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世界でもっとも危険なギャングは、国際的規模で、殺人、麻薬の製造・売買、地元企業への恐喝、政治家への賄賂やゆすり、売春、違法ギャンブル、人身売買、ごみの不法投棄などで暗躍する一方、合法的なビジネスを展開したりしている。
これらのギャングの中には、フォーチュン500社の大企業と同じくらいの莫大な収益をあげている組織もあり、違いは目的のためには、理不尽な暴力や恐喝めいた戦略も辞さないことだけだ。これからあげる10のギャング組織は、その規模、国際領域、地元への影響、暴力の度合いにおいて、もっとも危険なものばかりである。
ここでは海外サイトでまとめられていた危険なギャング10集団を見てみることにしよう。
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10.ムンギキ (ケニア)
ケニア最大の民族キクユ族中心に構成される10万人ほどの犯罪組織。ナイロビで二番目に大きなスラム、マサレを拠点とする。敵対者の首をはね、女性の生殖器を切断する蛮行で知られる。
もともとはアフリカの国々には多くいる、マチェーテという鉈を使う民族から派生し、近年、政治や経済の世界にも深く入り込んでいる。前回のケニアでの選挙ではムンギキが暴力をふるい、敵対者の切断した首をさらして、投票者を震え上がらせた。
9.首都第一コマンドPCC (ブラジル)
ブラジル、サンパウロを拠点とする犯罪組織。地元の州刑務所や、貧困にあえぎ、暴力と非合法がはびこるファベーラ(スラム街)を牛耳っている。メンバーは約6000人で、刑務所の服役囚14万人もそうだと言われている。もともとはサンパウロの刑務所のサッカーチームが始まりとされ、今はおもに麻薬取引に手を染めている。
PCCが引き起こしたもっとも有名な事件は、2006年春、4日間で銀行、バス、公共のビルや刑務所を同時に襲撃して、サンパウロの町を事実上機能停止させ、死者が150名にものぼったことだ。
8.ユナイテッド・バンブー (台湾)
台湾を拠点とする約1万人の中国系ギャング集団。共産主義が中国を支配したとき、暗殺者として支持されたのが始まり。現在では、人身売買や恐喝、違法売春やギャンブル、ドラッグの密輸にも手を染める。台湾だけでなく、カリフォルニアに至るまでの環太平洋地域に影響を及ぼしている。
7.ヘルズ・エンジェルス (アメリカ・カナダ)
もともとは穏健なオートバイ愛好家のグループだったが、アメリカ・カナダの犯罪組織としても知られている。北米に大規模な本部があるが、全世界27ヶ国にも支部がある。麻薬取引、強盗、売春、恐喝などに関わっているが、いちおう合法な夜の歓楽街ビジネスにも手を出している。ウィング・デス・ヘッドのロゴのついたジャケットを身に着け、ハーレー・ダヴィッドソンのバイクを乗り回す。
6.ヤクザ (日本)
日本を拠点とする反社会的組織。他の犯罪組織にくらべて暴力の度合いは少ないが、もちろん恐喝や殺人はつきものだ。最大の組織は神戸市を拠点にする山口組で、日本の暴力団全体の約半分を占める39000人の組員がいる。ヤクザは大物政治家や日本の日々のビジネスと密接に結びついており、公の会社組織や名刺まで持っている。高級車を乗り回し、体に刺青を入れ、派手なスーツを着て闊歩し、指がないことが多い。指詰めは、なにか失敗があったとき、償いと後悔の意味をこめて体の一部を切り落とす行為。
ヤクザは非合法な暴力行為に関わっていることが多いが、一般市民を犠牲にしないために、ときに人道的な面を見せることもある。それが、ヤクザが日本の社会の中で比較的オープンにやっていける理由だろう。
5.マラ・サルヴァトルチャ MS-13 (アメリカ・中米)
アメリカ、中米で暗躍するギャング集団。1980年代、エルサルバドルの内戦後、南カリフォルニアに逃げてきた移民たちが基盤になっている。メキシコのカルテルに雇われた用心棒として有名となり、そのうち、目的のために残虐な暴力を使うことを厭わず、自分たち独自で勢力を広げるようになった。2011年、FBIはMS-13専門の特殊部隊を設定した。
4.カモラ (イタリア)
イタリアのマフィア組織。111組織6700人超のメンバーがいる。数、影響力、経済力、暴力度において、イタリアでもっとも危険なマフィアだと考えられている。犯罪活動だけでなく、イタリア国内での合法ビジネスにも広く手を出している。特に地元ビジネスへのみかじめ料の恐喝は悪名高く、言うことをきかないと放火や殺人の報復という結果になる。政治家や警察への賄賂や暴力は日常茶飯事で、牛耳っている地域への影響力は多大だ。
3.SoIntsevskaya Bratva (ロシア)
ロシアのマフィア。この組織についての情報は少なく、わかっているのは創設者兼リーダーは、セルゲイ・“ミハス”・ミハイロフという自称ビジネスマンだということ。ロシア中で多くの合法ビジネスを営んでいるが、目的のために競争相手を抹殺するのに平気で殺人や暴力を用いる。
ロシアの裏社会のあらゆることに関係し、売春、恐喝、賄賂、クレジットカード詐欺、人身売買、武器取引、株式詐欺、マネーロンダリング、オンライン詐欺、ハッキングなど、ありとあらゆる犯罪活動を行っている。その勢力はロシアの国境を越え、アメリカのシカゴ、サンフランシスコ、マイアミ、グランドラピッズ、ニューヨークにも及んでいる。
2.シナロアカルテル (メキシコ)
かつてはメキシコでもっとも勢力のある麻薬カルテルだったが、現在でもその影響力は大きく、ロス・セタスやほかのメキシコ内の小さなカルテルと抗争を続けている。世界でもっとも裕福で、勢力のあるドラッグ商人、ホアキン・“エルチャポ”・グスマンによって率いられている。グスマンは、2009年からフォーブス誌の「世界のもっとも影響力のある人物」リストに毎年その名前が載っているほどで、自ら麻薬界のゴッドファーザーと宣言している。
1.ロス・セタス (メキシコ)
メキシコは10年近くも麻薬がらみの抗争を続けていて、5万人以上が命を落としている。2006年にカルデロン大統領が、麻薬カルテルとの全面戦争を布告して以来、メキシコの多くの大都市は戦場と化している。十億ドル規模の麻薬がアメリカへ流れるルートになっているのだ。
もともとメキシコ軍のエリート特殊部隊が除隊後、ガルフカルテルの用心棒となり、儲かる麻薬取引に手を染めたのが始まり。軍隊の訓練を受けた暗殺者たちは、老舗のシナロアカルテルとの縄張り争いをはじめ、ほかのライバル組織や、情報提供者、警官、政治家、ジャーナリスト、一般市民を容赦なく拷問して殺し、今、世界でもっとも危険なギャングとされている。2012年10月、最高幹部のエリベルト・ラスカーノがメキシコ海軍に射殺されたとき、ロス・セタスは遺体を奪還し、メキシコ当局の面目をつぶした。
via:curiosityaroused・原文翻訳:konohazuku
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コメント
1. 匿名処理班
人間が怖えぇ…
2. 匿名処理班
トップ1,2がメキシコで納得した
3. 匿名処理班
ロス・セタスは一般人がFBで批判するだけで特定して殺すぐらいだからなあ
4. 匿名処理班
ヤクザがやさしく見える不思議・・・
5. 匿名処理班
軍隊じゃんもう
6. 匿名処理班
ロスセタスってもう軍だな
対処しようがない
7. 匿名処理班
ユナイテッド・バンブーの傘持ちが超イケメンなんだが…
8. 匿名処理班
ヤクザだけ浮いてないか?
9. 匿名処理班
>>市民を犠牲にしないために、
>>に人道的な面を見せることもある
ヤ○ザはカタギに迷惑かけないようにしてる、
とかいうヤ○ザ肯定論をぶち上げてる連中が
居るけどさ
結局ヤ○ザの資金源って下っ端が囲ってる
さらに下っ端のチンピラがカタギを脅したり
だましたりして得てる金が上納金になってるんだから
カタギにとってヤ○ザが迷惑なのはこれっぽっちも
変わらないんだよね
連中が直接手を汚してないだけなのを
詭弁で誤魔化してるだけ
10. 匿名処理班
パニッシャーさん、価値のない奴らですので残らず掃除してくださいな
11. 匿名処理班
予想通りのセタス
12. 匿名処理班
1位の画像見たことあると思ったらギャングだったのか。もう軍隊だな
13. 匿名処理班
ヤクザの小物感
外国のやばい奴等と対峙したら一目散に逃げそう
14.
15. 匿名処理班
安定のロスセタス
16. 匿名処理班
ロス・セタスで画像検索かけてやばさがわかった
元特殊部隊の軍人が最新の兵器持ってるとか対処のしようがないじゃん
17. 匿名処理班
ユナイテッドバンブーにイケメンが
18.
19. 匿名処理班
日本のは、893位くらいかと思った
20. 匿名処理班
おー怖い怖い
21.
22.
23.
24.