真姫「花陽を見ていると…胸が、ドキドキするの……」
- 1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 19:38:53.28 ID:sdb533ry0
――――――生徒会室
真姫「二人は…どう思う?」
希「それは…病院行った方がいいんちゃう?」
絵里「私もそう思うわ、心臓の病気とかだと大変だし」
真姫「ちょっと!私をどこの娘だと思ってるのよ!」
絵里「えっ…病院の娘だと…」
真姫「そうよ!うちの病院でも見てもらったわ!それで、何の異常もなかったから困ってるのよ!」
希「そんな…現代医学でも原因を突き止められない病気を、ウチらが…」
絵里「えぇ…どうすることもできないわね…」- 2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 19:41:55.20 ID:sdb533ry0
真姫「はぁーっ…あなた達に期待した私がバカだったみたいね…」
絵里「勝手に期待されて、勝手に失望されたみたいね」
希「そうやね…そもそも、何でウチらに聞いたん?」
真姫「それは…あなた達が3年生だから、ドキドキの原因を何かを知っているかもって…」
絵里「3年はにこもいるけど…にこには聞かなかったの?」
真姫「にこちゃんは…『にこはーっ、みんなをドキドキさせる側だから分かんないニコッ』(キャルンッ)って言いそうだから…」
絵里「…ぶフッ!!」ピクピク
希「…ふっ、ふふっ…」プルプル
真姫「えっ?!ちょっ、ちょっと…どうしたのよ…」
- 3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 19:49:26.96 ID:sdb533ry0
絵里「いえ…ね…ふふっ」ピクピク
希「真姫ちゃんの…にこっちのモノマネが、意外と…上手くて…ふっ!」プルプル
真姫「えっ…そんなこと?!」
絵里「いや…あまりに不意打ちで…それに似てたものだから…」ピクピク
希「ちょっと…落ち着くまで…待ってて」プルプル
―――――――数分後
希「ふーっ…やっと落ち着いたわ」
絵里「えぇ…でも、気を抜くと…また…ぶフッ!」ビクッ
真姫「ちょっとエリー!」
- 4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 19:55:17.50 ID:sdb533ry0
絵里「ご、ごめん…なさ…い…ちょっ、と…」プルプル
希「エリチ、また笑うと…ワシワシするよ~」ワキワキ
絵里「っ!…ご、ごめんなさい…で、何の話だったかしら」
真姫「私が花陽を見てるとドキドキするって話よ!」
絵里「あぁ、そうだったわね」
真姫「マッタクー、しっかりしてよね」
- 5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 20:01:29.57 ID:sdb533ry0
希「でも、ドキドキだけだと原因がはっきり分からんなー」
絵里「そうね…真姫、他に花陽を見てて何かないの?」
真姫「いっぱいあるわよ!…授業中自然と花陽の方に視線が行って…」
希「ほうほう」
真姫「私や凛以外の子と楽しそうにしてると、胸が締め付けられたり」
絵里「凛と仲良くしてるのはいいのね」
真姫「…いいえ、花陽とじゃれあう凛に嫉妬…することも…あった」
希「あらまぁ…」
- 8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 20:06:43.73 ID:sdb533ry0
真姫「その時、私はなんて最低な人間だって…凛に…友達に嫉妬するなんて」
絵里「真姫…」
真姫「花陽に対して、色んな感情を持つようになって…でも、それが何なのか分からなくて…ぐすっ」
希「えりち…」
絵里「えぇ、これは…」
真姫「こんなこと、初めてで…ひくっ…今までは、ぐすっ…自分で何でも解決できたのに…ごれだげは…」ポロポロ
希「真姫ちゃん、辛かったんやね」
絵里「でも、もう大丈夫よ!」
真姫「えぐっ…うぅ…ひっく…えっ…わ、分がっだの」
- 9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 20:12:47.37 ID:sdb533ry0
絵里「えぇ…あなたには受け入れ難いことかもしれないけど…」
希「うちらが出した答えた答えは…」
えりのぞ「「恋(や)ね」」
真姫「こ…い…?…あの、池とかにいる?」
希「真姫ちゃん、あんまおもしろくないで」
真姫「えっ…ということは、その…」
絵里「えぇ…ある人のことを思い、好きになるという意味での…」
真姫「私が…花陽のことを…好き…」
絵里「そうじゃないと、私たちにはもう分からないわ」
- 10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 20:18:46.07 ID:sdb533ry0
真姫「この気持ちが…恋…なの…でも、花陽は女の子よ!そういうのって、異性のことをっ!」
希「稀に、同性に対してそういう思いを持つこともあるんよ」
真姫「そんな…ことが…」
絵里「実を言うとね…私も、何回かここの生徒から告白されたことがあったわ」
希「エリチは1年の頃から目立ってたからね~…先輩からとかもあったんよ」
絵里「希もあったでしょ」
希「数えるほどしかないで、えりちに比べたらまだまだや」
真姫「それで…二人は告白されて…どうしてたの?…」
絵里「それは…」
えりのぞ「「全部断ったわよ(で)」」
- 11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 20:28:18.20 ID:sdb533ry0
真姫「そ、そう…なの」
絵里「えぇ…同性ということもあって、なかなかデリケートな問題でね…」
希「やっぱり、異性と違って周りの見る目も変わるし…」
絵里「気軽に答えて、相手を傷つけちゃいけないから…」
希「だからこれに関しては、うちらも臆病になってもうてな…」
真姫「そんなことが、あったのね…」
絵里「えぇ、伊達に3年生やってないわよ」
希「そういう意味では、うちらに相談したんは間違ってなかったみたいやね」
真姫「…そっ、そうよ!何てったって私は、賢い、可愛い、真姫ちゃんなんだから!」
絵里「ちょ、ちょっと!それ、私のっ!」
真姫「あら、いつエリーのものになったのよ」
絵里「子供のころからよ!」
- 12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 20:37:34.21 ID:sdb533ry0
希「ふふっ、真姫ちゃん…いつもの調子に戻ったやん」
真姫「えっ、あっ…そ、そうね」
絵里「えぇ、真姫には涙は似合わないわ」
希「そうそう、強気じゃないとこっちの調子も狂うやん」
真姫「別に強気にしてるつもりは…まっ、まぁいいわ…とりあえず…ありがとう…」
希「おっ!真姫ちゃんからデレをいただきましたよ、えりちさん」
絵里「そうね、これはなかなかレアね…希さん」
真姫「ちょ、ちょっとー…からかわないでっ!」
- 13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 21:03:20.61 ID:sdb533ry0
―――――――アイドル研究部部室
花陽「ご、ごめんね…呼び出したりして」
ことり「全然構わないよ~」
海未「それで、私たちを呼んだ理由を教えていただけますか」
花陽「うん…その、ね…相談したいことが…あって」
ことり「それって、ことりたちにしかできないことなの?」
花陽「う、うん…多分」
海未「そうですか…幸い、絵里と希は生徒会、穂乃果とにこは用事で遅れると連絡がありました…真姫と凛は…」
花陽「二人は…放課後になったらどっか行っちゃったの…」
海未「ふむ、そうですか…まぁ、誰かが来るまでは大丈夫ですかね」
花陽「ご、ごめんね…」
- 14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 21:10:36.87 ID:sdb533ry0
ことり「気にしなくっていいよ!かよちゃんは、μ'sの恩人なんだから!」
海未「そうです!ファーストライブのとき、花陽が来てくれなかったら…私たちは、スタートできていなかったかもしれないんですから」
花陽「そんな…大げさだよぅ…」
海未「そんなことありますっ!ですので、私たちでよければ…いくらでも力になりますっ!」
ことり「うんうんっ!」
花陽「あ、ありがとう…じ、実は…ね…真姫ちゃんの…ことなの」
ことり「真姫ちゃんと、何かあったの?」
海未「喧嘩でも、したのですか?」
花陽「ち、違うよぉっ!あんなに優しい真姫ちゃんとケンカなんて…」
ことり「ちょっとウミチャンッ、かよちゃんが言い終わるまでちゃんと聞いてっ」
海未「すっ、すいません…」シュン
- 15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 21:19:30.23 ID:sdb533ry0
ことり「分かればよろしいっ!さっ、かよちゃん続けて」
花陽「う、うん…あのね、その…真姫ちゃんを見てると、ドキドキするというか…何か、変な気持ちになって」
ことり「うんうん」
花陽「あと…真姫ちゃんが、ファンの子と握手や写真撮ってると…胸が締め付けられる感じがして…」
海未「ふむ…」
花陽「こんな感じ、初めてで…これってもしかして…あ、あれ…なのかなぁって思って…」
ことり「それは…間違いないね…」
海未「えぇ…そうですね…」
ことうみ「「恋だねっ(ですね)」」
- 16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 21:26:14.42 ID:sdb533ry0
花陽「や、やっぱり…」
海未「それで、花陽が相談したいこというのは…真姫への気持ちを確かめる…で、いいんですか?」
花陽「う、うん…そう…なるのかな」
ことり「ことりたちは恋だと思うけど~」
海未「問題は、それを確認した花陽がどうしたいかです」
花陽「そ、そう…だよね」
ことり「そういえば、なんでことりたちに確認しようって思ったの」
海未「確かに、それは…気になりますね」
花陽「そ、それは…二人が…」
ことうみ「「ことり(私)達が?」」
- 17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 21:40:24.66 ID:sdb533ry0
花陽「穂乃果ちゃんを…好き…だって、思ったから…女の子を好きになるってどういうことか…分かるかなって…」
海未「ほう…バレていましたか」
ことり「多分、みんな気付いているよ~…穂乃果ちゃん以外は」
海未「なっ?!…そ、それはそれで恥ずかしいですね…」
花陽「ご、ごめんね…目的を隠して、利用したみたいで…」
ことり「もうっ、気にしすぎだよ~…最初に言ったでしょ!」
海未「そうです!いくらでも力になると」
花陽「う、うん…ありがとう…」
- 18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/03/23(日) 21:51:41.67 ID:sdb533ry0
海未「ですが…穂乃果を好き、というのは合っていますが…」
ことり「半分正解ってとこかなっ!」
花陽「えぇっ?!ど、どういうことなのぉ?」
海未「私は、穂乃果を愛すと同時に…」
ことり「ことりは、穂乃果ちゃんが大好きなのと同じくらい…」
海未「ことりを、愛しています」
ことり「海未ちゃんが、大好きなんだっ!」
- 19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りし
コメント一覧
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- 2014年03月31日 22:05
- ぱなまき良いんだけど、かよちん相手にへたれる真姫ちゃんは想像しづらい
-
- 2014年03月31日 23:24
- 海未とことりが相変わらずの扱いで草
-
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