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大炎上 | 「人造人間キカイダー」が放送していた時代について
 

「人造人間キカイダー」が放送していた時代について

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もう過ぎてしまいましたが4月12日は何の日かご存知でしょうか? ハワイで「キカイダーの日(ジェネレーション・キカイダー・デイ)」と制定されてる日なんです。昔、ハワイで放送した際に高視聴率を叩き出し、続編である「キカイダー01」もヒット。影響を受けた人が多いことからそのような日が制定されたというわけ。

人造人間キカイダー。第二次特撮ブーム真っ只中だった1972年──昭和47年の7月8日に放送が始まりました。土曜日の夜8時からの放送という、ちょっと遅い時間に放送してたのですよ。漫画や特撮は今でも見ることができても、当時の思い出は当時を知る人しか語れません。来月に新作映画『キカイダー REBOOT』が公開されることを記念して当時の思い出を語ってみたいと思います。
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これが放送開始日の番組欄。7時は「怪傑ライオン丸」、7時半は「仮面ライダー」、8時から「キカイダー」と、特撮番組が数珠つなぎなのがおわかりいただけるでしょう。なぜ8時からの放送だったのか? それは「8時だヨ!全員集合」に対抗するため。高視聴率の「全員集合」には他局はどこも苦戦しており、決定的な打開策がありませんでした。ならばとNET(現 テレビ朝日)は当時ブームだった特撮(とデビルマン)を持ってきたと。「全員集合」は子供の視聴率が高かったので視聴者年齢層としては大差なく、キカイダーとデビルマンはそれなりに健闘したと思います。

「全員集合」は一番人気の劇が8時25分ごろまであったので、私はキカイダーとチャンネルを代わる代わる観てましたね。その後はゲストの歌が3曲ぐらい続くのでこの間に風呂に行き、後はデビルマンを観てました。7時半からの「お笑い頭の体操」は「巨泉のクイズダービー」の前身。このレギュラーに「月の家円鏡」という落語家が居まして、この時代に大活躍した人でした。

第二次特撮ブームだったこの時代になって、原作者サイドと特撮&アニメの製作サイドはちょっと違う立場になっていきます。それは漫画家が特撮&アニメの原作を直接考えるようになったこと。それまでは既に描かれていた漫画を特撮&アニメにするのが普通だったのに対して、製作側が漫画家に原案を直接依頼するようになったのです。そうして作られたのが「仮面ライダー」であり「キカイダー」など、特撮ブームを作った石森作品の多くがこれにあたります。また永井豪も同じくして「デビルマン」「マジンガーZ」などを東映動画からの依頼で原案を考えました。
そういった意味で「キカイダー」は黎明期に作られた作品であり、原作者の意図を損ねることなく組み込んだ"悩めるヒーロー"だったと思います。

『キカイダー REBOOT』はもちろん観るつもり。ひょっとして鎧武に宣伝を兼ねたコラボ回があったりしてね。というかあることを期待します。
FC2 Management
コメント
この記事へのコメント
キカイダー...とくればなんといっても
ハカイダーの登場が一番に来るような気もします。
正直「ハカイダー」「サブロー」「プロフェッサーギル
(の狂気迫る演技^^;)」は原作を遥かに凌駕してい
た気がします。原作に無い服部半平の小気味の良い演技
もあり、後半に入ってからは目が離せませんでした
(チャンネルを頻繁に切り替えるので親からは随分怒ら
れましたけど)。ジローがギルの笛の音と光明寺の言葉
の板挟みでオーバーヒートしてしまうヱピソードなんか
はビデオが出てからはテープがデッキにからまって駄目
になるくらい見直していました。
2014/04/14(月) 06:55 | URL | K&K #-[ 編集]
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