アマゾン「 Fire TV」即行ハンズオン、ついにスマートテレビの時代到来
アマゾンが動画ストリーミング用端末「Fire TV」を発表しました。
さっそく触ってレビューしてきたので、見てみましょう。
アマゾンが発表したストリーミング端末。その使いやすく実用的な検索方法と、今後アプリがじゃんじゃん出てきそうなオープンシステムを、かなりオシている。即行で触ってきたハンズオンの感想です。
インターフェース
スマートテレビというモノは、インターフェースがいま一つなものが多い。遅かったり、ラグがでたり、フリーズしたりと、どうにもならない。それと比べると、Fire TVは速い。黒い画面上にでるサイドバーには、ウォッチリスト、テレビ番組、映画、写真、ゲーム、アプリとカテゴリ分けされたメニューが表示されている。このシンプルさが良い。右クリックでカテゴリを選択。どの画面にいても、ホームボタン(または音声検索ボタン)を押せばメニュー画面を操作できる。
映画やテレビ番組を選択すると、購入とレンタルのオプションが表示される。選択すると、Hulu、Amazon Instant、Crackle等の画面へ。
正直、スピードには期待していなかったが、クアッドコアチップのおかげで予想以上の速さがでている。Fire TVの起動はあっと言う間(少なくてもデモ時では)だ。映画もテレビも、ローディングの待ちは感じさせない。
もちろん、デモの設定時で完璧な状態でのお披露目だったとも言えるが、それでもかなり速かった。
リモコン
これは絶対無くす。絶対の絶対で無くす。黒くて薄くて、ソファの隙間に入り込んでしまうには完璧なサイズ。見た目の感想では、Appleリモートの2倍ほどの大きさ。
基本のボタン(早送り、巻き戻し、再生、停止)はリモコンにあり。それに、戻るボタン、ホームボタン、メニューボタン、ホイールがついている。上部にはボイス検索のボタンもあり。チュートリアルなしですぐに理解できるシンプルさ、そしてそれがスタイリッシュだと言える。
ただ、しつこいけどこれ絶対無くすから、いつも探すことになるだろうけれど......。
音声検索
夢の音声検索と言っていい。驚いたのは、アイルランド系のスペルで発音も聞き取りにくい名前「マシュー・マコノヒー(Matthew McConaughey)」が一発OKだったこと。その他、様々な映画やテレビ番組のタイトル、役者の名前で試したが、ほぼ完璧だった。
唯一、失敗したのはユーザー側のエラーでのみ。ビープ音がしてから言葉を発っせねばならないのだが、その前に喋ってしまった。
ゲーム
ゲームでのプレイ方法が他社端末との大きな違いだろう。Fire TVでは、リモコンでプレイできる。もしくはタブレット端末で操作することもできる。もちろん別売りのコントローラー(39.99ドル)を使ってもいい。
Fire TV全体に言えることだが、やはりゲームの起動も驚くほど速い。グラフィックも悪くない。が、もちろんXbox OneやPlayStation 4とは比べ物にならない。良質なタブレットゲームレベルだと考えるのが良し。
専用のコントローラーには特別な点はないが、かといって悪いわけでもない。握りやすく、押しやすい位置にボタンも設置されている。「Sev Zero」(近日発売のアマゾンオリジナルタイトルの1つ)をプレイしていたゲーマーにコントローラーの感想を聞いてみたところ、マイクロソフトやソニー級の満足感があると、絶賛だった。コメント後、すぐにプレイを続行していたことからも、満足感が伺える。
短時間のクイック・ハンズオンであったが、いい面が多く見られた。しかし、もちろん残念な点もあるわけで…。懸念点にその価格が挙げられる。99ドルという価格帯は、ライバルであろうChromecast(39ドル)やRoku(50ドル)と比べると高額だ。また、HBO GOが入っていないのもかなりのマイナス。
もちろん比較せずに、端末だけを触った満足度でいけば非常に高い。夢のような動きと言える。これで、家からでなくても毎日楽しくなりそうだ。
あくまで、短時間のハンズオンでの感想です。じっくり使っていくと、また別のことが見えてくるのではないでしょうか。しかし、ゲーマーのテンションの上がり方が多くを語っているような…。
夢のスマートテレビがついに実現された、ということですね。
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