P「願いを叶えるランキング」
- 1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:15:37.70 ID:iy78IHc60
※何番煎じか分からないネタ
P「というわけで始まりました皆の願いを叶えるランキング~」
律子「何が、というわけなんですか」
春香「いきなり呼ばれて訳が分かりません」
高木「まぁまぁ、落ち着きたまえ。今から説明しよう」
千早「社長も共犯ですか……まぁ、聞きますけど」
P「皆、アイドルとして随分成長してくれただろ。ハッキリ言って、今うちの事務所は潤いまくっているんだ」
高木「そこで皆の頑張りに報いるためご褒美を、と思ったのだが生憎全員の希望を叶えられるほどは儲かっていない」
P「悩んだ末、全員にアンケートを取って1位の要望をどんな事があっても実現するという結論に落ち着いたわけだ」- 2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:16:53.99 ID:iy78IHc60
やよい「アンケートですか?」
伊織「ふーん、つまりここにいる皆で今から投票しようって話ね」
高木「いや、そうじゃない。既にアンケートは集計も終わってるんだ」
雪歩「へ?」
真「ボク、そんなアンケートとか答えた覚えないですけど」
P「事前にこういうアンケートするって言うと、組織票が出てくる可能性もあるからな」
高木「それとなく会話の中に紛れ込ませてこっそりと皆の要望を回収させてもらったのだよ」
小鳥「私とプロデューサーさんと社長の三人でね」
- 3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:18:05.78 ID:iy78IHc60
響「組織票って……自分たち、そんな事しないぞ!」
亜美「そーだそーだ!」
真美「真美たちを信用しろー!」
律子「……一番信用ならない二人が同意してもね」
亜美「ひどっ!?」
あずさ「あらあら」
真美「うう、あずさおねーちゃんは真美たちのケッパク分かってくれるよね?」
貴音「大丈夫ですよ。お二人の事は皆、心では信頼しています」
- 4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:18:55.78 ID:iy78IHc60
春香「それで、結局どんなアンケートを取ったんですか?」
P「それを今から発表する。ちなみに、俺もまだアンケートの結果までは知らないんだ」
小鳥「三人で分担して聞き回りましたし……」
高木「結果をまとめたのは私だからね」
P「では、まずは一つ目のアンケートから」
あずさ「その言い方だと他にもあるんですね~」
高木「その通りだよ。だが、まずは……」
P「えぇ。順番に行きますよ。それはズバリ! 『事務所に欲しい物ランキング』だー!」ドンドンパフパフ
千早「事務所に欲しい物、ですか?」
高木「うむ。皆が集まるこの事務所に少しばかり手を加えてより快適にしようと言う狙いだ」
- 5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:20:31.28 ID:iy78IHc60
真「……やっぱり、そんなアンケート答えた記憶ないなぁ」
小鳥「かなり遠まわしに聞いたから仕方ないわね」
伊織「遠まわし……少し嫌な予感がしてるんだけど」
P「気にしない気にしない。では、最下位から発表する」
響「えーっと、12人だから……12位からって事か」
高木「いや、実は音無君にもこっそり聞いているので14人だよ」
小鳥「アンケート回収に参加したのはその後だから、私も何て答えたか記憶にないのよねぇ」
律子「……14? もしかして、私も入ってるんですか?」
高木「ハッハッハ。当然だろう?」
- 6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:22:27.45 ID:iy78IHc60
P「そういう事だ。じゃ、発表するぞ。なになに……なんと、最下位が12個もある」
春香「えっ」
伊織「皆バラバラって事ね」
千早「皆の我が強いのか、それともアンケートに問題があったのか……」
真「つまり、残った二人のが同じ意見で1位なんですね」
雪歩「……あれ? それなら、1位の発表だけでいいんじゃ……」
貴音「確かに。1位の意見のみが叶えられるという事でしたね」
P「それだと面白くないだろ」
響「何でそこで面白さなんて単語が出てくるんだ?」
美希「不穏な空気が立ち込め始めたの」
- 7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:23:39.95 ID:iy78IHc60
小鳥「と、ともかく詳細を聞いてから判断しましょう!」
やよい「どんな内容だったんですかー?」
P「まずは……『新しいパソコン』」
伊織「律子ね」
あずさ「律子さんね~」
真「意外と小鳥さんかも」
亜美「まっさかー、ピヨちゃんが仕事道具欲しがるわけないじゃん」
真美「いやいや、最新のゲームしたいからって理由も考えられるYO」
- 9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:24:36.12 ID:iy78IHc60
小鳥「皆ヒドいわ」
千早「結局、どっちなんですか?」
律子「多分、私ね。思い出すとそんな話を社長としたような」
高木「うむ。律子君に最近事務所で不便に感じてる事はないか、と聞いたね」
律子「不便というほどでもないんですけどね」
春香「……ふぅ、最初は無難だったね」
響「この流れなら案外大丈夫なんじゃないか」
P「じゃ、次行くぞ。同点最下位二つ目は……『隙間を無くす』? なんだこれ?」
- 10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:25:45.68 ID:iy78IHc60
雪歩「はい?」
美希「意味が分からないの」
貴音「はて、隙間を無くすとは一体……」
伊織「春香……あんた、さっきフラグ立てたわね」
春香「えっ!? 私のせい!?」
響「あー……多分、これ自分のだと思う」
亜美「ひびきんの?」
真美「ハム蔵かー」
小鳥「えぇ。響ちゃんに事務所で困ってる事を聞いたらその答えが返ってきたの」
響「その時はちょうどハム蔵が行方不明で……アンケートだって分かってたらもっと他の答えにしたぞ!」
- 11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:27:18.62 ID:iy78IHc60
律子「いきなり問題発生じゃないですか」
P「まぁ、その辺は次回の課題って事で。さ、次はっとこれも同点最下位で……『看板娘』」
千早「なんですかそれは」
伊織「アイドル事務所に看板娘って……」
真「そのままボクたちの事……かな?」
春香「」
やよい「春香さん?」
雪歩「もしかして、この看板娘って答えたのは……」
春香「……プロデューサーさんと話したあれ?」
P「うん」
- 12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:28:36.53 ID:iy78IHc60
貴音「一体どのような会話をしたら、このような答えに行き着いたのでしょう」
美希「春香、再現して」
春香「うう……あれは確か、プロデューサーさんと事務所の前でバッタリ出会って」
P「二人で事務所を見上げながら、俺が訊ねたんだよな」
春香「『春香、この光景を見てくれ。何か足りないものがあるとは思わないか?』って聞かれましたね」
亜美「うわっ、遠まわしどころの話じゃないYO!」
真美「これは、はるるんに同情せざるを得ないね」
春香「私はてっきりたるき亭の事だと思って……」
小鳥「小川さんは?」
春香「……一人では足りないのかなぁと。これでも頑張って捻り出した答えなんですよぉっ!」
- 13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:29:48.66 ID:iy78IHc60
高木「ふむ。少し聞き方が悪かったようだね」
律子「少し?」
P「ははは、悪かったな春香」
高木「うむ。このように彼も反省している事だ。水に流してあげないか?」
真「なんでかな、あんまり反省してない気がする」
雪歩「多分それ当たってると思うよ」
響「……なぁ、どんどん雲行きが怪しくなってきてないか?」
亜美「ひびきんはもう出たからいいじゃん」
真美「真美、何て答えたんだろう」
千早「サッパリ心当たりがないのが逆に怖いわね」
伊織「全然思い出せないなんて、どんだけさり気なかったのよ」
- 14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:30:40.91 ID:iy78IHc60
P「まぁ、それは後のお楽しみって事で。次の発表するぞ……えーっと『らぁめん備蓄』」
美希「これは分かったの」
あずさ「貴音ちゃんね~」
貴音「多分そうでしょうね」
伊織「多分も何も、あんた以外いないでしょうに」
P「そうだな。貴音だ。じゃ、次はっと……」
千早「今ので終わりですか」
響「貴音だって分かりきってるし、いいんじゃないか?」
P「俺もそう思う。で、次はー……『お酒』」
- 15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:32:12.28 ID:iy78IHc60
やよい「仕事中にお酒はダメですよー」
真「それ以前に何で事務所に足りないのがそれ?」
雪歩「えぇっと、これは誰が……」
春香「年齢を考えたら候補は一気に絞れるんだけど」
亜美「ピヨちゃん……」
真美「さすがにどうかと思うよ?」
小鳥「ちょ、ちょっと待って。私、そんな答え言った記憶ないんだけど」
伊織「でもあずさがお酒なんて答えるはずないでしょ」
あずさ「覚えはないわね~」
美希「小鳥はもう白状した方がいいと思うな」
- 16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:33:19.17 ID:iy78IHc60
小鳥「誰も信用してくれない……グスン」
P「あー、お前ら待て待て。それはあずささんの意見だぞ」
あずさ「えっ」
アイドル「ええっ」
伊織「え、それ本当なの、あずさ」
あずさ「だから記憶にないのよ~。本当なんですか、プロデューサーさん?」
P「ええ。先週、小鳥さんも交えて飲んでいた時に」
小鳥「え、私も?」
亜美「なんでピヨちゃんが知らないのさ」
P「そりゃ、それぞれ担当するアイドル決めてやってたからな。いつ訊くかは個人の裁量だったし」
真美「納得できるようなできないような」
- 17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/28(金) 20:35:21.85 ID:iy78IHc60
小鳥「……そういえば、思い出してきたかも」
律子「どんな話をしたんです?」
小鳥「あれは確か、三人ともかなりお酒飲んでていい感じに酔っ払ってて……」
P「ここで言うのは憚られるが、まぁ、愚痴をボロボロ零してたわけだ」
あずさ「あ、思い出しました。プロデューサーさんが事務所に対する愚痴を吐いたんですよね」
小鳥「『うちの事務所、他の事務所に比べて色々貧弱すぎだと思いません?』とか何とか」
高木「……キミィ」
P「誘導尋問! 誘導尋問ですから! 本心じゃないですって!」
響「かなり怪しいけど、取り合えず続きを頼むぞ」
小鳥「で、確か私がなんやかんや賛同してあずささんに振ったら……」
あずさ「『こうしてお酒でも飲んでまったりできる時間があったらいいですよね』と答えたような」
貴音「だからお酒、ですか」
- 18:
コメント一覧
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- 2014年03月28日 22:21
- 社長も交ざってるとは珍しげ
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- 2014年03月28日 22:24
- 消臭力が足りないゾ
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- 2014年03月28日 22:34
- おう、重婚あくしろよ
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- 2014年03月28日 23:04
- 重婚に響のペットとやよいの兄弟がついてくる可能性
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- 2014年03月28日 23:12
- ※4
新堂さんも追加で
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- 2014年03月28日 23:18
- はいさーい
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- 2014年03月28日 23:31
- プロデューサーにはタブレットが似合う女の子が…すみません、事務所間違えました
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- 2014年03月28日 23:34
- ※7
よく謝れたな、えらいえらいえらい
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- 2014年03月28日 23:35
- 小川さんは25歳だから、はるるんが看板娘と認識してなくてもちかたないねー
ピヨちゃんからすればどうだかしらないけどねー
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- 2014年03月28日 23:41
- なんだかんだで、こういう軽く読めるのが一番好き。みんなの個性も出るしな。
ストーリー物も好きだが。
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- 2014年03月28日 23:43
- ※7
モバPさん呼んどいたからそこのソファーにでも座ってお茶でも飲んどけ橘ァ!さん。
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- 2014年03月28日 23:45
- 割とぐだぐだ
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