２８日、猪瀬元都知事は東京地検特捜部に公職選挙法違反（収支報告書の虚偽記入）の罪で略式起訴

されました。

略式起訴は公開されず、裁判所により、罰金５０万円の刑が言い渡され、即日納付されました。

猪瀬元都知事は選挙前に医療法人「徳洲会」グループから５０００万円を受け取っていましたが、公職選

挙法で義務づけられている収支報告書に記載していませんでした。

また当初、生活資金のために個人的に借りたと弁解していましたが、のちに選挙資金だったと認めました。

略式起訴されたこの日の午後、会見を開いた猪瀬元都知事は

「今回の件で都民・国民の皆様、都議会、都庁職員、メディアの皆様、さらには、遅滞を許されないオリンピック準備に携わられている方々に、大変なご迷惑とご心配をおかけしたことを、あらためて、深くおわび申し上げます」
「実際にも、万が一、自己資金で足りなければ、選挙資金として使う可能性があったことも事実です。
５０００万円が選挙資金としての側面があることは、否定できないと考えています」
「どうしてこんなことをしてしまったのか、日々後悔と反省にさいなまれております」
「けじめをつけるため処罰を受け入れたい」

と語りました。

特捜部は猪瀬元都知事がすでに辞任したこと、借り受けた５０００万円を実際には選挙に使わず、返済

の意思があったこと、起訴内容を全面的に認めたことから、略式起訴にとどめた判断。

政治資金規正法違反罪（寄付の上限を定めた違反）については不起訴処分としました。

刑を受けた後の会見では、少しスッキリした様子の猪瀬元都知事。

魔が差してしまったのでしょうか・・

「みんなの党」党首の渡辺氏も８億円の献金疑惑が出ていますが、気になるところです。