ソニーが2月に発売したノート VAIO Fit 11Aについて「使用中止のお願いとお詫び」を告知しました。バッテリーパックに不具合により、使用中に過熱してPC本体の焼損に至るおそれがあることが判明したため。
ソニーはユーザーに対して、「ただちにPC本体の電源を切り、ACアダプターの電源プラグをPCから抜いて、ご使用を中止」するよう呼びかけています。
ソニーが2月に国内で発売した VAIO Fit 11A は、マルチフリップヒンジでディスプレイ面を外側に閉じてタブレットとしても使えるハイブリッドPC。
製品型番は画面をひっくり返して裏側の右上隅に記載してあります。対象型番は:
SVF11N19EJS VAIO標準仕様(店頭販売)モデル
SVF11N1A1J VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデル
SVF11N1BAJ 法人向け標準仕様モデル
ソニーでは不具合から過熱の可能性があるバッテリーを搭載した製品の製造番号(シリアルナンバー)を現時点で把握しておらず、点検や修理などの対応とともに、今後2週間以内に改めて告知するとしています。問い合わせはリンク先ページのVAIOカスタマーリンク Fit 対応窓口へ。電話は平日18時まで、土日祝日も17時まで受け付けています。
ソニーでバッテリーの過熱焼損といえば、発火事故を起こし多数のPCメーカーを巻き込んで1000万個近くのリコールになった騒ぎを思い出しますが、今回のバッテリーは「設計生産委託先から供給を受けているバッテリーパック」とのこと。そろそろソニーのものではなくなるVAIOですが、最後のソニーVAIOで不名誉な火が上がってしまいました。