日本時間の4月9日、マイクロソフトがWindows XP のサポートを終了しました。
今後は新たな脆弱性が発見されても修正プログラムは配布されないほか、有償サポートや技術情報のアップデートなども提供されません。
そのためマイクロソフトはXP ユーザーに対し、Windows 8.1 へのOS アップグレードまたは8.1搭載PC への買い換えを推奨しています。
なお性能的にXP をプリインストールするPCでは8.1が動作しない可能性が高いため、8.1の購入前に「Windows アップグレードアシスタント」ソフトで自分のPC がシステム要件を満たしているか確認することを勧めています。
確認の結果8.1が動作しないことが判明した場合は、最新のPC への買い替えを推奨するとともに、XP 専用のデータ移行ソフト「
ファイナルパソコンデータ引越し eXPress」を期間限定で無料配信中です。
またXP と同時に
Internet Explorer 6 および8 とOffice 2003 もサポートを終了しているほか、XP 搭載PC ではマイクロソフトの無料セキュリティソフト
Microsoft Security Essentials もダウンロードできなくなります。
各ソフトはサポート終了後も使用は可能です。特にXP は2001年の発売から約13年に渡って世界的に大きなシェアを獲得したため、多くの個人や企業が継続使用するという報道もあります。
しかし今後はウィルス感染やハッキング被害の危険性に加え、それらの拡散を助ける踏み台にされる可能性も増えるほか、XP への対応を終了するサードパーティ製ソフトが増えることも予想されます。そのため業務上の理由や懐事情などで躊躇している方も多いとは思われますが、早めの移行が望まれます。
なおマイクロソフトはXP を継続使用する際のリスク軽減策として、「すべてのセキュリティ更新プログラムの適用」、「セキュリティ製品の定義ファイル延長サービスの適用」、「インターネットからの切断」、「USB メモリなどの利用の停止」を推奨しています。