任天堂をいたわらない連中ほど抜かしたがる「任天堂がサードになるのは最高のアイディアだ!」という戯言
「任天堂がサードになるのは最高のアイディアだ!」と信じきっている人というのは、任天堂のハードなんて絶対に買わないソニー信者かXbox信者だけでしょう。事実、サード化が望まれている企業は任天堂だけなのです。
任天堂の業績が少しでも悪くなれば「サードになれ」という声が噴出しますが、なぜそれと同じ意見がソニーやマイクロソフトのときには出てこないのでしょうか。ソニーに関して言えば、PS4の売れ行きは素晴らしいのですが、会社としては任天堂以上にトラブルを抱えています。それなのに不思議と「アンチャーテッドがXboxOneに出るべき!」だと唱える声はあがってきません。
任天堂がサードになったところで、社の利益にもならず、ゲーマーのためにもならないというのが事実ではないでしょうか。そもそも任天堂タイトルはソニーやマイクロソフトが育ててきたユーザー層の好みにはあわないのです。任天堂がサードになればシューティングやスポーツ、映画のようなゲームを楽しむ消費者に任天堂ソフトが飛ぶように売れるのでしょうか?あり得ません、単なる空想だと言えます。
任天堂がサードになれば大規模なレイオフが敢行されることになるでしょう。さらにハード開発がとまれば、更に人員削減が続きます。任天堂はハードウェアを作り、サードからライセンス料を得ることで相当な収益をあげているのです。サードになれば今度は支払う側となり、更に利益を失うこととなるでしょう。また、任天堂にはソニーやマイクロソフトが設計している最新ハードウェアに精通していない人材がごまんといます。彼らに一から技術を教えたり、新しい逸材を雇えとでも言うのでしょうか?時間もお金もかかります。ゲームを作らないとお金にならない世界なのです、ただ散財するだけの仕組みになり得ます。
皆さん任天堂は「マリオ」と「ゼルダ」ばかりだと口を揃えていますが、それは任天堂に興味がない人間の誤った考えに過ぎません。任天堂からは数多くのIPが出ているのです。しかし、サードともなれば話は違います。ゲームというのは、1作でもコケたら社を潰しかねない危険因子なのです。任天堂がサードになれば「ピクミン」や「リズム天国」、「光神話 パルテナの鏡」といった意欲作の誕生は少なくなっていくことでしょう。
任天堂が「サードになるべき」だとする意見は、任天堂のゲームを買いもしないような連中の愚かな発想なのです。
以下全文を読む
マリオカート8 発売日:2014-05-29 メーカー:任天堂 カテゴリ:Video Games セールスランク:15 Amazon.co.jp で詳細を見る |
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9 (ガガガ文庫) 発売日:2014-04-18 メーカー:小学館 カテゴリ:Book セールスランク:11 Amazon.co.jp で詳細を見る |
コメントする