音源はアナログのオルゴールだけ。12トラック・シーケンサー「Twelve」
一発勝負で一期一会の音楽と出逢えるアナログ・シーケンサーって、妙に惹かれるんですよね。
スマホであらゆる音楽が手軽にミックスできるようになった21世紀。オルゴールで音楽を聴くことはほとんどなくなったのに、デジタル・サンプリングを排したこの12トラック・シーケンサーに新しさを覚えるのはなぜでしょうか。
Quadratureが制作した実験的な機材「Twelve」。アナログ・レコードやDJソフトのように大量の音源から使いたい部分だけを頭出ししたり細かいズレを修正することはできません。でも、だからこそ生まれるハーモニーには、瞬くような輝きと無限の可能性が秘められています。
もしも押入れに眠るオルゴールを引っ張りだして好きな音源を当て込むことができれば、ノスタルジーの再構築に延々とハマれそう。
うちにまだオルゴールあったかな?
source: Quadrature via Creative Applications Network
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(Rumi)
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