岡崎泰葉「私は先輩だもの…!」喜多見柚「おおっ」工藤忍「…」ハラハラ
関連記事:工藤忍「前髪は!」喜多見柚「置いて来たよっ」岡崎泰葉「…び、びしっ」- 1 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 19:52:35.71 ID:qlxvxnkc0
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ガチャ
P「ただい――」
泰葉「!わあ…」ボスッ
P「っと」
P「…泰葉?」
泰葉「あ、あー…えっと…その」ポフポフ…
泰葉「す、すいません。ぶつかってしまって」ペコ
P「うん。べつに大丈夫だけど…」
P「なにか急ぎの用か?」
泰葉「そ、そうなんです!」
泰葉「なので、失礼しますね。あの、本当にごめんなさい」ペコペコ
P「おー…」
バタンッ
P「…なにかあったのかな」
- 2 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 19:54:12.35 ID:K7mFHj2Wo
-
柚「あみあみ」
忍「…」モクモク
柚「…」アミアミー
柚「?…あっ」パァァ
柚「Pサンだ!へへっおかえりー」
P「おう。ただいま」
P「今日も編み物か」
柚「ですですー」ニヘー
穂乃香「お疲れさまです。プロデューサーさん」
P「うん。ありがとう」
忍「…」モクモク
P「…相変わらず忍はすごい集中力だな」
柚「ね。柚のぐさぁーも効かないからねー。たいしたものですなー」ウン
穂乃香「ほ、本当にそうですね…」コクコク
P(ぐさぁが効くのは穂乃香だけなのでは…)
- 3 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 19:54:46.23 ID:qlxvxnkc0
-
柚「へへ。でも柚このまえいいこと思いついたんだー。そだっ試してみようかなっ」ゴソゴソ
穂乃香「??いいことですか?あっもしかしてぴにゃこら太の新しいふぉるむですか…」ワクワク
P(アイツ形態あれだけじゃなかったのか)
柚「ほ、穂乃香チャンはぴにゃこら太のことが好きすぎじゃないかナー…」
柚「じゃなくてーえっとですねー」
柚「取り出しましたるこのポッキーを!」サッ
穂乃香「?」
忍「…」モクモク
柚「へへっもくもくしてる忍チャンにそっとぐさぁーします」スッ…
忍「…」…パク
忍「…」モクモク
柚「するとほらっ忍チャンがなんだか食いしん坊サンみたいに!」ペカー
穂乃香「おー…たしかに見えます…」
P「え、見えます?」
- 5 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 19:55:22.07 ID:K7mFHj2Wo
-
P「というか見えたら、なにかいいことなのか、これは」
柚「ほらほら。穂乃香チャンもやってみよっ」
穂乃香「は、はい。ではそっと…ぐさー」
忍「…」パク
忍「…」モクモク
穂乃香「…!」キュン
穂乃香「な、なんだか忍ちゃん、とても可愛いですね…」
柚「ねー」
柚「あっPサンもどぞー。ぐさー」
P「ん。どうも」ポリポリ
- 7 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 19:55:58.68 ID:qlxvxnkc0
-
忍「…」モクモク
柚「うーん。こうなると、どのくらい食べてくれるのか気になって来るなー」
穂乃香「…ふふ。ぐさぐさ…」
忍「…」パク
忍「…」モクモク…
P(…これはすごく集中しているとかどうとかいう問題なんだろうか…)ハハ…
P「…あ、そういえば…」モグモグ
P「なあ。さっきそこで泰葉に会ったんだけど」
穂乃香「泰葉ちゃんですか?」
柚「ぐさぁーっ」
忍「…」パク、モクモク
忍「…けぷ」
忍「うー。こらぁ!アタシは柚と穂乃香ちゃんのおもちゃじゃないんだよっ」
柚「あわっ、し、忍チャンがおこったよ!…ふむふむ、十三本が限界だったかー」
忍「数えてたんだ…は、反省してないなー、このー」グサー
柚「ふにぷ…ほ、ほっぺをぐさーしにゃいでくらはい」
穂乃香「…ふふ…」クスクス
P(楽しそうだな)
- 8 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 19:56:57.05 ID:K7mFHj2Wo
-
P「なにか急いでるみたいだったんだけど…」
穂乃香「…??ああ。そういえば…」
P「なにか心当たりがあるか?」
穂乃香「あ、心当たりというか…」
忍「ぐさぁ!」
穂乃香「ぷひゅぅ」
忍「もー。穂乃香ちゃんもじゃましてたでしょーっ。なんでプロデューサーさんと楽しそうにお喋りしてるのかな!」プニプニ
穂乃香「し、しのぶひゃん…いや、それはでふね…いたいれふ…」
柚「そうだそうだー」
忍「柚はてきとうに悪乗りしないのっ。主犯だよ主犯っ」ブニッ
柚「あわあっ。へへーでもあのくらいで乱れる忍チャンの集中力がわる…あっちょ、そこにぐさーはだめなんじゃないかナっ…にゃうん」ビクビク
P(なにやってんだ)
- 9 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 19:57:45.11 ID:qlxvxnkc0
-
忍「…まだ戻って来たばかりだったんだけどね」プニプニ
P「ん?」
忍「泰葉ちゃん。そのまま出て行っちゃった」
P「…ふーん」
穂乃香「そうでしたよね。なにか用を思い出したんでしょうか?」
忍「…どうだろうね」
忍「なにか…ぼそっと言ってた気もする」
P「…なんて言ってた?」
忍「…たぶんだけど。…私は先輩だもの、って」プニプニ
P「……。そっか」
柚「し、忍チャンそろそろやめ…あああ」ビクビク
忍「まだだめだよー」
P「いつまでやってんだ」
穂乃香「…いまの柚ちゃん、少しぴにゃこら太に似てます…可愛いです…ふふ」
P「え、どこが…?」
- 10 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 19:58:44.96 ID:K7mFHj2Wo
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・
・
P「お」
泰葉「…あ」
P「奇遇だな。こんばんは」
泰葉「こんばんは」ペコ
泰葉「プロデューサーさんは、どうしてここへ?」
P「買わないといけない雑誌があってな」
泰葉「…?買わないと…いけない、ですか?」
P「うん」
- 11 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 20:00:13.99 ID:qlxvxnkc0
-
P「あったあった」
泰葉「…それ」
泰葉「見本誌が届いていたような気がします」
P「うん。でもやっぱり自分が担当してる子が表紙にいたり、特集を組んでもらえたときは」
P「自分で買っておきたいんだ。まあ、普通に、一ファンとしてもな」
泰葉「…ふふ。そうなんですか」クス
P「はい。そうなんです」
- 12 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 20:00:48.88 ID:K7mFHj2Wo
-
泰葉「…」
泰葉「は、恥ずかしいですから、早くお会計を済ませてください」
P「いや、いま何冊買うか考えてるから待ってくれ」
泰葉「一冊で十分ですよ!?」アワワ…
P「いやいや。布教用はともかく保存用と観賞用は…もしくは三人が表紙に載っているんだから三人分買うべきか…」
泰葉「あのー、前者はともかく…後者はまったく意味が分かりません…」
P「よし。じゃあ二冊にしよう」
泰葉「えぇ…」
- 13 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 20:01:47.07 ID:qlxvxnkc0
-
P「冗談だよ」
泰葉(分かり辛いです…)
P「できるだけたくさんの人に泰葉たちを知ってもらいたいしな」
泰葉「……」
泰葉「…ふふ。プロデューサーさんは、きっと子煩悩なお父さんになります」
P「俺もそう思う」
泰葉「しつこくて嫌われないように気をつけてください」
P「…う…了解です…」
泰葉「はい」
- 14 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 20:04:03.97 ID:K7mFHj2Wo
-
泰葉「……」
泰葉「これって…私たちなんですよね」
P「うん。そうだよ」
泰葉「…はい」
泰葉「…」
泰葉「…頑張ろうって、思います」
P「?」
泰葉「こうして見ると、いまの私は」
泰葉「アイドルなんだって。客観的に、見えて来るから」
P「…そっか」
泰葉「はい。…だから、身が引き締まる…というか」
泰葉「それに私は二人の先輩だから、引っ張って行かないとって思います」
泰葉「いつもからかわれてばかりですけど」
P「うん」
泰葉「…いまのは否定してくれてよかったのに」
P「実際そうだしな」
泰葉「むぅ。そ、そんなことないです。いじわる」プクー
- 15 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 20:04:44.83 ID:qlxvxnkc0
-
P「はは」
P「……」
P「これ、やっぱり二冊買おうかな」
泰葉「え?…い、いまの話で、どうしてそう…」
P「あのさ、泰葉」
P「いま言ったことを本気で思っているなら、もう一度ちゃんと自分が映ってるこの写真を見てみて欲しいんだ」
P「俺は泰葉が、ここにいる自分のことをちゃんと客観的に見れているとは思わない」
泰葉「…?あの、それは…」
P「ああ、ごめん。…べつにさっき言ったことが間違ってるって言いたいわけじゃないんだ」
P「…でも…泰葉が今日買ったその本…」
泰葉「……」ギュ
P「…それを読むのもいいと思うけど、」ポン
P「…勉強もまじめもいいけど。もっと気楽に構えていいんじゃないかな、とは思う」ナデナデ
泰葉「……」ガサ…
泰葉「…分かりました。そう、努めます」
P「うん。気楽にな」
泰葉「は、はい。努めるでは、まだ固いですね…が、がんばる、です」
P「…可愛い口調だな」
泰葉「が、頑張りますだと、固いままだと思ったので…ち、ちょっと違いましたね。うー」
P「…まあちょっと修正の方向がおかしいかな……可愛いからいいと思うけど」クス
- 16 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 20:05:22.95 ID:K7mFHj2Wo
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泰葉「…はぁ…」
泰葉「……こんなふうに、」
泰葉「同じようなことは、もしかすると…私は何度も、プロデューサーさんに言われているのかもしれないですね」
P「うん」
泰葉「はい。そのたびに…アイドルって、難しいなぁって思います」ニコ
P「そうだな」
P「でも大丈夫だと思うよ。そんなに泰葉が思うほど、悪いようには絶対になってない」
P「難しいけど、それはなにより、難しく考えるからだと思う。気負わずたのしくな」
泰葉「はい。…あの、これからもよろしくお願いします」ペコ
P「いえいえこちらこそ」
泰葉「…」
P「…」
泰葉「…ふふ。本屋さんで話すようなことでもないです」クス
P「…はは。うん、そうだな」
P「そろそろ出るか。買って来るよ」
泰葉「はい」
- 17 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 20:05:53.14 ID:qlxvxnkc0
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ガチャ
泰葉「ただいまー…」
泰葉「…えいっ」ポスン…
泰葉「……」
泰葉「…」ガサガサ
- 18 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 20:06:42.35 ID:K7mFHj2Wo
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パラパラパラ…
泰葉「…ふふ。私…楽しそう」
泰葉「…もっと気楽に、か…はい。そうですね」
- 19 : ◆xwjzAyxf0s 2014/04/09(水) 20:07:21.92 ID:qlxvxnkc0
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ガチャ
柚「おっはよーございます!」
P「お、柚は今日も元気だな。おはよう」
柚「おー。柚は今日も元気だよー」
柚「まだ泰葉サンは来てないカナ?」キョロキョロ
P「うん。今日は柚が一番だな」
柚「そかそか。じゃあこの辺りにさり気なく置いておこうかナー」ゴソゴソ
P「?なにか渡したいものでもあるのか」
柚「へへっこれこれ。編み物の本。お母さんの借りて来てみたんだ」
柚「ちょくせつじゃなくて泰葉サンが見つけてくれるといいんだけどなーむむー」
P「……」
P「そっか」ナデナデ
柚「??おお。Pサンコメント一覧
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- 2014年04月09日 21:47
- ああー、やすはちゃん可愛すぎてぼくの股間のエベレストが怒髪天(^-^)
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- 2014年04月09日 21:52
- ※2
その髪の毛しまえよ
柚に浄化される~
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- 2014年04月09日 21:53
- 先輩はやっぱりかわいいなあ。もっと人気が出てもいいと思うんだけれど。
あー、先輩には幸せになってほしい。嫁とかじゃなくて幸せになってほしい。トップアイドルにしてあげたいと強く思う。
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- 2014年04月09日 21:55
- 少しズレてる穂乃香ちゃん可愛すぎ
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- 2014年04月09日 22:34
- 雰囲気がすごい良い。なんかこう、空間がふわふわしてて最高に癒されるな。何この四人可愛いめっちゃ可愛かった。いいSSだ。>>1乙!
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- 2014年04月09日 23:08
- とりあえず投票券は全部先輩に突っ込んだ
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- 2014年04月09日 23:20
- 先輩愛されてるよな
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- 2014年04月09日 23:43
- 編み物ズはいいな
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- 2014年04月09日 23:45
- ぱっつんの気持ちになるですよ…
あれ?既に
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