通貨と為替相場の安定化を目的とする国際連合の専門機関・IMF(国際通貨基金)が日本警告

を出しています。

画像:【IMFの世界経済見通し(WEO)】
IMFの世界経済見通し(WEO)
http://www.iwnsvg.com/2014/04/09/world-economic-outlook-shows-substantial-improvement-imf/

日本時間9日に発表された世界経済見通し(WEO)で、IMFは世界経済の今年の成長率予想を発表。

アメリカ、ドイツ、イギリスの景気は順調に回復してきている一方、

ユーロ圏全体と日本の生産活動の鈍さが景気回復の足かせとなることやロシア、ブラジル、南アフリカなど

の主要新興国は経済見通しが悪化したことにより、今年の世界経済の成長率を3.6%と予想。

また世界最大規模の公的債務をかかえる日本については

「インフレや成長を押し上げることができなければ、経済が危機に瀕する恐れがある。
そうなれば、世界全体に衝撃が及ぶだろう。
日本の財政問題が現実的な問題になり、投資家の信頼はいずれ消え失せる可能性がある」

との警告を発しました。

そして、

「日本は農業や医薬品業界の規制緩和や女性就業率の引き上げなど政治的に厳しい措置を講じたほうがよい」

と呼びかけました。

アベノミクスの効果次第では、日本経済が危機におちいる可能性があることを示しています。