主演は、三上博史。共演に、松重豊がいる。




舞台は、死刑制度が撤廃された未来。 凶悪犯罪を繰り返し7人もの大量殺人を犯した男(三上博史)が逮捕される。だが男の態度はふてぶてしく、反省の色は見えない。 逮捕され、裁判所の判決が下りる。 その刑は、担当弁護士も驚く、わずか懲役30日というものだった。

男「7人殺して、たった30日。お前は最高の弁護士だぜ!」

 思いがけない展開に、喜ぶ男。 まず身体検査を受け、連れて行かれたのは、数名の医師が待ち受けるベッドの上。 そこで横になり、怪しい注射を打たれる。

医療技師「少し眠くなるかもしれませんよ・・・」

薬を投与されたとたん眠りに襲われて男は眠ってしまう。その時、時間は4時ピッタリであった。

そして目覚めたら独房に連れられ、目の前にはナチスの将校のような看守長(松重豊)がいた。男は人一人入れるような独房に入れられる。

男「たった30日ガマンすりゃ・・・」

男が朝たたき起こされると、屋上に連れて行かれる。どうやら男の懲役とは屋上で日暮れまで鎖でつながれたまま、立っていると言う事らしい。楽そうと思われたこの懲役だが炎天下の中であるため想像を絶する辛さがある。


独房の水もすら与えられず、刑務官が目の前で美味しそうに水を飲むのもじっと耐え、塩を体中に塗られたり、靴まで脱がされ、床の熱で足の焼ける痛みにも耐える一日やり過ごす。独房へ放り込まれ、そのひどい扱いに毒づきながらも、我慢し、空っぽのコップで壁に日付カウントの印をつけ、自らを慰めるのだった。

毎日拷問の様な仕打ちを受け続け心身共にやつれていく。 限界間際の中、遂に待ちこがれた30日目がやってくる。 男はあの看守長に復讐を誓う。

そして最終日・・・・・・





男「いよいよ今日で最後だな」

屋上に連れて行かれると思ったら、薄暗い部屋に連れられ電気イスの上に座らせられる。

看守長「今から君を処刑する」

男「ふざけんな。死刑は法律で禁止されてるはずだ」

看守長「懲役30日と言うのは死刑のことなんだよ。善良な市民が我々に求めるのは何だと思う?犯罪者の撲滅さ。つまり、処理しろってことだ」

男「処理だ?」

看守長「そう・・・殺せということだ。刑期を終えた人間が出所後行方をくらませることは珍しいことじゃない。それに、君の身体は処刑後すぐに溶かされる。証拠は残らない。」

看守長「さよならだな」

男「ま、まってくれ!頼む・・・やめてくれ!俺を殺さないでくれよ・・・!」

看守長「殺さないでくれぇ? お前に殺された人間が聞いたらなんて言うかなっっ!」

電気椅子スイッチを押そうとする看守。

男「やめてくれぇ、なんでも言うことを聞くから、一生ここにいろっていうならいるから、だから・・・だから・・・!」

看守長「しかしガッカリだなぁ!!!」

男「!?」

看守長「君も命乞いをするんだ?・・・おやすみ。」

男「やめろ!やめてくれええええええええ」

冷たい言葉が発せられ電流が流される・・・ 。








・・・ふと男が目を覚ますと、そこは刑務所の医療ベッドの上。









男は助かったことに安堵する。

男「30日経っただろ?俺の懲役は終わったんだよ」

医療技師「いや!まだだ。君がここに来てまだ・・・5分しか経っていない。」

時計を見て見るとなんと4時5分。怪しい薬を投与されてから、たったの5分・・・。

「30日分の地獄を味わわせる新種の幻覚剤」。これが薬の正体だったのだ。

その薬は、現実世界では5分経つ間に、注射された者は 現実以上に過酷な刑務所での生活の30日分になる。

つまり、5分が30日(1ヶ月)。1時間で1年。24時間で24年。 彼に課せられた刑は30日。
つまり本当は「720年の懲役刑」だった・・・。

男「そんな馬鹿な、5分しか経ってないだと?じゃあ、俺がしてきたことはなんだったんだよ」

医療技師「もちろん現実だよ。君にとってはね。君はこの装置で、仮想の現実を体験したんだよ」

男「仮想の現実?」

医療技師「そう。本物の刑務所以上の地獄をね。さ、先を続けようか。君にはあと29日と23時間55分の懲役が残ってる」

男「やめろ!やめてくれ!やめてくれ!うわああああああぁぁぁぁ!!!!!」



男の言葉も届かず次の薬が注射されていく・・・




~30日後~

刑務所前で相棒を待つ女性。その時、刑務所から一人の男が出所してくる。 男が帰ってきたと喜ぶ女だったが、

白髪で痩せこけた老人のような廃人だったため、女は彼を無視。相棒の男が出てくるのを待ち続けることにした。

その男が・・・かつての相棒の成れの果てとは知らずに・・・・・・。

http://dic.nicovideo.jp/a/懲役30日





2. 名無しカオス 2014年03月25日 08:05


怖すぎ






3. 2014年03月25日 08:12


5億年スイッチも可能かな?






10. まとめブログリーダー 2014年03月25日 08:34


俺を‥俺を早く殺してくれええ






1. あ 2014年03月25日 08:04


BLEACHのマユリ様みたいなことが出来るのか…
本格的に科学がオカルトを凌駕しだしたな
そのうち神の領域にまで抵触しそう






9. 名無しカオス 2014年03月25日 08:24


世にも奇妙な物語の当該ストーリーはスティーブン・キングの短編小説ジョウントから着想をえたものだな
身も毛もよだつ刑罰だな
死刑が遥かにマシに思える






4. 名無しカオス 2014年03月25日 08:15


懲役30日みたいに結果、廃人になるぐらいならさっさと死刑にすれば良くね

それと死刑とかになる奴って何かの実験台とかに出来ないわけ?






6. 名無しカオス 2014年03月25日 08:19


懲役って強制労働を伴っていたと思うけど
千年分の労働はどうするの?

刑期を主観的時間で同行するって言うのはどうかと思うが






11. 名無しカオス 2014年03月25日 08:39


賄賂で刑期短縮し放題だな






19. 通りすがり 2014年03月25日 08:53


この薬の存在を知って、まず最初に思い付くのが刑期ってのはどうよ。
もっといろいろ使い道があろうに…





22. 名無しカオス 2014年03月25日 08:59


犯罪者を養う費用の節約になるかもしれないけど
冤罪とかの可能性を考えるとちょっとあかんかな







8. 名無しカオス 2014年03月25日 08:23


妄想の中で生きれるとか最高じゃん






7. 名無しカオス 2014年03月25日 08:23


体感寿命1000年に伸ばせるってこと?犯罪者には勿体ないな







5. 名無しカオス 2014年03月25日 08:18


体感時間遅くできるなら試験や運動に使うと良さそうなんだが
苦痛に感じるってことは思考能力は従来のままってこともないんだろう






14. 2014年03月25日 08:46


逆に体感時間を短くする薬もあれば体感的には5分で仕事終わり、3日間休みなんて生活ができるな







15. 名無しカオス 2014年03月25日 08:47


なぜ犯罪者に使うんだ
天才に投与しようぞ







24. 名無しカオス 2014年03月25日 09:01


その間に思考が普段の何十倍もの速さで進んでいるんだよな?
だとしたら学問の探究とかに使えばすごくはかどるように思うんだが…






29. 名無しカオス 2014年03月25日 09:16


休みの日に使ったら気分は長期休暇。







20. 名無しカオス 2014年03月25日 08:56


納期が厳しいときに、その薬使えるの?







26. はち 2014年03月25日 09:04


>納期が厳しいときに、その薬使えるの?

数倍以上効率上がるけど数倍以上疲労も溜まる
君の脳や肉体が耐えれるかが問題
時速200キロで一般車が走り続ければエンジンや走行系がどうなるか想像してみればいい






21. あ 2014年03月25日 08:59


つうかこんな薬物作るな
常時脳ミソ高速稼働させた悪人が町にでて人を襲えば数百人殺せる
警官が銃を持っていようが射つ判断するのは人
判断力で大幅に上回る人に当てるのは至難の技になる






17. あ 2014年03月25日 08:50


精神病かかったことある奴は分かるだろうが
脳が暴走すると凄まじく疲労しカロリー消費される
こんな事故時のスローモーション現象みたいな脳高速稼働を強制的に薬物でやったら
数日で死ぬよ
人体の非常用ターボをオモチャにするな
死刑にしてやれ





30. 名無しカオス 2014年03月25日 09:19


刑務所の囚人へのコスト考えたらいい案だよね
大幅にコスト削減できるし






31. あ 2014年03月25日 09:22


コスト増えるつうの
脳の非常用スイッチ入れる薬なんだから肉体もスイッチ入る
マッチョキチガイの患者見たことないか?





33. 名無しカオス 2014年03月25日 09:25


一方受刑者は薬を飲んだふりをする事でスピード出所が出来るようになり、被害者、加害者ともwin-winの関係が構築されたのである
平成の刑罰革命であった

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