モバP「ほたるには自信が足りない!」ほたる「え?」
- 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:19:49.38 ID:0jp/LRlOo
白菊ほたる(13)
がちゃっ
P「ただいま! 早速なんだがほたる、次の仕事が決まったぞ!」
ほたる「おはようございますプロデューサー、次の仕事ですか?」
P「うむ、ほたるにもメインの一人として頑張ってもらう形でな」
P「次は『ミュージカル』だ!」
ほたる「みゅ、ミュージカル……ですか?」
ほたる「ミュージカルって歌いながらお芝居をするような……」
P「うん、そんな感じでな」
P「内容はざっくり中世風の剣でファンタジーな世界の物語」
P「その中でもほたるは剣士の役をやってもらおうと」
ほたる「わ、私にそんな大きな役を……大丈夫でしょうか?」
P「ほたるならできる! 自信を持っていけば大丈夫!」
ほたる「で、でも歌いながらお芝居なんて……やったことなくて」
P「それは他のメインになる子もそうだぞ。そのへんは練習していくから」
ほたる「きっとかっこいい剣士なら別の人がお似合いになるんじゃないでしょうか……」- 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:20:54.88 ID:0jp/LRlOo
P「そんな事はないと思うぞー、ほたるのスラッとしたスタイルに」
P「西洋風の鎧をあしらった衣装と細身の剣はよく似合うと思う」
ほたる「でも、でも……その……まだ笑顔がいつも上手にできなくて」
ほたる「大きな舞台なんて……」
P「うーん……ほたるには少し別の練習も必要かな?」
P「よし! それなら早速練習にレッスンスタジオへ行こうか」
―――――――
――――――
―――――
- 3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:21:32.54 ID:0jp/LRlOo
財前時子(21)
-レッスンスタジオ-
ほたる「……ええと、あの」
P「うん?」
ほたる「練習はいいんですけど、ここにどうして」
時子「………………」
ほたる「時子さんがいらっしゃるのでしょうか……?」
P「うむ、ほたるのレッスンにうってつけの人を呼んできた」
ほたる「私の……? あ、あの、ご迷惑なのでは……」
P「心配ない、時子はつい前のイベントで一仕事終えた後だから」
P「時間はちょうどあいた所でね、俺がお願いしたら快く受けてくれたよ」
ほたる「こんな私のレッスン相手して頂けるんでしょうか?」
P「ほたるには自信が足りないと思ったんでな」
ほたる「自信、ですか……?」
- 4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:22:12.96 ID:0jp/LRlOo
P「十分な経験を積んでできる事も増えてきた」
P「完全とは言わないがそれだけ努力してきても尚不安っていうのも分かる」
P「ただその自信の無さは性格にも拠る所があるから」
P「そこで堂々としていられるように自信を出せる練習、ということで」
P「時子にお願いをしたというわけさ」
ほたる「あ、あの……」
時子「いいのよ? 貴方は心配すること無いのだから」
時子「楽しそうな仕事なら私も色々してあげるわよ」
ほたる「その……白菊ほたるです。宜しく、お願い、します……」ペコッ
- 5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:22:40.73 ID:0jp/LRlOo
時子「なるほどねぇ、豚がお願いだなんてする理由も分かったわ」
時子「そうね……彼女のレッスンに貴方も協力しなさい、豚」
P「ん? ああもちろん、俺にできる事があるなら」
時子「えぇ、貴方にピッタリの役があるわよ」
時子「私はそれを貴方とこの子に教えてあげる」
時子「たっぷりと……ねぇ」
ほたる「…………」ゴクリ
時子「それじゃあ早速始めましょうかしらね」
ほたる「ええと、私はどうすれば……」
時子「まずは簡単な所から教えてあげるわよ、そこに立ったままでいなさい」
- 6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:23:19.26 ID:0jp/LRlOo
ほたる「は、はい」
時子「それじゃぁ……」スッ……
ほたる(あれは……鞭でしょうか?)
ひゅんっ! びしっ!
P「あひっ!」
ほたる「ぷ、プロデューサー!?」
時子「豚、跪きなさい」
P「お、俺?」
びしっ!
P「あうっ!?」
時子「二度は無いわよ」
P「痛くはないが、びっくりするぞこれ」スッ……
びしっ! びしっ!
P「うおっ!」
時子「私に跪くんじゃなくてこの子にするのよ」
- 7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:23:58.71 ID:0jp/LRlOo
P「こ、これでいいか」スッ
時子「まぁ……最初に愚図愚図していたのは大目に見てあげる」
ほたる「ぷ、プロデューサーが私の前で……あの、その」
時子「いいのよそのままで」
時子「ほたるちゃん……だったかしら? 彼に立てと命令してごらんなさい」
ほたる「え!? えっと……人にそういうことするのは……」
時子「人じゃなくて豚よ、やってごらんなさい」
ほたる「ええと……じゃあ、プロデューサー……立ってください」
時子「それじゃあ命令じゃなくてお願いねぇ」
時子「遠慮なんていらないのよ、ここでは貴女のほうが上」
時子「当然でしょ? これは貴女の為なのだから」
ほたる「私の……為……」
- 8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:24:34.46 ID:0jp/LRlOo
時子「息を吸って落ち着いて」
ほたる「すぅっ……はぁっ……」
時子「もう一度命令してごらんなさい」
ほたる「はい……プロデューサー、立ちなさい」
P「…………はっ」スッ
ほたる「わぁ、す、すごい本当に立って……」
時子「それでいいの、彼は貴女の為ならなんでもする」
ほたる「なんでも……」
ほたる「じゃ、じゃぁ……もう一度跪いて」
P「はっ! ほたる様」スッ
時子「クックック……中々豚も様になってきたじゃない」
ほたる「す、すごい……」
- 10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:25:31.56 ID:0jp/LRlOo
時子「貴女に足りないのは『自信』」
時子「この場においては私に次いで2番目に偉いと思い込んでみなさい」
時子「当然、プロデューサーが一番下」
ほたる「私が、そんなに……」
P「そう。ほたるは今まで頑張ってきたんだ、それだけ凄い事をやってこれてるんだ」
P「もっと自信もっていいんだぞ」
時子「誰が口を開いていいと言ったかしら?」ペチペチ
P「あひっ、すみません!」
時子「でも、まぁ……ここでアイドルとしてやってきたのなら」
時子「あながち間違いでもないわ」
時子「それじゃあ次のレッスンをしてあげる」
ほたる「……はい! お願いします!」
- 12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:26:17.15 ID:0jp/LRlOo
時子「それじゃあ、はい。持ってごらんなさい」スッ
ほたる「その鞭を……ですか?」
時子「それでこの豚を叩いてみなさい」
ほたる「ええっ!?」
時子「それ程痛いものではないから心配いらないわ」
時子「勿論痛くしても構わないのよ?」
ほたる「そ、そういう痛い思いさせてしまうのは……」
ほたる「こ、これぐらいで……」
ぺち ぺち
時子「それじゃあ撫でてるようなものじゃない……手本を見せてあげるわ」
- 13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:27:07.20 ID:0jp/LRlOo
ひゅんっ! ビシィッ!! スパァン!!
時子「この豚! いい? 貴方はここでは最底辺、人にも及ばない屑なの!」
時子「自分で『私めは豚に御座います』とでも鳴いてごらんなさい!」
ビシッ! ビシッ!!
P「ぶひぃ! 有難う御座います! 有難う御座います!」
時子「違うでしょ? ほらちゃんと豚らしく鳴いて御覧なさい!」
スパァン!
P「ぶひぃぃ! 私めは卑しくもお二人にかしずく豚にございます!」
ほたる「」
時子「どう? これぐらいしても問題は無いの。楽しいでしょ?」ホッコリ
- 14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:27:57.24 ID:0jp/LRlOo
ほたる「え、ええと……」
ぺたん ぺたん
ほたる「えっと、プロデューサー、豚さんみたいに鳴いてみてください」
P「ぶひぃ」
時子「まだ足りないけれど……まぁいいわ」
時子「これからはお願いではなくて命令すること」
時子「その時に必ず鞭を振るってみなさい」
時子「堂々としていれば何も問題ないのよ」
ほたる「は、はい。頑張ってみます」
――――――
―――――
――――
- 15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:28:56.79 ID:0jp/LRlOo
こうして特訓が始まった・・・…―――――
時子「ほら、もう一度跪かせてごらんなさい」
ほたる「えっと……跪きなさい」ペチン
P「はっ! ほたる様」スッ
~~~~~~~~~~
時子「少しこの豚を罵倒してあげなさい」
ほたる「ええと、こんな駄目駄目な私に跪いて……あのごめんなさい」
時子「もう一息ねぇ。この台本読んでごらんなさい」
ほたる「その、『早く跪いて足を舐めなさい。顔を近づけて本当に舐めるんですね』」
ほたる「『いい大人がそんな事をして、もうプライドなんて無いですね』」
ほたる「『本当に無様な姿ですよ、ふふふ』……ええとごめんなさい」
P「ぶひぃ!」
時子「少しは様になってきたわね。前後がちょっと要らないけれど」
- 17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:29:35.83 ID:0jp/LRlOo
~~~~~~~~~~~~
ほたる「すぅっ………」
ほたる『貴方は本当に汚い豚さんですね、私よりもずっと大人の人なのに』
ほたる『この私に跪いて情けないと思わないんでしょうか』
ほたる『それとももっとこの痛そうな鞭でおしおきして欲しいからやっているんでしょうか』
ぺちっ ぺちっ
ほたる「……ど、どうでしょうか」
時子「台本無しでも大分良くなってきたわね、もっと自信持ってやってごらんなさい」
- 18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:31:07.00 ID:0jp/LRlOo
~~~~~~~~~~~~~
時子「こういうのはどうかしら?」
ほたる「ええっ、縄とかそういうのはさすがに……叩くの頑張ってみますからそれは……」
P「ほたる様! どうかその縄でこの豚を縛り付けて下さいませ!」
ほたる「」
ほたる『この豚さんっ。誰もお話してくださいなんて言ってませんよっ』
ひゅっ ぴしっ
P「ぶひぃ! 有難う御座います!」
ほたる「うぅ、ちゃんとやらないとプロデューサーが縛られ……」
ほたる『ほら、もっと鳴いてみてください』
時子「そろそろもっと本気で叩いてみてもいいんじゃない?」
時子「そうしないと……縄がぎゅっと豚を締め上げるわよ」
- 19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/08(火) 21:31:50.82 ID
コメント一覧
-
- 2014年04月08日 22:50
- ほたる様のSレア絵はゾクゾクした。あんな目で責められたい
-
- 2014年04月08日 22:51
- あの表情はこんなことがあったと思い浮かぶわなw
まあ今までの遠慮がちな笑顔のほたるちゃんも可愛いし、このSっ気のある笑顔のほたるちゃんも可愛い
-
- 2014年04月08日 22:58
- ブヒブヒッ!!ほたる様に200票入れさせて頂きました!!
-
- 2014年04月08日 22:59
- タブレットは何時でも自信満々ですよPさん!
-
- 2014年04月08日 23:00
- なんだろう…ほたるが明るくなるんならこの方法はアリな気がする。つか今回のほたるSRは性能的には大したことないのにここまで欲しいと思ったのは初めてだ…。
-
- 2014年04月08日 23:09
- 時子様のコラ上手いな
-
- 2014年04月08日 23:12
- ぼくは智絵理さまに罵られたいです(半ギレ)
-
- 2014年04月08日 23:14
- あれっ?ほたるちゃんってこんなに可愛いかったっけ?
-
- 2014年04月08日 23:38
- この前の美優さんといい、時子様の登場で他のアイドルがSに目覚めるという話がちょくちょく出てきてるのがすごい。ほんと便利なキャラだな時子様。
-
- 2014年04月08日 23:40
- ところで
>時子「誰が口を開いていいと言ったかしら?」ペチペチ
かわいい。
ペチペチて。
かわいい。
-
- 2014年04月08日 23:41
- ガチャッ! バァン!
(※コラです)
の流れで笑ってしまったw
-
- 2014年04月08日 23:47
- ほたるちゃんにこんな目で蔑まれて罵られながらぺちんぺちんされたい
-
- 2014年04月08日 23:48
- コラでわらったが、、、、、鞭って結構ヤバイ武器だった気がするんだが。いわく先端部の早さが三桁まで上がれて、衝撃で対象を傷つけるって昔なんかの番組っやってなかったか?
-
- 2014年04月08日 23:55
- この子まだ13才なんですが
-
- 2014年04月09日 00:01
- パラディンほたるは別人なんじゃね?ってくらい目力が強いな。
良くぞここまで育ってくれた
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豚の気持ちが少し分かった気がするわ