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http://japanese.engadget.com/2014/04/11/nm4-01-25/


ホンダから近未来デザインの大型バイク NM4-01、25色のメーターパネルと低いコクピットポジション - Engadget Japanese
モータースポーツからロボット、ジェット機、芝刈機まで幅広く活動するホンダが、近未来的なデザインの大型バイク NM4-01 を正式発表しました。3月の大阪モーターサイクルショーで突然発表したコンセプトモデルを、ほぼそのままの形で発売します。

HONDA NM4-01

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「フロントマッシブスタイリング」と称するフロントカウルは、LED ヘッドライトを中心として、それよりも前進した位置に、同じくLEDの左右ウィンカーを装備します。フロントカウルは他にユーティリティボックスも兼ねるほか、左右に大きく張り出した先端部にはリヤビューミラーを内蔵します。フロントからエンジンまわり、リヤまで全体に直線的なデザインを採用したことで、より近未来的な印象を際立たせています。(ただ、どうせならマフラーもスクエアなデザインにまとめたほうが、より統一感が得られた気もします。)
 
 
ボリュームのあるフロントとは逆に、リヤのデザインは簡潔にまとめられています。背もたれとなる部分はライダーに合わせて水平位置を4段階、角度を3段階に調整できるほか、水平に倒せばタンデムシートにもなります。「コックピットポジション」と称する着座位置は低め。どちらかといえばアメリカンな運転姿勢でクルージングを楽しむスタイルです。目を三角にして峠を攻めるような走りには向きません。

 
 
特筆すべきはデジタルメーターパネルで、DCT(Dual Clutch Transmission) の走行モードに応じてバックライトの発光色が変わる仕掛けを装備。全部で25色を表示可能で、ライダーが好みの色に設定することもできます。
 
 
エンジンは 745cc 水冷4ストローク直列2気筒OHC型。最高出力54 PS。最大トルクは6.9 kgf・m。6速 DCT トランスミッションを搭載し、AT モードならシフトアップ/ダウン操作はいりません。ブレーキディスクは冷却性能が高いというウェーブした形状を採用しています。タイヤは前が18インチ、後ろは17インチで200mm幅のワイドタイヤ。ブレーキにはABSを装備します。

車体カラーは、マットバリスティックブラックメタリックとパールグレアホワイトの2色をラインナップ。

発売日は4月21日。税込み車両価格は99万9000円。



コンセプトモデルなら良くても、現実に市販するとなると未来的デザインは好みが分かれるものです。ホンダは2008年に NM4-01 によく似たデザインの DN-01 を発売しています。しかし、未来的デザインがかえって公道を走ると周囲から浮いて見えるという声もあり、結果的にヒット作とまではいかなかったようです。NM4-01 は DN-01 よりもさらに未来的かっこよさを追求したモデルのようですが、こんどはどこまで市場に受け入れられるでしょうか。

また、2003年のコンセプトモデル G-STRIDER に心躍らせ、市販化を願っていまだに待ち続けている熱心なスズキファンが、いま NM4-01 を見てどんな顔をしているのかも気になって仕方ありません。
 

スズキ G-STRIDER