【まさかの】オペレーター勤務初日、父親からの救急電話が彼女の元に
■まさかの父の救急コール
就職したての子どもを親がこっそり様子見に行くのとはちょっと訳が違います。というわけでアメリカはジョージア州からのニュース。救急のコールセンターに勤務した初日に、その事件はおこりました。
場所はジョージア州のディカーブ郡。↑写真のクリスタル・モローさんは郡の救急コールセンターに就職して最初の仕事に就いた日、先輩に指導されながら緊張した業務が4時間ほど続いた頃でした。その日は強盗の通報や火災など様々な事件があり、そうした電話を40件程処理した後のことです。モローさんの電話に、糖尿病だという55歳の男性がショック状態にあるので助けてほしいという呼び出しが入ったのです。
■思わず手がこわばる
よくよく聞くと、なんとその男性とは自分の父、そして電話をくれたのは伯母でした。非常にショックを受けた、とモローさんはコメントしています。
「声を聞いた時、この方は伯母じゃないかというのがわかって、凍り付きました。父に何か大事が起きたんだと思うとキーボードを打つ手もこわばってしまって・・・。けれども、きちんと仕事を遂行しなければってわかっていたんです。」
ちなみに、電話をくれた伯母の方は相手が自分の姪だとは全く気づかなかったそうです。
「男性を近くでよく見てあげて下さい。もしも意識がなくなってきたり吐いたりするようなら、すぐに体を横向きにしてあげて下さい。そして、もっと状態が悪化するようであれば、すぐにもう一度電話を下さい。こちらから再び指示いたします。よろしいですか?」
彼女の細かくて的確な指示のおかげで、モローさんの父は糖尿病のショック状態を回復することができ、すぐに救急車も到着しました。
「電話を受ける人は、他にも同じブースにたくさんいるんです。だからまさか身内の電話が私につながるなんて思いもよりませんでした。しかも勤務初日だなんて、とっても不思議ですよね。」とモローさん。
119番なんかに電話した時のオペレーターのやたら冷静な態度を見ていると、「他人事だと思っているからそんな冷静でいられるんだろうな」なんて穿った見方をすることもあるわけですが、実際はそんなことなくて、必死の訓練で穏やかな態度を保つようにしているのですよね。だからモローさんも、自分の父の様態が急変したっていう電話に対して冷静に対処できた。職業倫理って大事だよね!
まあ、例外もありますけど・・・
<ネタ元:911 operator saves her own father’s life on first day of work>
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