3: 猫好きな名無しさん 2014/03/27(木) 14:42:10 ID:1./jPiFU
レオンは拾ってきたとき獣医さんに3歳~5歳位だと言われたから、
15年生きたということはずいぶん長生きだったんだろうな。
15年間で尿路結石の手術2回、2回とも麻酔から覚めず死にかけ、
同居猫とのけんかで目を怪我し、悪化して片目摘出。
その時は半月も入院したな。

かなり年取ってよれよれになってたある寒い朝、ベッドの下の隙間でうずくまってるのを発見。
年も年だから、このまま静かに逝かせてやろう、と、仮病使って仕事休み、一日中レオン抱いてた。
レオンとのいろんな事が思い出されて、飯も食わずじっとしてた。
夜になった。
漏れ、泣きながら「なあレオン、もう少しだけ一緒にいてくれよ。頼むよ」と、何度も何度も繰り返してた。
夜が明け始めるころ、レオンはよろよろしながらもがぶがぶ水を飲んだ。
トイレで盛大におしっこもした。
朝には缶詰も食べて、持ち直してくれた。

レオンはそれまではほとんど鳴き声を出さない猫だったのに、
人の顔を見ると「うにゃうにゃうなーんうなーん」と、まるでおしゃべりしてるみたいな鳴き声をあげるようになった。

レオンはそれから1年頑張ってくれた。
漏れが出張に行ってる間、母に預けていたんだが、飯もがつがつ食い元気にしてたそうだが、
漏れが部屋に行くと、安心したようにうずくまりそれっきり飯も食わず、次の日静かに息を引き取った。
漏れの帰りを待っていてくれたんだと思う。

今思うと、レオンの寿命は1年前に尽きていたんだろうなあ。
でもあのころの漏れは、いろんなことでかなり参っていたから、きっと心配で逝けなかったんだろうなあ。

あれから4年。レオン、お前は今でも漏れの生涯最愛の親友だ。


引用元:猫に関する不思議な話やオカルトな話
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/15648/1394533542/3



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