なんでみんな急にカットシーンを飛ばしたくなったの?
カットシーンが初めて導入された初代プレイステーションの時代、「ファイナルファンタジー(FF)」や「メタルギアソリッド(MGS)」といったタイトルではカットシーンは非常にウェイトが置かれた要素でした。
ソフトによってはカットシーンが長いものもあり、「ゼノサーガ」などでは20分のシーンがいくつもあったのを覚えています。2〜3分ほどのカットシーンが大部分である「FF10」といったソフトに至っても、発売当時はクレームが付けられたこともありました。しかし最近では、30秒のカットシーンでも我慢できないゲーマーが増え始めているようなのです。
海外では3月に発売となった「インファマス セカンドサン」。開発元のサッカーパンチは、カットシーンを飛ばせない理由についてファンから説明を求められた出来事があったのです。また「FF10/10-2 HDリマスター」でも、カットシーンをスキップできない仕様について文句を言うレビューが複数ありました。
こういった訴えは私には到底理解ができません。特にFFではストーリーが大事になってくるというのに、カットシーンを飛ばしていたら何をプレイしているのか理解できないですよね。しかもプレイ時間と比べるとカットシーンなんて微々たるもの。最近のゲーマーは集中力が続かないということを示している事例なのかもしれません。
昨今のゲームは展開が早く、派手になってきました。エンターテイメント全般にも言えることでしょうか。カメラアングルは忙しく変わりますし、台詞も1分以上続くと眠気が襲ってくる。視聴者を楽しませるため大掛かりで、うるさく、派手な演出が求められるようになってきました。オンラインでシューティングゲームをプレイする時などは常に動くことが成功の秘訣にもなっています。ゲーマーはただじっと座って、集中したり注意を切らさずにゲームを見る力がなくなってきているのでしょうか。こんなことでは将来ゲームがどのようなものになるのか・・本当に今から心配でなりません。
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