高校野球・甲子園の名門校「延岡学園高校」(宮崎県延岡市)の野球部で、暴行事件

があったとして、暴行を受けた部員の親が裁判を起こしました。

画像:【延岡学園高校(公式サイトより)】
延岡学園高校
http://www.nobeokagakuen-ed.jp/

延岡学園は昨年夏の甲子園で準優勝するほどの有名校ですが、昨年10月9日の夜、1年生の部員が

室内練習場で2年生部員から

「あいさつが気に入らない」

として、後頭部を木製バットで叩かれたり、殴ったり、蹴ったりするなどされ、鼻の骨を骨折。

全治3週間のケガを負い、転校するはめになりました。

25日、1年生の元部員とその父親は延岡学園と暴行を加えた部員を相手取り、損害賠償597万円を

求めて、熊本地裁に提訴したことがわかりました。

父親は

「野球部では下級生への暴力が常態化していたが、対策を取らず傷害事件につながった」

と主張。

学校側は

「治療費は支払うが、いくつか事実に食い違いがあるので裁判で主張していく」

としています。

暴行した部員は昨年11月に「傷害」の容疑で書類送検されています。

また同校野球部は日本高野連から「厳重注意処分」を受けています。

甲子園出場の有名校での暴行事件。

体育会系の部活動などでは未だに「体罰」や「しごき」として、暴力が振るわれているようです。