伊織「オークっ!?」
- 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 15:54:18.61 ID:J4qY8Tvmo
伊織「……ったく。なんでこの伊織ちゃんが自分で衣装を取りに来なくちゃならないのよっ!?」ツカツカ
亜美「仕方無いじゃん。律っちゃんは居なくなったあずさお姉ちゃん探しに行ったんだもん」トテトテ
伊織「だいたいこういうのはスタイリストの仕事でしょ! 増税の影響で経費削減って言ってたけど、ケチり過ぎだと思わない?」プンプン
亜美「まあまあ、そう言わずに。衣装が無いとお仕事出来無いじゃんか……あっ! あずさお姉ちゃん居たっ!」
伊織「えっ? どこ?」キョロキョロ
亜美「あっちの倉庫の中に入って行ったよ! 見失う前に捕まえなくっちゃ!」タッタッ
伊織「ちょっと、亜美っ……! もうっ。しょうがないんだから」スタスタ- 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 15:55:53.67 ID:J4qY8Tvmo
シーン……
伊織「……って、暗っ。本当にこんな所にあずさが入って行ったのかしら……?」
伊織「なんか、埃臭いし……。あと、なんか生臭い……」
(薄暗いから足下に気をつけないと……)チラッ
伊織「大道具倉庫みたいだけど……まったく、あずさにも困ったものね……」
ガサッ
伊織「っ!?」ビクッ
伊織「あ……、亜美? そこに、居るの? あずさは見つけ……」
- 3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 15:57:02.21 ID:J4qY8Tvmo
オーク「…………!?」
伊織「っ!? きゃぁあああああ!?」
亜美「いおりん、どうし……っ!? ば……化け物……」ヘタン
伊織「あっ、亜美は私のっ、私の後ろに隠れてなさいっ……」ブルブル
亜美「い、いおりぃん……これってオークってやつじゃ……」
伊織「オークっ!?」
オーク「グ、グフッ……」ジリッ
亜美「っ!?」ビクッ
伊織「くっ、くるなら来なさいよ……! 私はともかく亜美には指一本触れさせないんだから……っ!」ジワァ
- 4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 15:58:28.57 ID:J4qY8Tvmo
亜美「きっと亜美達……このあと、滅茶苦茶にされちゃうんだ。うぅ……」
伊織「ちょっ、そそそ、それ、どういうことなの……?」
亜美「亜美、知ってるんだっ……。兄ちゃんが机に隠してたマンガにアレ、出てきててさ……女の子に乱暴してたんだよ……」
伊織「───っ!? ら、乱暴って……というか、そのマンガっていかがわしい感じなの?」
亜美「きっと亜美達、壊されちゃうよぅ……うぁうぁあっ……」ウルッ
伊織「私の話を聞きなさいよ! いかがわしい本なの!? あと壊されちゃうって何よ!?」
オーク「グ、グ、ヒ………」ジリッ
伊織「!?」ビクッ
亜美「ひいっ!?」
伊織「ら、乱暴するなら私だけにしなさい! 私を好きにして良いから……だから亜美だけは!!」
亜美「いおりぃん……うぁうぁあぁ……」
オーク「ア……ア……」
- 5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 15:59:27.71 ID:J4qY8Tvmo
伊織「私はアンタみたいな化け物に絶対屈っしたりしないんだからぁあああああああ!」
オーク「ア……アクシュ……」
伊織「あああああああっ……えっ……?」
オーク「ア、アク、シュ……?」
伊織「あ、あくしゅ?」
亜美「シャベッタァアアアアア!?」
オーク「オ、オレ……ファ、ン。イオ、リン……ア、アクシュ……」
伊織「…………えっ!? あ、えっ!?」
亜美「いっ、いおりん! 握手って言ってるっぽいよ?」
伊織「えっ」
オーク「アクシュ……?」
伊織「えっ」
- 6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 16:00:15.83 ID:J4qY8Tvmo
オーク「フ、ファン、ア、クシュ……」
亜美「いおりん! この人、いおりんのファンらしいよっ?」
伊織「人、って……?」チラッ
オーク「イ、イオ、リン……?」
伊織「…………アンタ、その……私のファンなわけ?」
オーク「ファ、ン………」コクッ
亜美「握手してあげなよ、いおりぃん」
伊織「簡単に言うんじゃないわよ!? 肌の色とか、この世のモノとは思えないような薄汚い緑色なのよ!?」
オーク「ア……」シュン
伊織「あっ、ちがっ……」
- 8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 16:01:01.79 ID:J4qY8Tvmo
亜美「メガネ無しの、りっちゃんだと思えばいいんじゃない?」
伊織「思えるわけないし、アンタそれ、律子の前で言ったら、はっ倒されるわよ!?」
亜美「ファンは大事にしないとって、いつも兄ちゃんが言ってるし?」
伊織「ファン、って言われても……」チラッ
オーク「グ、グフ、グフッ……」ニタァッ
伊織「……やっぱ、無理ぃいいいっ! だらしなく開いた口元からヨダレとか垂れてるしぃいい!?」
亜美「確かにグロいよね……」
伊織「なんなのよ、この物体は!?」
亜美「うーん。ちょっと待ってて?」ゴソゴソ
伊織「携帯電話なんか出してどうするつもり?」
- 9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 16:02:20.78 ID:J4qY8Tvmo
亜美「えーっと……【おーく】」
スマホ(ぽんっ
【オーク】人間の姿に近く、醜く汚らわしい存在として創造され、ファンタジーの世界観の中では人間の亜種として描かれている。
知能はあるが鈍く惨めな生物で、極端に繁殖力が強く、多種族とも繁殖出来る。
人を殺す道具、つるはしなど、美しくないもの以外は作れるものの、他の創造はできず、破壊するだけの存在として描写されている。
亜美「……だってさ?」
伊織「いやいや、明らかに人間に害を及ぼす存在じゃない」
オーク「チ、チガ……」オロオロ
伊織「血!? わっ、私の血を求めてる……!?」
亜美「いや、多分、反論したいだけじゃない?」
- 10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 16:03:18.78 ID:J4qY8Tvmo
オーク「オ、オ、レ……」オドオド
亜美「ほ、ほら……」
オーク「ウ……グヘヘ……」ニタァッ
伊織「」
亜美「」
伊織「いやぁああああっ!? 豚っ鼻に犯されるぅうううう!!」
亜美「いやいや、たまーに、ファンの兄ちゃん姉ちゃんの中にもこんな人いるっしょ」
伊織「挙動不審ってレベルをはるかに越えてるんだけど!?」
亜美「いや、はるるんは今かんけーなくない?」
伊織「はあ?」
オーク「ア、ア……イオリン……」ハァハァ
- 11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 16:04:10.98 ID:J4qY8Tvmo
亜美「ちょっとコーフンしてるだけだよぉ。ほーらっ、握手してあげれば?」
伊織「えぇっ!?」
オーク「……ァ」
伊織「……大人しくしててね? その……。ちょっと怖いから……」
(近寄ったらなんか、臭い……かもしれないけど……っ!)ギュッ
オーク「ッ!!?」
伊織「あ、アンタそんなナリだけど……この伊織ちゃんを美しいと思う審美眼は、合格点をあげても良いかもね?」
亜美(いおりん、ネコっかぶりがハゲてるし、地が出てるというかツンデレが出てるっぽいよ?)
伊織「ファンとして、これからも、この伊織ちゃんの活躍を見てなさいよねっ!」
亜美(あっ、デレ出た)
オーク「オ……オ、オ……」ダラダラ
亜美(あっ、ヨダレ出た)
- 12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 16:05:16.22 ID:J4qY8Tvmo
オーク「ク……ク、ウ……」
伊織「……なに? 感動して言葉も出ないってやつかしら?」
亜美「さ、さぁ……?」
オーク「クギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウっ!!」
伊織「うるさっ……!?」
亜美「吠えたっ!?」
オーク「ゥウウウウアアアアっ……クギュウウウウウウウウウウウ!!!」
伊織「ちょ、ちょっと!?」
亜美「あのさ、いおりん?」
オーク「クギュウウウウウウウウウウウアアアアっ!!!」
伊織「なによ!?」
亜美「早く止めないと、誰かに見られたら、絶対に勘違いされると思うんだよね?」
- 13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 16:06:07.06 ID:J4qY8Tvmo
伊織「……それ、早く言いなさいよっ!?」
オーク「クギュウウウウウウウウウウウ!!!」
伊織「 う る さ ~ い っ ! 」
オーク「ウアアア……ア……?」
伊織「誰か来たらどうすんのよ!? 通報されたらアンタ射殺モンよ!?」
亜美「あ、アウトっぽいよ、いおりん?」
伊織「えっ?」
??「亜美っ!? 伊織!? こんな所で何してんのよ……?」
伊織「律子っ!? 来ちゃダメっ……」
律子「きゃあぁああああっ!? ばっ、化け物っ!!?」
オーク「オ……ア……」
- 14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 16:06:53.53 ID:J4qY8Tvmo
あずさ「あらあら~どうしたんですか律子さ……」フッ
律子「あずささんっ!?」ガシッ
亜美「あちゃ~、あずさお姉ちゃんには、この律っちゃんグリーンのボデーはワイルド過ぎたかな?」
伊織「いや、むしろ肌でデンジャラスな香りを察知したんじゃないの?」
亜美「というか、あずさお姉ちゃん、出入り口ひとつしかないのに、外から入って来なかった? ワープしたのかな?」
伊織「ワープってなによ」
亜美「あら(あら)まあ(まあ)ドア~、とか」
律子「あんた達、何を呑気に話してるのよ!? 早くソイツから離れて、こっちに……っ!」
オーク「ア、ウ……?」
伊織「あっ、そうじゃなくて……」
律子「ああ、もうっ! 私の可愛いアイドルには指一本触れさせないんだからぁああああっ!!」ダッ
伊織「律子っ!?」
- 15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 16:07:38.56 ID:J4qY8Tvmo
律子「こんのぉおおおお……っ!」ドンッ
亜美「りっちゃんの すてみタックル▽」
オーク「オ……?」グラッ
亜美「こうかは ばつぐんだ!▽ りっちゃんに 大ダメージ……▽」
伊織「りっ、律子っ!? 大丈夫っ!?」
律子「うぅ……」グルグル
亜美「りっちゃんは めのまえが まっくらになった……▽」
伊織「言ってる場合じゃないでしょ!?」
律子「……きゅぅ」バタン
伊織「律子ぉおおおおっ!?」ガシッ
亜美「あずさお姉ちゃんに続いて律っちゃんまで気を失っちゃったYo」
伊織「どうすればいいのよ、この状況……」
- 16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 16:08:21.34 ID:J4qY8Tvmo
亜美「誰か人が来る前に、どっか別の場所に行かないと、だよね」
伊織「別の場所って言われても……。だいたい律子とあずさはどうすんのよ……」
亜美「んー。おっくんに運んで貰えば?」
伊織「おっくんって誰よ……」
亜美「オークの、おっくんに決まってんじゃん」
オーク「……オ?」
伊織「……それしかなさそうね。アンタ、二人を抱えられる?」
オーク「……ウア?」
亜美「伝わってないっぽいね」
伊織「ああ、難しい言葉は理解出来ないのかしら……?」
亜美「かもね?」
- 17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/14(月) 16:09:14.20
コメント一覧
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- 2014年04月14日 17:55
- 非常につまんね
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- 2014年04月14日 18:04
- 小鳥「くっ、殺せ!」
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- 2014年04月14日 18:12
- は?オークにぶち犯されてアヘる伊織じゃないとか詐欺過ぎんだろ(迫真)
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- 2014年04月14日 18:24
- 濡れた下着は俺がクリーニングしておくから
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- 2014年04月14日 18:38
- 結局おっくんどうなった
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- 2014年04月14日 18:44
- 伊織と見せかけてあずささん…
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- 2014年04月14日 18:45
- あずささん…… アンタ何者なんだ……
もしかしてみうらさ……ゲフンゲフン
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- 2014年04月14日 18:46
- ※5
多分テレポートでどっかに逃げたか、麻酔銃で殺したフリをしたか
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- 2014年04月14日 19:05
- なんぞこれ…つまらん…
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- 2014年04月14日 19:11
- オーク「イ、イオ……」ドタドタドタ
爆発呪文だな
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- 2014年04月14日 19:14
- 途中までは面白かったのにな〜。
よくここまでダメな締め方が出来るもんだ…
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- 2014年04月14日 19:24
- オークより醜い読者様が何か言ってマース
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- 2014年04月14日 19:50
- ※12
お前の目には俺たちがオーク以下に見えてたのか…
けっこう末期みたいだからとりあえず眼科行っとけよ
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- 2014年04月14日 20:00
- 女騎士「おい、こんな所で油売ってないで戻って来い!」
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- 2014年04月14日 20:03
- てっきりPが何かでオークに見える的な展開かと思ったけど、違った。
その、つまらなかった。
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- 2014年04月14日 20:13
- デコハゲに浮気するなんて天空橋朋花様の下僕の風上にも置けないな
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- 2014年04月14日 20:22
- オークさんは人間に興味ないって言ってるだろ!!!
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- 2014年04月14日 20:22
- これとのクロスは求めてねえんだよなあ…
昨日のラブライブとかちょっと前あった中二病とのクロスとかでいいんだよ…
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- 2014年04月14日 20:40
- しねなの
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- 2014年04月14日 21:08
- オチが弱いな、あとオークじゃなくてよくね
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- 2014年04月14日 21:12
- てっきり女騎士が出てくると思ったのに…
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- 2014年04月14日 22:35
- 小鳥「もうオークでいいか・・・」
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- 2014年04月14日 22:36
- いおりんがボコォ!ってなるのかと思ったのに
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- 2014年04月14日 23:17
- あずささんはA級ジャンパーじゃったか