アスカ「(・ω・)」
- 2014年04月01日 20:10
- SS、新世紀エヴァンゲリオン
- 20 コメント
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- 1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/14(木) 21:22:20 ID:KDvkrGcc
- ミサト「ねえシンジ君、なにこれ」
シンジ「なにって。アスカですよ」
ミサト「勿論それは分かってるわよ。そうじゃなくて」
アスカ「(・ω・)」
ミサト「あーもう……どこから突っ込めばいいのかしら」
ミサト「まず、どうしてアスカはこんな顔してるわけ?」
シンジ「えっと、あの、発見したんです。確か先週の水曜日―――」 - 2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/14(木) 21:23:20 ID:KDvkrGcc
- シンジ「チャンネル争いで揉みあいになって……あ、別に本気でケンカしてたわけじゃなくって」
ミサト「そんなことで叱ったりしないわよ。それで?」
シンジ「で、アスカがバランス崩してストンと、僕の膝に座る形になっちゃったんです」
ミサト「今と同じね」
シンジ「はい。でも当然、すぐ立ってまた怒ると思ったら、そのままじっとしてて……顔見たら」
アスカ「(・ω・)」
シンジ「この表情で」
ミサト「じゃあ、今はどうしてアスカがシンジ君の膝に乗っかってるの?」
シンジ「それ以来、ちょくちょく乗ってくるようになったんです。アスカが。さっきも」
ミサト「……」 - 3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/14(木) 21:23:47 ID:KDvkrGcc
- アスカ「(・ω・)」
ミサト「……」
アスカ「(・ω・)」
ミサト「……」
アスカ「(・ω・)」
ミサト「……なんと言ったらいいやら」
アスカ「(・ω・)」
ミサト「アスカがこんな顔してるところ、初めて見たわ」
アスカ「(・ω・)」
ミサト「っていうか、こんな顔してる人間見たのが初めて」
シンジ「僕もです」 - 4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/14(木) 21:24:12 ID:KDvkrGcc
- ミサト「ねえアスカ。どうしてシンジ君の膝から降りないの?」
アスカ「(・ω・ )」コショコショ
シンジ「落ち着くー、だそうです」
ミサト「……なんで耳打ち?」
シンジ「なんでか分かんないけど、この態勢になるといつもこんな感じで話すんですよ」
アスカ「(・ω・ )」コショコショ
シンジ「三十路一直線」
ミサト「シンジく~ん?」
シンジ「ぼ、僕じゃありませんよ!? アスカがそう言えって」
アスカ「(・ω・)」 - 5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/14(木) 21:24:41 ID:KDvkrGcc
- ミサト「まったく……よいしょっと」グイッ
アスカ「きゃッ。ちょっと、急に引っ張らないでよ! 馬鹿力なんだから」
ミサト「……降りたら普通ね」
アスカ「は? 当たり前でしょ。ほらバカシンジ、もたもたしてないでご飯の用意してきなさいよ」
シンジ「しようとしたらアスカが乗ってきたんじゃないか」
アスカ「言い訳しない!」
シンジ「分かったよ、もう」 - 6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/14(木) 21:25:22 ID:KDvkrGcc
- NERV
シンジ「はぁ~……」
アスカ「くたびれたおっさんみたい」
シンジ「だって実際、くたびれたから。なんか今日の訓練、僕ばっかりハードじゃなかった?」
アスカ「あんたが一番訓練時間短いんだから、詰め込むしか無いでしょ。なっさけないわねえあれくらいで」
シンジ「アスカみたいに慣れてないんだよ」
アスカ「はいはい。んしょ」
トスッ
シンジ「あ」 - 7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/14(木) 21:25:49 ID:KDvkrGcc
- アスカ「(・ω・)」
シンジ「油断した……アスカ、こんなとこじゃ人に見られちゃうよ」
アスカ「(・ω・)」
シンジ「ねえってば。アスカぁ」
レイ「……」スタスタ
シンジ「綾波……っ」
アスカ「(・ω・)」
レイ「!?」ビクッ - 9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/14(木) 21:26:50 ID:KDvkrGcc
- アスカ「(・ω・)」
レイ「……」
アスカ「(・ω・)」
レイ「……弐号機パイロット?」
シンジ「う、うん」
アスカ「(・ω・)」
レイ「……」ビクビク
シンジ「そんなに怖がらなくても大丈夫だよ。噛みついたりしないから」 - 10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/14(木) 21:27:22 ID:KDvkrGcc
- レイ「なぜ……そんな顔してるの?」
アスカ「(・ω・ )」コショコショ
シンジ「こうしてるととっても落ち着くんだって」
レイ(どうして耳打ちなの)
シンジ「綾波ももう上がり? お疲れ様」
レイ「碇君、今日は大変だったわね」
シンジ「今日はちょっとね」
レイ「帰って、きちんと休んだほうがいいわ」
シンジ「ありがとう。綾波は優しいね」
アスカ「( ・ω・ )」プクッ
レイ「……?」 - 11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/14(木) 21:29:02 ID:KDvkrGcc
- レイ(膨らんだ?)
シンジ「そういえば一昨日、ベジタリアン向けの料理の本見つけたんだ」
レイ「そう」
シンジ「まだ買ってないけど、綾波がうちでご飯食べてく時に便利かなと思って。なんなら今度見て、食べたいの選んでよ」
レイ「……いいの? 本当に、行っても」
シンジ「もちろん。ミサトさんもぜひおいでってさ。こないだもそう言ったじゃないか」
レイ「ありがとう。碇君」
シンジ「いつでも、気が向いたらでいいから」
アスカ「( ・ω・ )」プククッ
レイ「!!?」ビクッ - 12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/14(木) 21:30:11 ID:KDvkrGcc
- レイ「……また膨らんだわ」
シンジ「え?」
レイ「弐号機パイロットの、頬」
アスカ「( ・ω・ )」
シンジ「うわ、ホントだ……ど……どうしたの? アスカ」
アスカ「( ・ω・ )」
シンジ「ねえ。言わないと分からないよ。どっか具合悪い?」
アスカ「( ・ω・ )」
レイ「わ……私、先、行くから」スタスタ
シンジ「あ……もう。綾波怯えさせちゃったじゃないか」 - 14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/14(木) 21:44:54 ID:rf42Tkic
- シンジ「アスカ。アスカってば」テクテク
アスカ「ふん」スタスタ
シンジ「結局なんだったの? さっきの」
アスカ「自分で考えたら?」
シンジ「考えても分からないから聞いてるんじゃないか」
アスカ「……」ピタッ
シンジ「……?」
アスカ「考えても分からないから、あんたはバカなのよバカシンジ」
シンジ「何も言わずに急に不機嫌になるのが悪いんだろ」
アスカ「……魚が餌に食いついても、気づけないでいるとそのうち魚に逃げられるわよ」
シンジ「……もっと分かりやすく例えてよ」
アスカ「ホンットにバカね」スタスタ
シンジ「なんだよっ、もう」テクテク - 48 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/23(土) 16:46:37 ID:dIvW0/XE
- ミサト宅
ミサト「たっだいまー」
加持「よぉ。邪魔するよ」
アスカ「加持さぁん!」
シンジ「お帰りなさい。こんばんは、加持さん。今日はどうしたんですか?」
加持「夕食をたかりに来たのさ。俺が行けるような店より、シンジ君の作るメシのほうが旨いからな」 - 49 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/23(土) 16:47:27 ID:dIvW0/XE
- アスカ「こないだ加持さんが貸してくれた本、読んだわ。あれすっごく面白かった!」
加持「そいつは良かった。選んだかいがあったな」
アスカ「ね、また何か貸して」
ミサト「……シンジ君、少しいい?」
シンジ「はい」 - 50 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/23(土) 16:48:06 ID:dIvW0/XE
- シンジ「なんですか? ミサトさん」
ミサト「こないだのアスカの……アレのことなんだけどさ」
シンジ「アレ?」
ミサト「ほら、私が膝に乗せたらどうなるか試そうとしたら、アスカに断られちゃったじゃない?」
シンジ「ええ」
ミサト「でもやっぱ、シンジ君以外でも見てみたいし―――」
ミサト「そこで今回は、加持のやつにしてもらおうと思うわけ。あいつにはもう言い含めてあるわ」 - 51 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/23(土) 16:49:32 ID:dIvW0/XE
- 加持「ん? アスカ、また身長伸びたか?」
アスカ「前会ってから何日かしか経ってないのに、変わらないわよ」
加持「気づいたのが今だったってこともあるさ。なんにしろ子供の成長はあっという間だ」
アスカ「すぐそうやって。子供扱いしないでってば」
加持「はは、スマン。だがどうも、俺のほうが近頃年寄りじみてきてな。よっと」
アスカ「きゃっ」
ストン
加持「俺にも早くに子供ができてればこんな感じ……にはちょっと早いか。いてもせいぜい小学生かな」
アスカ「もぅ、また子供扱いしてる ///」
ミサト「(普通ね)」
シンジ「(普通ですね)」 - 52 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/23(土) 16:50:24 ID:dIvW0/XE
- ミサト「(シンジ君、アスカ乗せてみて)」
シンジ「アスカ。ちょっとこっち来て」
アスカ「なによ」
シンジ「なにって、えっと。ぼ、僕もアスカをだっこしたいなー……なんて」
アスカ「バっ……! バッカじゃないの、何てこと言うのよ加持さんの前で!」
シンジ「ごめん……」
アスカ「まったくバカシンジなんだから。っと」
ストン
アスカ「(・ω・)」 - 53 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/23(土) 16:51:08 ID:dIvW0/XE
- 加持「これが噂の……アレか」
ミサト「アレよ」
アスカ「(・ω・)」
加持「アレ以外になんとも形容しがたいな」
加持「いやしかしこりゃ、アスカをシンジ君に取られちまったな。アスカ、またこっちも来てくれないか?」
アスカ「(・ω・)」
ミサト「……反応ないわね」 - 54 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/23(土) 16:53:39 ID:dIvW0/XE
- ミサト「ねえアスカ。今日こそ、ミサトおねーさんの膝にも乗ってみない?」
アスカ「(・ω・)」
加持「無反応だな」
シンジ「いや……これ」
加持「どうした? シンジ君」
シンジ「アスカ、なにか考え込んでるんじゃないかなって」
ミサト「分かるわけ!?」
シンジ「なんとなくですけど」
アスカ「(・ω・ )」コショコショ
シンジ「あ……いや、うん。どうかな。そうかも」
ミサト「シンジ君。アスカ、なんて言ってるの?」
シンジ「『私今モテてる?』だそうです」
加持「……」
ミサト「……」
アスカ「(・ω・)」 - 55 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/23(土) 17:07:41 ID:dIvW0/XE
- NERV
リツコ「興味深いわね」
アスカ「(・ω・)」
ミサト「あんたはそう言うと思ってたわ。で、どうしてレイは部屋の隅っこに逃げてるわけ?」
レイ「……」
シンジ「平気だってば、綾波。前も言ったけど、噛みつくわけじゃないんだし」
アスカ「(・ω・)」
シンジ「むしろさ、こうしてる時のアスカってとっても大人しいんだ。こうやってほっぺ突いても」ツンツン
アスカ「((・ω・))」ポヨヨン
シンジ「ね?」ツンツン
アスカ「((・ω・))」ポヨヨン - 56 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/23(土) 17:11:54 ID:dIvW0/XE
- レイ「本当に大人しいのね」
シンジ「うん。綾波もコメント一覧
-
- 2014年04月01日 20:12
- また?
-
- 2014年04月01日 20:15
- なんなんだこれ
-
- 2014年04月01日 20:24
- だっこ神拳かな?
-
- 2014年04月01日 20:28
- う~ん…悪くはないけど自分はだっこの方のが好きかな。
-
- 2014年04月01日 20:32
- なんだこれ可愛い
もうこれでいいから新劇終わらせろよ
-
- 2014年04月01日 20:34
- シンジがアスカに精神汚染されとる……
-
- 2014年04月01日 20:34
- 抱っこ百裂拳の人か
-
- 2014年04月01日 20:37
- なぜアスカは甘えん坊にされてしまうのか
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- 2014年04月01日 20:51
- これあの作画で顔だけ(・ω・)になってるって認識でいいんだろうか
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- 2014年04月01日 20:55
- タイトルからそうだと思ったよw>抱っこ神拳
しかしなごむなあ(・ω・)
-
- 2014年04月01日 20:58
- やだなにこれかわいい
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- 2014年04月01日 20:59
- この顔のままシンジの膝の上で膨れたりキョロキョロしたり向き変えたりするアスカ想像したら可愛過ぎワロロン
-
- 2014年04月01日 21:09
- 癒された
こうゆうのすきだわ
-
- 2014年04月01日 21:34
- 癒されすぎワロタ
こんなに一気に読めたのは久々だわ
ありがとう
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- 2014年04月01日 21:57
- (・ω・)
-
- 2014年04月01日 22:05
- 抱っこ神拳覚えてるやつ意外に多くて吹くわ
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- 2014年04月01日 23:23
- もうLASならなんでもいいや
-
- 2014年04月01日 23:30
- アスカのメールは常にこんな感じ…な話かと思ったら本人の顔がかいwほのぼのした ε-(´∀`; )
-
- 2014年04月01日 23:32
- (σ・ω・)σいいセンスだ
-
- 2014年04月02日 00:00
- だっこ神拳はたまに読み返したくなる
-
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